『ロスがないスピーカーケーブルの太さは? vol.7』の続きです。
これまでスピーカーケーブルの適切な太さについて考えてきました。
今回はバイアンプ時のスピーカーケーブルの太さについて考えてみます。
バイアンプとはマルチウェイのスピーカーシステムでバイアンプ端子がある場合、
2組のスピーカーケーブルとパワーアンプを用いて結線する方法です。
一般的には2WAYのスピーカーシステムで高音用と低音用の2組のケーブルを用いて
高音用、低音用の2セットのパワーアンプに接続することによって
高音・低音それぞれの緩衝が排除され音質の向上につながるというものです。
パワーアンプを1組だけ使い、ケーブルだけを2組使用する方法はバイワイヤーといいます。
いずれの場合でも高音用と低音用の2組のケーブルが必要となりますが
低音用のケーブルは太く、高音用のケーブルは細くても良い・・・といわれています。
本当でしょうか?
上側のグラフは某有名メーカーのソフトドームツイーターのインピーダンス特性です。
下側は口径16cmのウーハーのインピーダンス特性です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/5f/a0748c1f1f4f87200a34f5a854fc5eea.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/8b/987429375e21156cb1b63696d52abf95.jpg)
ツイーターの特性を詳しくみてみると1.5KHz~10KHzの広範囲にわたって8オームという
低いインピーダンスであることがわかります。
一方、ウーハーでは150Hz~400Hzあたりは低いのですが全体としてはツイーターより高くなっています。
仮に、1kHzをクロスオーバー周波数とする2WAYとした場合
再生周波数は最大で40Hz~50KHzとなりますが
この内ツイーターの再生帯域は1KHz~50KHzです。
ツイーターの帯域に占める低いインピーダンスの帯域の割合は
(10000/1500)/(50000/1000)=13.3%
同様にウーハーの再生帯域は40Hz~1KHzです。
ウーハーの帯域に占める低いインピーダンスの帯域の割合は
(400/150)/(1000/40)=10.7%
このようにウーハーよりもむしろツイーターの方がインピーダンスが低い領域が広いということがわかります。
これらの点から、
『バイアンプのときにツイーターのケーブルは多少細くても良い』というのはウソで、
最低でも同じ太さのケーブルを使用しなければいけないということが判ります。
次回に続きます。
高音質のBluetooth受信機 dolce(ドルチェ)のテスト販売に関してはこちらをご覧下さい。
≪ムジカ夏のキャンペーン≫
期間:2017年9月30日まで
内容:期間内に当社直営ショップ(直営ヤフーショップ、ネットショップ、
アウトレットショップ、カスタマイズ等)で
4万円(税別)以上お買い求めのお客様にツイーターをプレゼント
8万円(税別)以上お買い求めのお客様にツイーターとトーンコントロールをプレゼント
お申込方法:当社WEBから申込書をダウンロードの上必要事項を書き込み弊社にメールください。
お申込期間:10月3日まで
そのた:お申込常時受け付けています。プレゼントはお一人様1回です。
プレゼント品:トーンコントローラー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/58/3373a59bda197ad66a63beec448f436e.jpg)
ツイーター
これまでスピーカーケーブルの適切な太さについて考えてきました。
今回はバイアンプ時のスピーカーケーブルの太さについて考えてみます。
バイアンプとはマルチウェイのスピーカーシステムでバイアンプ端子がある場合、
2組のスピーカーケーブルとパワーアンプを用いて結線する方法です。
一般的には2WAYのスピーカーシステムで高音用と低音用の2組のケーブルを用いて
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いずれの場合でも高音用と低音用の2組のケーブルが必要となりますが
低音用のケーブルは太く、高音用のケーブルは細くても良い・・・といわれています。
本当でしょうか?
上側のグラフは某有名メーカーのソフトドームツイーターのインピーダンス特性です。
下側は口径16cmのウーハーのインピーダンス特性です。
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低いインピーダンスであることがわかります。
一方、ウーハーでは150Hz~400Hzあたりは低いのですが全体としてはツイーターより高くなっています。
仮に、1kHzをクロスオーバー周波数とする2WAYとした場合
再生周波数は最大で40Hz~50KHzとなりますが
この内ツイーターの再生帯域は1KHz~50KHzです。
ツイーターの帯域に占める低いインピーダンスの帯域の割合は
(10000/1500)/(50000/1000)=13.3%
同様にウーハーの再生帯域は40Hz~1KHzです。
ウーハーの帯域に占める低いインピーダンスの帯域の割合は
(400/150)/(1000/40)=10.7%
このようにウーハーよりもむしろツイーターの方がインピーダンスが低い領域が広いということがわかります。
これらの点から、
『バイアンプのときにツイーターのケーブルは多少細くても良い』というのはウソで、
最低でも同じ太さのケーブルを使用しなければいけないということが判ります。
次回に続きます。
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期間:2017年9月30日まで
内容:期間内に当社直営ショップ(直営ヤフーショップ、ネットショップ、
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お申込期間:10月3日まで
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プレゼント品:トーンコントローラー
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ツイーター
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/1c/49d5eb3fc721eec79f60cadc79f357c0.jpg)