台風で朝から天気は大荒れ。相方も、いつもより早く自宅を出発。サマソニ一日違い(っていうか、半日違い!?)で、本当よかったですね。
そんなこんなで、オリンピック閉会式のテレビ中継も、7時30分からEテレ⇒8時15分からNHK総合の予定が、すべてEテレでの放送に(NHK総合は台風情報番組に変更)。録画している側からすると、途中で途切れることなく、結果オーライ。
そんなこんなで、原稿書きの傍らで閉会式を見ていましたが、いろいろと面白かった。閉会式でDJをやっていたバンド、NumarkのMIDIコントローラーOrbitを使ってましたなぁ。
光モノつながりで、イギリスの選手団はLEDライトがソールに内蔵された光るシューズを。やりますなぁ。カッコいい。
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そんなこんなで見ていたら、閉会式は、『フラッグハンドオーバーセレモニー(五輪旗の引き継ぎ式)』から、4年後にオリンピックを開催する東京大会プレゼンテーションに。
『東京オリンピックの開会式、どうするんだ!?』っていう議論は、あっちこっちで語られてますが、それよりも先に、リオ・オリンピックの閉会式で、東京のプレゼンがあるわけで、僕としては、まずそれが気がかりでした。
そして、いよいよ始まったプレゼン。まず、国歌の和声に驚きました。とにかく、東京プレゼンの情報(演出や音楽)をまったく情報を持っていないかったので、とにかくビックリ。青森大学男子新体操部を起用するあたりも、ちょっと唸りました。
後から得た情報をまとめると、音楽監督が椎名林檎さん。「君が代」の編曲は、ジャズトランペッター三宅純氏で、フィールド・パフォーマンスになってからのオープニングは椎名氏「ちちんぷいぷい」ジャズアレンジ版。その編曲が村田陽一氏で、土管場面の音楽はピアノトリオH ZETTRIO。そこからの振り付けがMIKIKO先生、VRがライゾマ真鍋氏、音楽が中田ヤスタカ氏と、いわゆる「PerfumeのいないチームPerfume」による演出を経て、ラストは椎名氏「望遠鏡の外の景色」。
詳しくは、こちらの記事を。
僕個人としては、すべてにおいて万々歳というわけではありませんでしたが、総合的に素晴らしいプレゼンテーションだったと思います。そして、良くも悪くも、今の日本が意図的/意図せずに表現されているという点も、認識しておくべきポイントだと思います。
僕の周りでも賛否両論ありますし、それぞれの意見を、どちらも理解できるのですが、僕はこのプレゼンをポジティブに捉えたいですし、もっと言えば、ポジティブに捉えるべきだと感じました。そうでなければ、何も生まれない。未来もない。その中で、何かを変えていかないと。
自分の中で、ここ数年、ずっとモヤモヤしていたことの糸口が、ちょっとだけ見つかったような、そんな気さえもなれたプレゼンテーションでした。
ひとつだけ、閉会式直後に、そのままEテレで、東京プレゼンテーションの裏側(メイキング的な内容)を放送していたのですが、これはぜひ、多くの人が見れる時間帯に再放送して欲しいものです。