まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

福岡県の温泉旅②

2024-02-14 | 旅行記
久留米駅から九大線に乗り換える。
妻は今回生まれて初めての「キャリーバッグデビュー」しており、まだ持ち慣れない。
引いて初めて、道路の凹凸によって騒音のある道とそうでない道があることに気付き、
エスカレーターでは同じ段に並んて乗って、横を歩く人を堰き止めたりと、
うまく扱えず苦戦している。見ていると上手に扱う他の女性の動きにも目がいく。
クロスシートで女性の足元に遠慮気味にキャリーバッグを置いているのに
わざわざその前の座席に乗車したおばさんが席に座り、(キャリーバッグは)
「そのまま置いてていいよ」と優しく声を掛けている。
気遣って奥の席に座ってくれれば女性がそのままキャリーバッグを置けるのに、
「そのまま置いてていいよ」と言われても遠慮するのは当たり前のことで、
通路に移動させられたキャリーバッグは列車の揺れに伴って動き出し、
私の足に直撃した。そういう姿を見ながら、自分たちの行動を学ぶ。
今までのバックパックでは全く意識しなかったことだ。

 

列車はやがて筑後吉井駅に到着した。
筑後吉井駅からは徒歩で白壁通りへ向かう。レンタサイクルも調べていたけれど、
お店の場所が分からなかった。
とりあえず「町並み交流館・商家」を目指す。徒歩でも10分くらいで、
そこへ行くまでの道にも「筑後吉井伝統的建造物群保存地区」があり、
けっこう古くからの住宅が残されている。

   

町おこしを兼ねて平成16年に白壁の塗り直しをしており、
小さな田舎町でありながらなかなか情緒のある町並みだ。
これで車が通らなかったら言うことはないのだが、生活道路ゆえやむを得ない。
「町並み交流館・商家」に着くと、中は大勢の高齢女性の団体で満員で
どの人も竹皿に器がいくつも入った御膳を静かに食べておられた。
妻はデイサービスかと思ったと言うが、お食事の様子が外観から見ても
とても美味しそうに見えたので、釣られるように入店することにした。