Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで14年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

東美特別展へ行ってきました

2024年10月15日 | art
東京美術倶楽部の特別展に行ってきました。
久しぶり…と、いつも思うのは、特別展じたいが3年に1回だからでしょうか。今回、あいだのアートフェアや正札市に行ってないですしね。

息子を、だんなさんと代わる代わる抱っこしながら回ったのは、アートフェアだったか…。幼児連れで気を使いながら観たのが懐かしい…いまの年齢でも珍しいは珍しいでしょうけれども、それほど危なっかしい心配をしなくても連れて回れるようになりました。

光悦茶碗が2つに、光悦の和歌巻もあったのは驚き。雲母摺の下絵は角度によって光って見える…と、息子が視線の角度を変えて試して「!」となっていたのが印象的でした。光悦の書簡の軸、宗達下絵に烏丸光広の書。。。
ブームもあるのでしょうか。ことしは、半泥子さんの茶碗はありましたが、耳庵さんや三渓さんは気づかなかった…鈍翁さんはありましたね。
数百万とか、これぞというものは〇千万のお値段なのには慣れてきました
それでも写真でなく実物で、手に取って拝見できるのは勉強になります。イメージよりずいぶん大きなお茶碗、見た目ほど重くないお茶碗、茶入の中、水指の中…。たいへんけっこうな壺ですが、これは水指にしたいが…と中を覗き込んだらキャンディーが入っていて…
「今日の初めてです、お気づきになったお客様…」
茶杓の繊細さ、寄木の風炉先や水指棚、諸々堪能させていただきました。

省亭さんの端午の節句ニ幅対、鍾馗様の蹴鞠は鬼さんで…。鍾馗さんに遭った鬼さんは踏んだり蹴ったり、いやほんとに蹴り上げちゃうとは。。。うちのだんなさん所蔵の、隠れている鬼さんがいちばんかわいいです。

旗を立てる盤に、騎馬武者。てっきり双六かと思い、ゲーム(ニンテンドー)好きの息子を呼んで、サイコロがないわねぇと言いながら見せていたら、香合わせの盤とご紹介いただきました。すごい。なんて優雅でぜいたくなスローライフなんでしょう


息子には、マップとえんぴつを持たせて、気に入ったものがあったお店に印をつけるといいよと言ったら、何やら印したようでしたが、何が気に入ったのでしょう。
「ヒマー。疲れたー。」とのことでした★

たっぷり、目の保養をしてまいりました。

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