一日清閑一日福

思いついたことを気ままに綴っています。

53期卒業新聞

2017-02-27 | H高校とF高校の思い出

2001年(平成13年)の卒業新聞が掃除をしていたら出てきました。自分が書いた、卒業生への言葉を読み返しました。

タイトル 「賢い人」

「自分は頭がよくないから、とても○○大学には入れない」とか「○○大学に合格できるような人はえらいなあ」などと生徒たちはよく言います。しかし勉強ができるだけでは、ほんとうに賢い人とは言えません。実際、有名大学を卒業して社会的に立派な地位についている人々が、恥辱的な事件を繰り返しています。

東京大学医学部に現役で合格した人が、自分の本の中で次のように書いています。「自分の頭の良さは並みの並みである。それが受験の勝者になったのは、早い時期に暗記と要領に磨きをかけたからにすぎない」と。本当に賢い人は、いかなる時も正しい判断を下して適切な行動がとれる人、他人の気持ちを理解し、相手の立場に立って行動できる人、そしてこの世の中で、本当に何が大切なことなのかを理解し、何を大切にして生きていくべきなのかがわかっている人だと思います。

私はH校で多くの本当の意味での賢い生徒たちに出会ってきました。それぞれの道は違っても、誠実に、平凡な中にも自分なりの幸福を見つけ、真の賢者であり続けられるよう願っています。

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前任校の思い出(60期T君)

2016-06-15 | H高校とF高校の思い出

両親の介護の年代になると、仕事の両立は本当に難しい。それに自分の体調も悪くなっていく時である。ブログの更新もなかなかできずに2か月が過ぎてしまった。

先月H高校60期生の同窓会があった。途中からだったけれど、参加できて本当に良かった3年生で担任をしたT君は、母親が私によろしく伝えてほしいと話しかけてきた。T君は、県立の病院で看護師をしている。現在、集中治療室を担当しているそうだ。もうすぐ大学院で更に高度な勉強をするらしい。本当に立派になったT君と話をしていると感無量になってしまった高校時代のT君とはまるで別人のようだった。この涙はきっとうれしい涙だろう

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前任校の思い出(学年通信)

2015-03-20 | H高校とF高校の思い出

引き出しを整理していると一枚の紙切れが出てきた・・・

2001年に56期生に向けて書いた、メッセージだった。学年通信にメッセージを載せなければらなかった時に英語で書いたメッセージだった。

When I recall my high school days, there were no English oral communication classes available.  In high school, I was never taught by a native English speaker.  Can you believe that the first time I spoke to a native speaker was when I was a junior in the university ( a third year university student ) ?  And can you believe that I was an English major at that time?

Times have really changed.  You can easily access all sorts of English materials, anything that you would like in this affluent society.  In class you have many chances to speak with a native speaker of English.  At home you can watch bilingual TV programs any time.  You can even visit and see English websites on the Internet on your own computer.

What a shame it would be if you didn’t make use of all these good English materials!  It goes without saying that English is indispensable in this international world.  You should study English much harder and get the most out of it.  Good Luck! 

内容を読んでいて、とても懐かしく思えた。すでにインターネットが普及していた時代だったが、今ではスマホや、タブレット、スカイプなどで、便利に英語でコミュニケーションがとれる時代になった。

あと10年たてばもっと変わっているだろうなあ、と思いながら読み返した・・・

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前任校の思い出(50期生同窓会)

2014-08-18 | H高校とF高校の思い出

16日にH高校の50期生の同窓会に参加した。生徒達はもう35歳になっている学年だ

あの頃は私は30代で今は50代である。生徒達に会うのは卒業後初めてだった。

生徒達は私のことをとてもよく覚えていてくれた高校時代から立派に成長している姿がとても眩しかった何よりも生徒達が温かく優しい言葉をかけてくれたことがとても嬉しかった

次回に同窓会に参加できる体力はないだろうなあ・・・

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前任校の思い出(心に染み入る言葉)

2014-03-30 | H高校とF高校の思い出

先日、H高校の教え子のDさんが、大学院を卒業したと連絡してくれた

「私の夢を一番最初に後押ししてくださったのは、高校3年のときに担任をしてくださったO先生です。推薦がなければ、この6年間で得た経験、人脈はなかったかもしれません。本当に感謝しています。まだ、スタート地点に立ったばかりで、これから大変なことも沢山あると思いますが、O先生が私にしてくださったように、私も生徒の夢を応援する教師を目指します。」

 こんなことを書いてくれる生徒を持ったことを、とても幸せに感じると同時に、人の言葉は相手の気持ちをも動かす大きな力になることを改めて感じた一瞬だった

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前任校の思い出(50期生へのメッセージ)

2014-01-05 | H高校とF高校の思い出

H高校50期生へ書いた卒業新聞を見つけた。こんなことを書いていたのか、と懐かしく思った

「幸せな人生とは」

50期生の皆さん、卒業おめでとうございます。皆さんは今、大きな夢と目標をもって、意気揚々とされていることと思います。しかし長い人生の中には挫折や悩みもあります。事実、自分の進路に関して望み通りいかなかった人もたくさんいたことと思います。有名校に入り大企業に就職することだけが、幸せな人生では決してありません。同じ一つの事柄に対して幸せと感じる人もいればそうでない人もいるのですから、幸せというものは、結局は自分の心の中に存在するものだと思います。

この先、不透明な時代のなかで、自分自身を見つめる余裕を持ち、自分らしさを失うことなく、一つ一つの小さな喜びを幸せであると感じることができることは大切なことだと思います。また自分のことを大切にすると同時に、他人のために何かをしてあげることが、どれほど自分を嬉しい気持ちにさせてくれるか、実感してほしいと思います。そしてその気持ちは、永遠に自分の心の中に残り、やがては自分を幸福にしてくれるものになるのだと思います。

また、これからはボーダーレスの時代がやってきます。一つの家族、民族と言った枠を超えて、国と国が一つの大きな地球家族になろうとしています。そのような中で地球上には様々な考え方や、価値観をもった人々が存在し、お互いに人として相手を尊重していく姿勢が大切です。そして広い視野で物事を見つめることが必要になります。皆さんには、これからの世の中で人類愛の気持ちを持ち、「何が本当に大切なことなのか」を見失うことなく、自分の人生を前向きに生きてほしいと願っています。

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前任校の思い出(愛しい教え子)

2013-10-19 | H高校とF高校の思い出

H高校の教え子が、来月引っ越しをするので、地元から離れる前に、会いたいとの連絡があった

担任として一年間だけ関わっただけなのに、今も私のことを忘れずにいて、私のことを気にかけてくれている

しかも、プレゼントまで用意してくれていたJちゃんは相変わらずとても優しかった。Jちゃん、どうもありがとう

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前任校の思い出(53期Nさん)

2013-04-20 | H高校とF高校の思い出

H高校の53期のNさんは2、3年と担任をした生徒だ。赤ちゃんを地元の病院で出産するとの連絡があり、入院中にお祝いにかけつけることができた

新学期が始まって忙しい時期だったので、ほんの30分ほどしか会えなかったけれど、とても濃い時間になった

Nさんは「先生、赤ちゃんを抱いて下さい」と私に言ってくれた。Nさんのその言葉には私に対する信頼の気持ちがあふれていて本当に嬉しかった。前日に生まれたばかりの赤ちゃんを抱いて緊張したけれど、とても穏やかな寝顔だった

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前任校の思い出(大掃除)

2013-01-12 | H高校とF高校の思い出

新学期は大掃除で始まったが、ふとH高校での思い出深いクラスの大掃除を思い出した

ガラスクリーナーを使って教室の窓ガラスいっぱいに「〇年〇組〇〇学級」と書いて、「先生見て下さーい」と言われた時のことを思い出した。数少ない嬉しい出来事の一つだったので、写真にでもとって残しておいたら良かったなあ・・・

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前任校の思い出(看護専門学校)

2012-12-29 | H高校とF高校の思い出

今年は看護専門学校の推薦入試は難関だった、と進路部長が職員会議で話していた。A高等看護専門学校は合格者がでなかった。やはり公立の専門学校は学費が安いので難易度も高いのだろう

10年以上も前になるが、H高校で3年の担任だった時に、高等看護専門学校に失敗して、准看護専門学校に進学した生徒のことを思い出した。准看に行きたいと言ってきた時が、願書の提出締切日だったしかも健康診断書も添えなければならなかった。本当にあの時は寿命が10年縮んだ気がしたよく間に合って、合格できたなあと当時の辛さや大変さを思い出した

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