室賀ジャズギター研究室

実技・理論の総合レッスン

個人レッスンのジャズギター教室

ギターの選び方②

2008年05月12日 | 楽器、楽器周辺
まず、ヴィンテージについて…

新しい楽器が好きな人、
以前のオーナーが何をしたか(笑)不安で
ヴィンテージや中古が苦手な人、

いや、枯れた、弾き込まれた音の魅力に勝るモノはない、
だいたいテカテカ、ピカピカした楽器なんて…という人

人それぞれだけど
確かにオールドは
骨董価値ばかりではなく、
経年変化により木が衰えて柔らかく響きやすくなるという面もあると思う。
よく弾く音、弾かれた音は特に。

同じ機種の新品と古い時代の楽器を弾き比べれば実感しやすいカナ。

それとジャズギターはアーチトップでないとダメなんですか?
という質問を時折受けるが
ナンでも良いと思う。

ただ…

ナイロンストリングス/ガットギター/クラッシックギターは
刻みの音がつぶれ易いという弱点がある。
ジャズバラード、ジャズワルツなどメローな音が欲しい時は
この手のギターでないと出せない雰囲気も…

ソリッドもケースによっては良いけど、

いわゆるウォームなジャズ特有のトーンが欲しいね♪となったら
そこでアーチトップの出番ということになるワケさ~。


手持ちのフルアコ、基本的にウマが合うんだけど
少しサウンドを重くしたいとか、軽くしたいという場合は
ぺグ、ブリッジ等、パーツを交換すると良い結果が得られる事も多い。
単純に、
パーツの重量が重くなれば音も重くなり
逆に軽くすればサウンドも軽やかにという感じ…かね…
例えば、ブリッジだけど
チューン0マティックのブリッジ
エボニーのブリッジ
ローズのブリッジ…等、いろいろ試してみると
結構、音は変わってくる。


鳴る、鳴らない、ということは、よく話題にされるが
音量より音質で楽器を選ぶと失敗しにくいという話を
お世話になっている楽器職人の方が以前されていた。
フムフム…だよね。

その他にも
塗装、
ボディー、ネックの素材のバランスなど
考察したいポイントはたくさんあると思うけど…


実際、楽器店に出掛けて購入する時は
今日は買うぞ!と
興奮して判断力が飛んでしまう。
…で、入手後しばらくして
なんでこのギター買ったんだろう?
なんてトンチンカンなことになったらイヤだけど
わたしは何度かありました(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする