Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで14年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

お見舞い申し上げます

2011年03月12日 | Weblog
写真は、ニュースのサイトからのダウンロードです。

ほんとうにひどい被害となっているようです。
昨日、午後イチの電話で助言を頂いて、法務局へ出かけようと、身支度して、財布・携帯・鍵などを手提げにまとめて、あとコートを着て・・・と思っていたところでした。地震。

周期の長い揺ればかりなのに、揺れが大きく時間が長いので、どこか離れた場所で大地震ではと思いながら、ドアを開放して外に出ていました。
揺れがおさまったらテレビをつけて、大きかった割に被害は小さそう、昼食時をはずれて火事が少ないのが助かった、この揺れでも都心は(交通の麻痺はともかく)心配したより損傷は少なそう、意外としっかりしたもの・・・などと思っていたところへ、津波。
以後、テレビに釘付けです。

私は中学時代から、地球とか地層とか地震とか噴火とか地学系のことに興味があって、ずいぶん本を読んでいたし、進学した高校が附属する大学にはそういう学部がなかったので、他の大学の講義を聴きにもぐりこんだこともあったり。
それで、不謹慎かもしれないけど、こんなに津波の映像が撮れたのは世界的にも初めてなのではないでしょうか。昼間で明るかったし、報道のヘリコプターが飛んでいて、リアルタイムで報道されて・・・。
スマトラ島沖地震で世界的に初めて一般に認知された「津波」というものの恐ろしさが、改めて認識されるといいと思います。

津波は、古代から世界的に何度も起きているのに、全て押し流して人も物も残らないので、正しい記録が伝わらず、神話や伝説として、世界のあちこちに残っているばかりです。壮大な災害なので、海が割れるとか、一晩で島が沈むとか、海の魔物がひと呑みとか、不思議な伝説になってて、物語としてはとても面白いのだけど、現実に起こりうる危険なのだという現実味・説得力がありません(汗)。
だけど、テレビを見ていて、そういった伝説そのものだと思いました。
集落全体が壊滅、ひと呑み・・・そんな言葉がこんなに適切なのだとは・・・。
何重波にもなって次々押し寄せてくること。「波」ではなく、海面が盛り上がり「海の壁」ができるのだということ。狭い湾の奥でいっそう高さが増すこと、川を溯ること。走って逃げるより早く追いかけてくること。
昔からの「おばあさんの口承」は、すべて本当なのだと・・・。
あまりに大きな自然の力に、まったく術がないと思わざるをえません。圧倒的な水の力。木造家屋があっというまに廃材の群れになって、次の家を押し流していました。

恐ろしい。

とにかく、少しでも早く救助が進むようにと祈ってます。

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2 コメント

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名取地区 (赤坂 うさぎ)
2011-03-13 08:21:38
うさぎが現在外装の技術支援をしているのが仙台空港の隣の宮城PFIの現場。未だ連絡が取れず誠に不安です。現場所長のI氏は元東北支店の工事管理Gr長で建○本にも2年くらい来ていたので本当に心配です。金曜日からK社対策本部が建○本に出来ましたので阪神大震災の時と同様暫く対策で大忙しになるでしょう。
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訓練の成果 (ぴんくこあら)
2011-03-13 21:02:54
秋保温泉に行かれていた奥様は無事に戻られてからでしたか?
ふだんの訓練が生きるときですね。みなさんのご無事、早い復興をお祈りします。
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