まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

常識や価値観の変化

2024-07-07 | 反省
私たちの世代は、高度経済成長と言われた時期に生まれ
自分らが社会に出た頃に諸先輩方から教わった常識を持ったまま
今日までずっと暮らしてきた。
その常識や価値観が正しいものと疑うことなくやってきたが
60代になって世代間ギャップを感じるようになってきた。

特に私には子どもがいないこともあって、次の世代との間で
常識が違っていることさえも気付かないままに今日まで生きてきており、
次の世代では常識になっていることも「間違い」と決めつけて生きてきた。
そのため私たち世代の常識に当てはまらないと
「非常識」だと決めつけてしまい、
なにも頼まれていないのに正義感を出して、
正してやらないけないと思って意見をしたり、
私のように他人の批判をしたりしているのだろうか。

厚生労働省のカスタマーハラスメント対策に関する資料について
カスハラに該当する「威張り散らす行為」に及びやすい人として、
「定年退職したシニア層」や「社会的地位の高い人」

などを挙げていたニュースを見ても
どこか他人事で済まされないような一抹の不安を感じる。

だから今の世代にとって「いい人すぎる人」であっても
私たち世代には、「別にいい人でもなんでもない。ふつうのことだ」と流してしまう。
謂わばいつのまにやら時代遅れの人となっており、
若い世代の人にとっては老害になっていても不思議じゃない。
このブログを読んだ妻が言うように「文句ばかり言ってる」というのも
時代遅れの老害の戯れなんだと理解出来る。

だからといって「いい人」をやめる必要はないし、
老害だと思われたくないと媚びるつもりはないけれど
自分たちの常識が正しいといった価値観は捨てて、
もっと大きな視野で受け止められる人間になりたいと思う。