Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで13年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

「棟方志功 幻の肉筆画」展

2012年02月19日 | art
先日バレンタインフェアにいったときに開催を知った、日本橋三越の「棟方志功 幻の肉筆画」展に行ってきました。

棟方志功といえば、あの、版画。
濃いよねぇ~。個人的には、積極的に好みとは思っていなかった雰囲気で、「幻の肉筆画」といわれても、へぇ~、肉筆もあるんだ!? という感じで。
観そこねたらそれはそれでもよいと思っていたのですが、縁があったか最終日に観にいくことに。


すごく良かったです、これが。
棟方志功、いいじゃない。肉筆画。
天女の表情がとても柔らかく、優しい。緑と黒の二色で一面に樹林を描いた襖絵あり、中央に大きく空白をとった石の花の庭の襖絵あり。
版画を思い描いて、あの勢いで室内装飾を描かれては濃いだろう~と思っていたら、とんでもない、永徳の松とはもちろん全く違うけれども、同じような、力ある、力を与えられるような居間になっていました。

肉筆画もいいのですが、書がとてもいい。書こそ、版画と筆致が違ってくるところで、特に襖などに大書した字の筆の勢いのよいこと。
ビラに小さく印刷されたのでは分からない迫力が、大きな襖にはありました。
いい字です。


いいなぁ。。。
いきなり、志功ファンになって帰って来ました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 酒粕チーズ焼 | トップ | モンブラン »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿