Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで14年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

女性版クールビズ!?

2013年05月28日 | fashion
病院へ。
早めに出て駅の書店に寄り道したら、『ビジネスファッションルール 武器としての服装術』という本が出ていました。
つい先週、女性の職場の服装について雑談をしたところでした。
ファストファッションがどんどん出てきて手軽でおしゃれで。
とはいえ、職場の服装としてはどこまで、どうよ!? という話です。

私の在勤中は、特に後半、服装はけっこう意図的に着ていたので、この本の内容にはほぼ同意です。古典的な男性社会の業界/会社でしたしね。

職場でのカジュアルファッション、危険。トレンディでおしゃれな服も不用。反対に黒のパンツスーツも、いまいち。
硬い会議には紺のテーラードのスカートスーツ、髪もまとめて、光り過ぎないアクセサリーで、座ったら周囲の男性に溶け込むように。
それほどでもない打合せにはグレーかベージュのスーツかジャケット。ただ毎日欠かさず・・・というのは難しいので、つまりこのジャケットを1枚余分に買って、スカーフとともに会社に常備していました。
ただし勝負会議のようなときは、気合を入れる意味で赤や濃いピンクのインナーを着ます。これは今でもそう。強気で出たい値段交渉には、赤のインナーです。
パンツは、現場に出かける日を除き穿いたことはありませんでした。現場ではスカートのほうが危なくかえって失礼。現場に出かけることもある仕事を始めたときにはパンツに紐の革スニーカーをわざわざ買ったのでした。

結局、男性にナメられず、一緒に対等に仕事をする相手として認められる服装であること。なおかつ、男勝りにやるのだと見るからに力んで肩をいからせた服装にはなっていないこと。
あまりトレンドで前衛的ではなくクラシックで安心して話せる人物であるように見える服装であること。あまりに気軽でカジュアルではなく信頼して任せても仕事に真摯に取り組む姿勢が、見た目からうかがえること。

バカみたいなものですが、そういう服装をしていることが、仕事への<入り口>なのが世の中の実態だということです。

上記の本は、そういう服装をすることから、仕事への入り口が開け、新しい仕事への登用・昇進・昇給につながるのであって、ではそういう服装とは具体的にどのようなものかを整理したものです。

本にも書かれていますが、男性は、よほど極端なことでもない限り女性の服装に関して指摘しません。セクハラだとか言われそうだし、口うるさいと思われそうだし、何を言われるか分かりませんから、触らぬ神に祟りなしです。
しかし男性にはいまだに「営業は白シャツ、紺スーツ」とか言うわけで、それほどに服装が仕事に「関係がある」と思っているのに、女性は無関係であるはずはありません。


ネットのニュースで・・・ 環境省から、女性版クールビズの提案が出たとか・・・。
スーツ店の提案するクールビズは男性の背広と同様に材質などのようですが、女性ファッション誌の掲載するクールビズは、かわいいブラウスやファッショナブルなスカート。

自分自身で意図的な基準をもって、慎重な判断をすることが求められそうですね。

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