著者:五百田達成
今回は小説ではなく実用書の読書メモ。
"どうだった?"
まぁ新しい気づきはあり、面白かった。
TIPSの集合体で、以前読んだ"LISTEN"に近い構成。
ただ、絵として覚えておけば取り出しやすい"7つのルール"というものがあり、
ツールとして使いやすくできるようにという著者からの配慮もある。
厄介なのは、この本で示されている良い例や悪い例が出るたびに、
"あ、この項目はあの人がすごくよくできているな"とか
"この項目はアイツがいつもダメだよな"
とか一人で感心したりイライラしたりしてしまって実用書のくせに心が揺れる。
感情を交えずに虚心での読書がしにくかったという感想を付けておきます。
お勧めする読者:
"エンゲージメントの強化には飲みニュケーション"という幻想の中にいる人
1.新しい気付きといえた部分
#12: 「陽キャ」になろうとせず、単に社交のコツを実践する
こう割り切っていってくれる人がいると安心する。
#16: 「何か特別なことしているんですか?」と聞く
拘りという日本語を"習慣"に置き換えて聞く。なるほど。
2.自分がやっていた雑談と反対だなぁ…と感じた部分
#13:悩みの相談 「そうだね…」と共感する
まぁアドバイスをするなというやつですね。
ただ、これは個人的にすごい苦痛で、今後もできる自信がない。
親切心で共感したつもりがただただ一方的に甘えられて時間を費やしたり逆恨みされたりした経験が頭をよぎる。なので、もうすっかり懲りてしまっていると言いたい。
一方で、大学の友人でこの共感ということを非常によくできている人のことを思い出し、今でも尊敬するなと思った。
相手を選びつつ共感をしてあげられたらいいんだよな、多分。関わってはいけない人の話は聞かない、でいいんだよな、多分。
#34: ランチ・お茶で仲良くなる
うちの会社の多くの人と自分が出来ていなくて、家族が出来ている部分の好例。こないだも飲みニュケーションの話したし…
3.読んでいて感情的になった部分(地雷に触れている部分)
#07:「意見」を述べあわず、「好み」を言い合う
何か雑談中に「意見」を述べないと気が済まない人いるよね。
他の人の話の腰を折ってでも。
俺は意見は聞いてないんだけど?
と言いたくなる人を3人ほど思い出して一人で機嫌を損ねていた。
一組織に一人は必ずいるので思い出すのに困らない。
#36: 噂話
芸能人・有名人の噂話ってのがものすごくどうでも良く意味のない話題と考えていて、むしろ蛇蝎の如く嫌っているので、
"知人の噂話が絶対ダメ"に対する対案とはいえ、どちらかといえば推奨されていてキツかった。嫌だぁ…
4.引っ掛かり
#28:得意な視点を持つ 自分の話
"独特の視点"とか、"変わった視点"ということを結構人から言われてきた過去がある。自分は自分を普通だと思っているので何が独特な視点か、分からない。しかし、分からないなりに他の人には"視点"があるように見えていることは分かった。それは、何だろう。この歳になってもいまだにわからないよ。
ただ、"すべての話題を串刺しにする視点を持つ"視点として、今の視点を使いたいんだ。でも、それが何なのか自分で言語化できていない。
誰かに教えてもらいたいくらい。
まだまだピックアップしたい内容はあるが、
時間が限られているのでこれくらいにしときます。
やはり、日常生活で習慣をつけていくのは難しいタイプの本だ…
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