むかわの阿呆演劇日誌

演劇についての劇日誌やつれづれの演劇、映画の感想や日々のつぶやき。写真もあげます。

大衆演劇散歩記「雨は春へむかう。風邪ひきそうでも、元気な浪花劇団」

2012年03月17日 16時25分19秒 | Weblog
浪花劇団 近江新之介
2012年3月17日(土)PM12:00~3:00 高槻千鳥劇場

土曜日。昼の部。商店街はおばちゃんの憩いの場所。客席もなかなか入っている。

第1部 顔みせミニショー
オープニングは大川龍子歌い、新之介座長舞う「花吹雪」
今日も元気できっぷがいいねえ。終りの「赤と黒のブルース」は渋い。
第2部 お芝居「天竜しぶき笠」
大利根の久兵衛親分は子分筑波の伊太郎を用事をつけて旅にいかせる始末。
今日も伊太郎の女房おきぬが家周りを掃除している所に、伊太郎の飲み分けの兄弟妻恋の留吉が連れてきた幼子新吉が遊びにくる。おきぬには新吉や留吉が訪ねてくれるだけでうれしいかぎりだ。
  そんな所に自分の女房にしたい親分が来て、留吉に怒りのあまりに刀振り回し、誤って親分を刺してしまい殺してしまう。
自分も腹切ってお詫びにとはいるが、おきぬがこのままでは留吉さんの誤解ははれない。せめて。兄弟分の伊太郎にわけをはなしてからでも遅くはないのではといわれ、留吉たちは旅にでる。
 旅にでるが、おきぬが体調をくずして、床にふしてしまう。留吉は馬人足の仕事をしながら、なんとかおきぬさんが元気になるようにと、留吉は今日もおきぬの精つくものを買ってくる。
赤の他人、そんなにまでしてくれるこころ使いに涙がでるほどうれしい。そんなおきぬが息をひきとる。そんな場に、親分の兄弟分大曽根の五郎七の三下たちがおそいかかる。
 最後まで、驚かされる展開。なるほど、ほろりと涙もでる。

妻恋の留吉に新之介座長。新吉タイガー一心 おきぬに浪花めだか  五郎七親分に大川龍子

第3部 浪花バラエティーショー
新之介座長の女形舞は健気なはなやかさがいい。美空ひばり「車屋さん」でタイガー一心との掛け合いも面白い。途中、日頃の疲れで意識失い、眠りに入る所に、座長の、拍手で救われる。新之介座長の「惚れ神」で元気に。ラストは風雪流れ旅。津軽三味線が、いいねえ。雪降る中での、三味線の仕込み刀であざかな立ち回りはかっこいい。

今日もみたあと、すがすがしい感じ。演劇とはいわなく、お芝居。ええ、ですわ。
コメント
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