少し前のことである。
9月のある日、前日に雨が降り池のふちは水たまりが出来ていた。
そこで一心にしゃがみこんで何かしている人がいた。
「昆虫ですか?」と聞いてみると、そうだと言う。
話しを聞くと、「カマバエ」を研究している学生さんだという。
いつもは飛び越えてしまう水たまりで、ここに何かいるとは思っていなかった。
とても何かいるようには見えなかったが、そのうち目が慣れてくると、小さな虫がいくつも飛んだり走り回っている。
しかし、3mmくらいで動くのが早いので、撮影するのは結構難しい。
ピンボケ量産だったが、少し慣れてきた。
前肢が太く確かに鎌がある。
横から見るともう少しわかりやすい。
ほとんど走り回り、少しだけ静止する。
とまった時でもじっとしていないで、ダンスのように手足をこすったり振ったりしている。
そして、顔はカマキリのように逆三角形。
ここには似た鎌の無いハエや、もっと小さな虫も動き回っている。
その小さな虫を捕まえるために走り回っているみたいだ。
鎌でつかまえた虫をくわえている。
なかなか思うような写真が撮れなかったので、雨の後何度か通ってしまった。
動画にすれば面白いだろうと挑戦したが、これはもっと難しい。
ピント外れるし、ぶれるし。
ブレブレですが、ユーチューブに載せました。 → クリック
珍しい昆虫ではないようですが、探そうと思うとなかなか出会えない。
仲間が何種かいるようですが、ミナミカマバエかと思いますが、はっきりしないので、カマバエとしました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます