ニーチェ
朝日新聞の特集で、ナべツネや中曽根元総理の愛読書にふれていた。ナベツネの愛読書はニーチェとカントなんだって・・・。ほー、と放心する、感心するのではない。東大教養主義の成れの果てが中曽根やナベツネであったとは恐れ入る。
「風姿花伝」や「ブッダ 真理のことば 感興のことば」(法句経)や「ブッダ最後の旅」は含蓄がある古典だ。偏見なしにいって「コーラン」も読むに値する経典だ。「海舟座談」では良しにつけ悪しきにつけ海舟の大物ぶりや腹の据わり具合が窺がえる。暁烏敏の「歎異抄講話」は真宗に新しい息吹を吹き込んだ魂の叫び声だ。
それにしても魂を鼓舞するような本が多い。ビジネスと不可分な読書傾向が続いている。冷静になってみると、なーんだ、おれはただビジネスの世知辛さからの救済を読書に求めていただけなのかと、ここに至って長嘆息する。
ビジネスマンは何かと忙しい。それでも読むなら、やはり解りやすくて含蓄がある著作がいい。「趣味は読書」斉藤美奈子・・なのだから。
朝日新聞の特集で、ナべツネや中曽根元総理の愛読書にふれていた。ナベツネの愛読書はニーチェとカントなんだって・・・。ほー、と放心する、感心するのではない。東大教養主義の成れの果てが中曽根やナベツネであったとは恐れ入る。
「風姿花伝」や「ブッダ 真理のことば 感興のことば」(法句経)や「ブッダ最後の旅」は含蓄がある古典だ。偏見なしにいって「コーラン」も読むに値する経典だ。「海舟座談」では良しにつけ悪しきにつけ海舟の大物ぶりや腹の据わり具合が窺がえる。暁烏敏の「歎異抄講話」は真宗に新しい息吹を吹き込んだ魂の叫び声だ。
それにしても魂を鼓舞するような本が多い。ビジネスと不可分な読書傾向が続いている。冷静になってみると、なーんだ、おれはただビジネスの世知辛さからの救済を読書に求めていただけなのかと、ここに至って長嘆息する。
ビジネスマンは何かと忙しい。それでも読むなら、やはり解りやすくて含蓄がある著作がいい。「趣味は読書」斉藤美奈子・・なのだから。