Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで13年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

始発電車を待ちながら

2013年02月21日 | art
昨日は、お稽古の前に、東京ステーションギャラリー「始発電車を待ちながら」へ。
チケットをいただいていて観に行きたかったのですが、暮れは手術・入院の予定が決まっていて開期の短いものでどうしても観たいものを優先してしまったし、手術後はしばらく無理を控えてしまったし、すぐ年末年始になってしまったし、仕事も忙しかったり、とにかく、口実がたくさん(笑)。

でも観たいと思って開期をしっかりチェックしていたので、駆け込みになりましたが、逃すことなく観ることができました。


「現代アートはどうも分からなくてなぁ」と思っていたのですが、けっこう楽しんでしまいました。

展示室に入るといきなり部屋中がパラモデル。
工事車両が走っていたり、象がいたり牛がいたり豚がいたり狼がいたり。あっちこっち覗き込んでしまいました。
面白かったのは暗室での「10 番目の感傷(点・線面 点)」。
ザルのトンネルに入って部屋中がザルの中を通る面白さ、ボビン、シャフト、ジョウロ、三角定規。
「千と千尋」の夜景の電車を思い出したり、秋田のローカル線の景色を思い出したり。3周か4周くらい、居座って楽しんでしまいました。お客さんが少ない時間帯でヨカッタ。

自分のSuicaの履歴が映像になるのもやってみました。
こういう、体験型のアートって、楽しいですね。
ご存知の通り私はさいたまから町田から御茶ノ水から多摩川から東陽町から、けっこう行動範囲が広いので、光が上へ走り戻っては左へ走りまた上へ行って右へ行って。「おーい、画面をはみ出してるぞー」と苦笑。

細密画の上を映像が流れる作品も、ノスタルジックで懐かしい気持ちになりました。
それに、すぐ直前のエリアで、私自身がレンガの壁を眺め上げては立ち止まり、また上を眺めて・・・とやっていた、同じ行動をする人たちが・・・。
笑ってしまいました。


2階の階段や、休憩室・通路で見られる壁は、元の東京駅のレンガ壁とのこと。
黒く焼け焦げた木が見えるのは、戦災の痕だそうです。

すごいよなぁ。きれいに復元された東京駅もいいけれど、こういう東京駅もいい。
これはこれで興味深く観てまいりました。



以前ドーム下から見上げたときに、回廊を歩いている方々がいるのが気になった場所。なぁんだ、ここから行けるのでしたか。
こんどは見下ろしてちょっと優越感とともに(笑)。
 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いい体験 (赤坂うさぎ)
2013-02-21 06:27:50
それはいい体験でしたね。こうした歴史を残すこと、重要ですね。
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残す (ぴんくこあら)
2013-02-22 13:25:59
残し、見せること。なかなかできないですね。
残しても、継いでいくことが難しい時代です。
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