春休み中のお稽古に、「一緒に行く?」と訊いたら、ちょっと考えて
「うん、行く。…きもの着ていく」。
んーっ!?!?
「うん、よし、じゃあ着物で行こっか」
「こうちゃんね、ここ(袂)が長いきもの好き。。。」
「えーっ、七五三のやつ?(やっとクリーニングから帰ってきたところなのに。。。)
いや、あれ、綿が入っていて暑いし、去年のお正月に着たの
さいごにもう一度着ようよ」
「ここの長いのが好きなの。。。」
「・・・」
諸々、検討と交渉の末、七五三とちょっと変えて、もうひとつ白い重ね着の下着になる着物があったのを着て、往復の外を歩くときだけ七五三の羽織を着せることにしました。
裏地とお揃いの半襟が付いた半襦袢に、白の長着、七五三の袴です。
こりゃー、菜の花。春の配色です。昔ながらの和の色合わせってきれいですよねぇ。
振袖羽織袴の子どもを連れて出かけるのに、保護者がガウチョパンツというわけにもいかず。。。子どもを着付けたあと、バスの時間をにらみつつ慌てて自分も。先日公開討論会に着てまだ下げたままの着物に、柄の位置で手間取らないよう縞の博多を締めました。古い帯で、正解。あとでお太鼓の中に子どもが頭を突っ込んでふざける。。。
お稽古場には、「こんにちはー」と、勝手知ったる体で上がり、一人前な顔をして客畳に並び、お菓子とお茶をいただく。。。
お菓子は、京都へ行ってこられた方のお土産で、亀屋良永さんの上生菓子
菓子名がわかりませんでしたが、勝手に「春の野」「大島ざくら」「枝垂れ桜」と命名。私は大島ざくらを、子どもは枝垂れ桜を選びました。おいしかったった。。。
私はお点前を、台目で茶碗披きと、同じく台目で方盆に長緒の茶入で盆点てをお稽古いたしました。
台目の茶碗披き。先週だったか、先生から「ここしばらくやっていないお点前」と言われていたお点前ですが、えーと、まぁまぁ?
それよりも、解いた長緒の始末にあくせくしました。
お茶好きな子ども。「いただく?」と尋ねると「うん」と、お薄を3服ごくごくといただきました。誤解のないよう、ふだん、コーヒーも紅茶は言うまでもなく、煎茶も、カフェインは摂らせておりません。お薄だけ。だからカフェイン中毒ということはないだろう。でも、お抹茶「好き」、だそうです。
みなさんにやさしくしていただき、好きなおすしを買っていったのをしっかり食べ、写真を撮っていただき、文句も言わず長い時間を(おおむね)おとなしく過ごしました。
帰り際には、長緒の結様を先生がご指導されるのを、一緒に学ぶ。。。
えっ、おーい、なにイッチョマエに参加してるの
いやはや、でアリマス。
でも、長い時間で疲れたけど、好きな着物でおでかけで楽しかったそうでした。
着付けも、着物の子どもを連れておでかけも、なにかと大変ですが、子どもが着物好きお茶好きなのは、嬉しい。惜しまず着せてあげよう、もともと古い着物なんだし、あるんだし、数年でサイズアウトしてしまうのだし、と、思うので、は、ありました。
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