室賀ジャズギター研究室

実技・理論の総合レッスン

個人レッスンのジャズギター教室

ソロの構成(後編)

2006年03月11日 | 練習・アドバイス
ソロに緩急をつけるための大切な練習の一つとして、
音数をコントロールするトレーニングが考えられると思います。
まず白玉を中心とした大きめの符割で数コーラス弾いてみて下さい。
基本的な音の把握力があれば、
その時々の重要な音を確実に選択できると思うので、
任意の音をピックアップしたら、ゆったりその音を味わう感じで、
デッサンのように大きなラインを描いていきます。
‘止まると死ぬ!’みたいなプレイが癖になっている場合にも
非常に効果的な練習です。
次は、普通に8分中心に数コーラス。
次に倍テンを中心に数コーラス。
倍テンのフレーズは、ともするとスケールを右往左往するだけの
退屈なものになったりするので、普段から練っておくなど、
倍テンになってもフレーズのクオリティをキープできるような工夫もすると
良いと思います。
以上の練習がこなれてくると場や気分にフィットするように
自由にペースが切り替えられるようになっていくと思います。
ソロに緩急をつけるためには、この他、
レンジのコントロール、コンソナンス、ディソナンスのコントロールなどなど、
たくさん考えられると思います。
ソロの構成という意味では、クライマックスやピークの設定なども
一考の価値があります。
またその辺のことも後々ブログで書いてみたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする