今朝から奥さんと実家に帰宅してきました。
先日から実家の窓を全面サッシにやりかえをしてて初めて見る自宅です。
57年前に父と母が建てた家・・・僕がお腹の中に居る時で母は土壁のための
材料を一生懸命に踏みながら混ぜてた?らしいです。
それからも両親で改修しながら僕が中学生の頃かなぁ別棟を作ってくれて
初めて自分の部屋が出きた時の嬉しさは覚えてます。
浅田美代子さんや百恵ちゃんのポスターを貼ってましたね。
僕が社会人になった頃には台所やお風呂場と将来の隠居部屋としてまたひとつ
追加して・・・
あらら、話がそれちゃいましたが・・・
母屋は昔ながらの家なので木で出来た開け閉めできなくなった雨戸
母はずっとそれをサッシにしたいと思ってたらしく。5月退院してからも
そのことをひたすらに言う・・・
で、今回それが叶って嬉しそうでした。
それで次は古くなった畳を・・・父が健在の時は毎年夏近くになると畳上げして
板張りの涼しい茶の間と御前と仏壇の間となってたんですが・・・
20年ぶりということになりますね。
その作業を8月の最初の日曜日行う予定です。
家族みんな総動員ですね。じゃないと僕そんな重労働したら死んでしまいます
兄にも面会してきました。
看護士の方からそわそわしてて落ち着かない様子があり、時間によっては面会はとても
難しいと説明を受けて・・・
面会室で2人きりでテーブルを囲んて座る。兄はテーブルを指で一生懸命拭いてる。
何かあるの?と聞くと・・・何もないと返事。
持参したアイスコーヒーとどら焼きを兄の前に置いて食べようと声かけする。
僕も同じものを食べながら様子みたり話しかけてみる。
どら焼きをめくって半分食べた。(僕はその時にはもう食べ終わってました)
まだ半分あるよ・・・と言うと手にして皮の部分を半分に折りながら半分に手で割った。
そして僕に差し出した。
貰った。食べた。兄も食べた。何もない普通な感じがした。
突然兄が「もう、こんな仕事は嫌だ」と言った。
仕事に来てると思い込んでることはわかってたが嫌だと言うのは初めてのこと。
「元気になるまではここで頑張らないと仕方ないよね」と無意識に答えたが・・・
もう、家に戻れることはないのかもしれない。
でも、もう一度少しの時間でも、家に戻してあげたいと思ってしまいました。
それぞれが新しい道を歩き始めてる。
奥さんが途中に言った言葉・・・福岡転勤になったら実家から通わなきゃね。
とても嬉しかった。
そうしたいと初めて思った。