むかわの阿呆演劇日誌

演劇についての劇日誌やつれづれの演劇、映画の感想や日々のつぶやき。写真もあげます。

現代演劇迷想記「キボウのココロ」

2012年03月31日 21時10分53秒 | Weblog
コンブリ団 その6「ムイカ」再び
 作・演出 はしぐちしん
2012年3月31日(土)PM3:00~4:25 ウイングフィールド

この作品は第17回OMS戯曲賞大賞受賞作品である。

でも、その観点は記録でいい。
演劇は作品がすべてである。

お話は演劇の、というか、この世界のルールの話をしながら、くりかえし、くりかえし、なにかが空から落ちてくる。

その奇跡をなににみえるか。これはみている側のこころがあらわれる。

いま、どんな世界にあるのだろうか。

実は初演をみていて、これは広島のあの戦争、原爆のはなしを、そういうことをしてしまう人間の話をしていると思った。

この再演のあいだに世界はまたごろっと動いたように思う。

戦争よりもいま原発が恐いこの国にいる。まだまだ、なにもみえない絶望の現実なのだ。

でも、芝居でもいっていた、想像すること。このままでいいとはおもうのではなく、わたしやわたしたちがいきるものとしてあること。

たとえ、明日死ぬ運命であろうと、今思うことだ。


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