ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【1000例目】難波先生より

2013-03-02 05:15:32 | 修復腎移植
【1000例目】今日までに入った情報によると、来週5日(火)に万波誠の腎移植998例目、6日(水)が999例目、7日(木)が1000例目になる予定だそうだ。
 「ギネスブック2006」よると、ベーブ・ルースの通算ホームラン714本(1935)を、ハンク・アーロン(1976)が抜いて755本にした。(2007年にこの記録は、バリー・ボンズにより762本へと更新された。)ボンズはドーピング(アンドロジェン使用)歴が判明し、野球の殿堂入りがストップしている。


 野球のことはよくわからないが、ルースの記録を破るのに40年、アーロンの記録を破るのに30年かかっているから、「通算1000本」というのは不可能だろう。
腎移植も「執刀1000例」という個人記録は、世界はともかく日本ではまず再現不可能だろう。
 これは万波誠が腎移植を始めた場所が狭い宇和島市であり、しかも市立宇和島病院を(院長の嫌がらせのため)定年前にやめて、定年がない宇和島徳洲会病院に移籍したから、腎移植を休みなく行え、しかもスタッフも彼に従って動いたから可能になったことだ。「瀬戸内グループ」の協力もゆらいでいない。
 こういう周囲の協力と彼自身の健康管理があったから、可能になったことだと思う。


 この前【終りの始まり】と書いたが、この1000例の移植達成、スペインからの「修復腎移植」論文の出版、小川由英先生のシアトルでの学会報告、これら「三点セット」が「修復腎移植」問題を終わらせるターニング・ポイントになるだろう。「瀬戸内グループ」は1000例の腎移植について、経過追跡を行い、遠隔成績についてぜひ報告を行ってもらいたい。腎移植と透析を比較し、医療経済上の効果についても明らかにしてもらいたい。近藤先生の次作は「医療人間学」がテーマなので、ぜひご協力を願ったらよいだろう。非常に貴重なデータとなるはずだ。


 私の『第三の移植』は第17章まで書き上げ、第18章「エピローグ」のところで止まっている。修復腎移植が「先進医療」として認可されたら、書き上げようと待っていたのだが、徳洲会が1億円を投じた「臨床研究」結果を、いわゆる「専門家」と称する無知な人たちが認めようとしない。しかし、ここに来てトンネルの出口が見えてきたので、執筆を再開しようと思う。(もっとも当面仕上げなければいけない『血液型と性格』本と、「悪性リンパ腫分類の歴史」という分担執筆の1章の原稿があるのだが、)


 さしあたり、1000例目の手術の見学とシアトルでの学会に参加して、執筆資料を集めることを考慮している。野球では記録達成が何時になるかわからないが、手術は予定日時に行われるから安心できる。それに万波手術にはエラーがない。行くとすれば、水曜日に朝早く自宅を出て、宇和島に行き、一泊して翌日戻るという日程になるだろう
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