まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

酔っ払い

2023-06-15 | 日記
午前11時頃、JRに乗っていたら突然
兄ちゃん、そこ座ってもええか?
と声を掛けられた。びっくりしてその人を見ると
自称「酔っ払い」の男だった。
自称というのは、本人が酔っ払いと言っており、
機嫌の良さそうな、ため口で話すものの
あまり酒臭さは感じられなかったからだ。
兄ちゃん、ええ顔してるな。アンタも酒を吞むか?
と言って手持ちの袋に酒があることを伝えてきたが
眼を合わさず、知らん顔をして本を読んでいると
酔っぱらった変なおっさんに絡まれてると思ってるんやろ。
と独り言を言うと、
今度は別の席に座って音楽を聴いていた若者に声を掛けた。
しかし音楽を聴いたまま無視されると
今度は若い二人組の若者に
兄ちゃん、きれいな足してるな!と声を掛け、
反応してくれたのを肴に
千円やるから一緒にお風呂入ってくれ!などと
昼間の電車内に響き渡る大声で話しかける。
若者たちには経験がないのかどう対処していいのか分からず
適当に答えるから、その返答に被せるように下品な話が続いていく。

帰宅して妻に、今日久しぶりに酔っ払いに絡まれた。
大してしつこくなかったけどねと言うと、妻は
あなたはこれまではもっとややこしい
酔っ払いを相手にしてきたから、驚かへんわ。
と言われた。
たしかに仕事をしていた頃に比べれば大した酔っ払いじゃない。
下品なだけでしつこくなかった。
定年退職して2か月が過ぎて、ちょっと懐かしい気持ちがした。


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