むかわの阿呆演劇日誌

演劇についての劇日誌やつれづれの演劇、映画の感想や日々のつぶやき。写真もあげます。

大衆演劇散歩記「雨はあがり、さらに元気な浪花劇団

2012年03月06日 11時55分06秒 | Weblog
浪花劇団 近江新之介

2012年3月6日(火)PM12:00~15:05 高槻千鳥劇場

今日も来ました浪花劇団。火曜日昼の部
第1部ミニショー
「人生一路」新之介座長、浪花めだか、蛇々丸
三人のはれやかさなテンポ。座長はお客をのせていく。
「二度と恋は」あざやかな早変わりで新之介座長。
「沓掛時次郎」蛇々丸の渋いかっこよさ。ラストは
新之介座長とめだかに相舞踊。テンポよい軽さがこちらを
乗せていく。まさに、快速顔みせミニショー。

第2部 お芝居「浪花のれん」
浪花劇団の定番芝居。うどん屋を営む姉弟は女を貢いて家業を捨てた父にかわって、
健気に商いをしている。最近では、正吉に大黒屋のお夏という許嫁も出来、順風満帆と
言いたい所だが、大黒屋からいきなり、縁談が破断になる。
父親が女作って逃げたことがばれたのだ。落ち込んで出前にいく正吉。
その折、雨が降ってくる。雨足のつよく、土砂降りに。そんなときに乳飲み子をかかえたすっと呆けたよぼよぼの男が入ってくる。かよがみたその男はなんと父だった。

どうしょう惚けた父親を新之介座長。姉かよを浪花めだか。弟正吉を蛇々丸。
飲んだくれの常連客を大川隆子。

頭から大川隆子が呆けてくれる。駄洒落の応酬はさすがだ。
それにも、まして、新之介座長のトボけた父は弟役の蛇々丸を
実際は兄だということをつかい、いじりたおすのが、絶妙。
あれは実兄蛇々丸が開き直るつっこみがあってこそ。
今日はアクシデントもさらに拡がり、いい感じでの人情喜劇。
今日でこの話は三回目であるが、今日のが、一番いい。
第3部 バラエティショー
蛇々丸、大川隆子の相舞踊からはじまり、新之介座長の女形。めだかの立ち役の若侍。
ラストはお利根月夜で平手神酒。殺陣のあざやかなショーはみていて、気持ちよい。
コメント
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