飯田橋のあと、「長谷川等伯と狩野派」展に行ってきました。
全て収蔵品だけでの展示とか。
--------さすがの出光コレクションです。
屏風が多く、堪能いたしました。
屏風は、MMに立てられた前を歩きながら、ナナメ~正面~ナナメへと楽しむものだと思っています。
屏風の折り目で前へ出たり後ろへ引っ込んだりすることで生まれる立体感、ナナメから見たときに半分は隠れて見えなくなることでの風景の変化もだいじな楽しみです。
等伯の「竹鶴図屏風」は、右から左へと移動していくと、鶴は1羽づつしか見えません。
雄の1羽しか見えないとき、雄はくちばしを開いて鳴いていますが、右双に移ると、抱卵しているかのような雌を探して呼びかけていたのだということがわかります。
逆に右から左へ移動すると、雄は尾羽だけが見えますが、竹の葉と見紛い、左へ移動するとそれが雄の尾羽だとわかります。
長谷川派「波濤図屏風」は、山折りの部分が前面に出ている部分、谷折りの部分は奥行きを強調する部分が描かれています。少しナナメから見るとその立体感が生きてとても面白く楽しめます。
「宇治水車図屏風」は正面から見るとゆるやかな弧を描いた巨大な橋ですが、前を歩くと自分がその橋を渡っているように楽しめる屏風です。
またナナメから見ると階段状にも見えて、ずいぶん雰囲気が違います。
あぁ~いいなぁ、私もいい屏風を1つ欲しいなぁ、などと思いましたが、屏風は大きいので、現代の小さい家の座敷に飾る場所もなければ、それを楽しめる距離をあけて眺められる広さもありません。
収納も困りますね
帰り、丸の内の銀杏並木がまっ黄色でした。
横断歩道をわたる途中で立ち止まって、パシャリ。
師走も半ばなんですけどね。美しい秋の眺めでした。
全て収蔵品だけでの展示とか。
--------さすがの出光コレクションです。
屏風が多く、堪能いたしました。
屏風は、MMに立てられた前を歩きながら、ナナメ~正面~ナナメへと楽しむものだと思っています。
屏風の折り目で前へ出たり後ろへ引っ込んだりすることで生まれる立体感、ナナメから見たときに半分は隠れて見えなくなることでの風景の変化もだいじな楽しみです。
等伯の「竹鶴図屏風」は、右から左へと移動していくと、鶴は1羽づつしか見えません。
雄の1羽しか見えないとき、雄はくちばしを開いて鳴いていますが、右双に移ると、抱卵しているかのような雌を探して呼びかけていたのだということがわかります。
逆に右から左へ移動すると、雄は尾羽だけが見えますが、竹の葉と見紛い、左へ移動するとそれが雄の尾羽だとわかります。
長谷川派「波濤図屏風」は、山折りの部分が前面に出ている部分、谷折りの部分は奥行きを強調する部分が描かれています。少しナナメから見るとその立体感が生きてとても面白く楽しめます。
「宇治水車図屏風」は正面から見るとゆるやかな弧を描いた巨大な橋ですが、前を歩くと自分がその橋を渡っているように楽しめる屏風です。
またナナメから見ると階段状にも見えて、ずいぶん雰囲気が違います。
あぁ~いいなぁ、私もいい屏風を1つ欲しいなぁ、などと思いましたが、屏風は大きいので、現代の小さい家の座敷に飾る場所もなければ、それを楽しめる距離をあけて眺められる広さもありません。
収納も困りますね
帰り、丸の内の銀杏並木がまっ黄色でした。
横断歩道をわたる途中で立ち止まって、パシャリ。
師走も半ばなんですけどね。美しい秋の眺めでした。