今日は雲が多く寒い日だったが、時々雲の切れ目から陽が差すと明るい秋の陽ざしになった。
最近何回も通っている場所へ、今日も行ってみた。
昨日いたということなので、今日もいるのではないかと思って行ったのだが、その場所を何往復かして探したがいない。
その場所とは、こんな道路沿いのソテツが並んでいるところ。
虫に興味がある方はわかったと思うのですが、最近関東でも見られているシジミチョウだが、南大沢近辺では昨年まで見られなかったのが、今年秋に何カ所で見つかっている。
今日もあきらめて帰ろうとした時、地面でちらっと動いたのが眼に入った。
この真ん中にいます。
少し拡大すると、間違いないこれだ、初めて見るクロマダラソテツシジミ。
動いたからわかったが、じっとしていたら、まず見つからない。
ほどんど動かないが、陽ざしが出たら少し移動した。
クロマダラソテツシジミのメスのようだ。
すると動いたわけではないのだが、近くにもう一頭いるのに気が付いた。
一度見つけると、眼がなんとなく慣れてくる。
でもこの左下ですが、じっとしているとやはり見つけにくい。
落ちたソテツの実の上にいた。
こちらはオスのようだ。
そのうち翅を閉じた。
黒い点やオレンジの模様が特徴的だ。
少し前側から顔も撮る。
2頭とも、ほとんど擦れていないきれいな翅である。
どこで生まれたのだろうか。
ここのソテツには新芽もなく食べられた葉もないので、ここではないと思う。
三浦半島など神奈川県では数年も前から見られているが、もともとは日本にはいなかったチョウで、南方から飛んで来たのが1990年代に沖縄地方で確認されて以来、見られるようになった。
でも日本で越冬は出来ないと最初は言われていたのが、最近は沖縄や九州など一部では越冬もしている。
夏場に世代交代をしてどんどん北上し、ついに八王子まで来たようだ。
でもいずれにしろ越冬は出来ないようで、また来年越冬地から飛んでくるので、年によって数が違うようだ。
南大沢にはチョウの専門家やカミキリの専門家などがいるので、それらの方からいろいろ教えてもらっている。
このクロマダラソテツシジミについては、チョウの専門家のMAさんのFBやブログを参考にさせてもらっている。
昨日、公園でお会いして更に最近の情報を教えてもらった。
おかげさまで、やっと見ることができて、感謝しております。
ソテツ以外でも、セイタカアワダチソウやハギの花にいるのが南大沢界隈で見られているので、花も注意してみようと思っている。
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