ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【修復腎移植:国際的な救援】難波先生より

2017-04-18 11:53:55 | 修復腎移植
【修復腎移植:国際的な救援】医者の使命は患者の生命を救い、そのQOLを高めることにある。だから欧米では「プロフェッション(天職)」と呼ばれ、尊敬されるのだ。日本臨床腎移植学会は修復腎移植を否定して、国際社会から嘲笑の対象になっている。これでは「天罰」が当たるだろう。

 国際移植学会は日本のドナー不足に憂慮し、患者に同情している。医師にではない。
 事実、「前年の移植実績の5%」という海外渡航移植の受け入れ枠を無視して、神戸に「渡航移植センター(KIFMEC)」を作ろうとした元移植学会理事長(京大名誉教授、肝移植)の試みは無惨にも失敗した。

 腎移植については暴力団がらみの臓器売買が国内でも発覚している。レシピエントは東京の開業医だった。ブローカーを介した「中国渡航移植」も多数あるが、厚労省の統計もなく実数は不明だ。
中国のドナー臓器は普通犯の死刑囚や「良心の死刑囚」(法輪功の学習者など)から、生きたまま摘出されることは衆知の事実だ。このため中国は米国に次ぐ世界第2位の「臓器移植大国」となり、国際社会からつよい非難を浴びている。
 
 医聖ヒポクラテスの倫理は、英語で「Do No Harm」(汝 害を与えることなかれ)と要約される。生体臓器移植は肝臓であれ、腎臓であれ、この医の倫理に違反している。だが日本ではいまだにこれが臓器移植の主流だ。なぜなら脳死体からのドナーが増えないからだ。
 こうした日本の現状を見るに忍びないとして、国際的な支援が広がりつつある。こうした情況が出てきたのは、海外にも多くの病院を持つ「徳州会」が過去10年間、国際学会に打って出て、「修復腎移植の臨床研究」の成果を発表し、日本の窮状を訴えたからだ。

 直近では、カナダの人権派弁護士D.マタス氏が日本講演ツアーのため来日した。
 6月には再来日し、岡山大名誉教授(生命倫理)の粟屋剛先生と松山での講演会が予定されている。
 4/16(日)には、元外科医E.トフティ氏が広島市で通訳の鶴田ゆかりさんと映画「人狩り」(日本語字幕付)の映写会の上映に立ち会い、その後、松山市で講演会と映写会、腎移植移植の患者団体との会食会に臨む。

 トフティ氏と通訳の鶴田さんの略歴、著作などのファイルが送られてこないので、これまでメルマガにもメディアにも広報できなかった。
 その後、4月になって届いたメールや私の独自調査によれば、トフティ氏は中国「新疆ウイグル自治区」の出身で、ネットの写真を見ると「モンゴロイド」(漢民族を含む)ではないようだ。ロシア系なのかウイグル系なのか、わからない。
 中央アジアは「民族大移動」の起点となった地帯で、人種的な多様性に富むところだ。

 友人の渡邊昌君が送ってくれた月刊情報誌「選択」4月号に、「集近平<強権支配>の新たな難題:新疆ウイグルで漢民族<大量脱出>」という記事が載っている。
 新疆ウイグル自治区は中国の西端にある日本より広い半砂漠地帯だ。北はモンゴル、南はチベット、西はキルギス、パキスタンなどに接している。歴史的には中央部に横走する天山山脈があり、天山南路・天山北路という2つのシルクロードがあったことで有名だ。
 毛沢東が「中華人民共和国」を制覇して以後、ここがかつての「満州国」のようになり、漢民族の移住が促進された。奉天やハルピンのような立派な都市が建設され、高級官僚・教師などが移住し、日本の屯田兵に相当する「屯墾戌辺(とんこんじゅつへん)」部隊も派遣された。

 新疆在住の漢族には復旦大学(広島大の姉妹縁組大)、精華大学などの一流大学への入学が「優遇枠」で認められることもあって、漢族の移住者が増加した。「新疆は叩き上げの漢族庶民にとって一旗揚げる夢のパラダイスだった」と記事にある。これもかつての日本人にとっての「満州」と似ている。
 これに対して、人口の過半数を占めるウイグル族は狭くて不毛な土地に押しこめられ、宗教がイスラムということもあり、90年代にタリム盆地(天山南路のあったところ)に石油・天然ガスという資源が見つかると、独立運動が高まってきた。
 最近は漢族を標的にしたテロが相次いでいる。新疆からは上海などの沿岸部都市に石油・天然ガスを送るパイプラインが設置されているし、西隣の諸国から天然ガスを受け容れる大口径パイプラインが新疆を横断している。
 いま新疆では中国臨海部都市への「漢族の大脱走」が始まっているという。
 これでトフティさんが、英国へ渡ったバックグランドはおよそ明らかになったが、新疆のどこで外科医をしていたのか、その辺の情報はまったく不明だ。

 私は新疆が独立し、チベットが独立を回復、北朝鮮が崩壊すれば、ほぼ「環中国」包囲網が形成され、集近平体制が崩壊するだろうと考えていたが、宗教の問題を忘れていた。
 モンゴルとチベットはラマ教(仏教の一派)だが、モンゴルと新疆がつながったら回教と仏教の対立が起こるかも知れない。



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