室賀ジャズギター研究室

実技・理論の総合レッスン

個人レッスンのジャズギター教室

へクサトニックスケール⑤

2006年05月12日 | へクサトニック
オーグメンテッドトライアドとマイナートライアドの組み合わせ。

Dbm/C+  E,Ab←×
D m/C+  ※ =Am/Ddim
Ebm/C+  ☆
E m/C+  E  ←×
F m/C+  C,Ab←×
Gbm/C+  ※ =Dbm/Gbdim
G m/C+  ☆
Abm/C+  Ab ←×
A m/C+  C,E ←×
Bbm/C+  ※ =Fm/Bbdim
B m/C+  ☆


オーグメンテッドトライアドは構成音が全て長3度間隔
なので
C+=E+=G#+(Ab+)、お互いに転回型です。

ということは
Dbm/C +(ルートが半音間隔)

F m/E +(ルートが半音間隔)=Fm/C+

A m/G#+(ルートが半音間隔)=Am/C+
よって
Dbm/C+,Fm/C+,Am/C+は同系列。
構成音が2つ重複するのでへクサトニックとして成立しない。

同様に
D m/C +(ルートが全音間隔)

Gbm/E +(ルートが全音間隔)=Gbm/C+

Bbm/G#+(ルートが全音間隔)=Bbm/C+
よって
Dm/C+,Gbm/C+,Bbm/C+は同系列。
ルートが5度離れたディミニッシュドトライアドとマイナートライアドの
組み合わせのへクサとも考えられる。
上のリストには※で表記。

同様に
Ebm/C +(ルートが短3度間隔)

G m/E +(ルートが短3度間隔)=Gm/C+

B m/G#+(ルートが短3度間隔)=Bm/C+
よって
Ebm/C+,Gm/C+,Bm/C+は同系列。
純粋にマイナーとオーグメンテッドの組み合わせのへクサとして成立。
上のリストには☆で表記。

それから一応
同様に
C m/C +(ルートが同じ)

E m/E +(ルートが同じ)=Em/C+

Abm/G#+(ルートが同じ)=Abm/C+
よって
Em/C+,Abm/C+は同系列。
構成音が1つ重複するのでへクサとして成立しない。

相変わらずエンハーモニック(異名同音)は
時折グッちゃり気味だけど(説明のインターバルと食い違う程)
リストはフラットで統一、
オ-グメンテッドの構成音はR,3,#5で書いた結果です。
逆に分かりにくいという場合は置き換えて考えてみて下さい。