Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで13年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

天守物語

2012年02月16日 | Weblog
お茶の特集を組んでいた雑誌を買って、夜ぱらぱらと見ていたら、玉三郎の泉鏡花三部作のシネマ歌舞伎を上映中との紹介記事がありました。
そういえばすこし前にテレビでも、シネマ歌舞伎のためだけにあらためて追加撮影をする場面もあるという玉三郎のこだわりぶりを紹介していました。

調べてみると、最初の上映作品である「天守物語」の上映はあと3日! という状況でした。
玉三郎の「天守物語」、一度舞台では見ていますが、シネマ歌舞伎は、どの作に限らず、いちども見たことがありません。あわてて上映館と開始時間を調べ、お稽古の前に観れる!と判断して飛び出しました。

なんと、上映開始5分前に映画館に入ったという駆け込みぶりです。


はじめに玉三郎のインタビューが少しあり・・・
話の内容は、鏡花作品の解釈に関することなのですが、ものすごくよくて、けっこう「そう!そうなのよね!同感!!」と思いつつ、いやぁ、リアルな玉三郎さんを見てしまうと、もちろん優男で十分お美しいのですが、富姫姿のほうが・・・あとでこの姿が思い浮かんで被っちゃったりしたらちょっとな~ なんて失礼なことを思っていたわけですが、いや、全く不要な考えでした。

富姫、美しい~~~

朱の盤坊も舌長婆も、みなよし。ぼろろんぼろろん


やはり、舞台と違って表情をアップで見れるシネマ歌舞伎、良し。
鏡花も、やはり、良し。久しぶりに読みたくなりました。
「天守物語」も、天守から秋草を釣るオープニング、大好きです。
千歳百歳(ちとせももとせ)に唯一度、たつた一度の恋だのに。 そうよねぇ。うるうる。




もう、すっかり、往ったきりになってしまいました。。。 アナザーワールド

次も、観なくちゃ。

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4 コメント

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玉三郎 (赤坂うさぎ)
2012-02-16 23:56:48
坂東玉三郎はもういくつになりましたかねぇ。相当いい年でしょうが相変わらず美女なんですね。やはり物腰がすばらしいんでしょうね。
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円熟 (ぴんくこあら)
2012-02-18 19:44:44
若い役者に鏡花の妖にして聖なる女性を演じるのは難しいのではないでしょうか。衣装も装飾も格段に華やかな亀姫に比べ、動きも静かなのに、圧倒的な存在感でした。年齢と共に重ねた円熟というものでしょうね。
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本屋でちらしを見ました (家族で眼鏡)
2012-02-20 09:35:25
もろぴんくこあらさんの趣味、ど真ん中だと思ってみていました。
なるほど~面白かったのですね!!!
余裕があったら、次回以降、見に行きたいかもって思いました!
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趣味 (ぴんくこあら)
2012-02-21 17:02:26
家族で眼鏡さん
私も家族で眼鏡さんも興味あるかなぁ~、と思っていました。
朱の盤坊「ぼろろんぼろろん」や、舌長婆「おいしやのぅ~~~」は、家族で眼鏡さんの好みに合うと思いますわ

拍子木が入って、花道やせり出しからの登場では舞台を観る観客席の視点に下がるかと思うと、ここぞという場面では役者の顔が大映しになるし音楽が大音量になったり、舞台と映画のいいとこどりというのも頷ける面白い趣向でした。
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