スピーカーシステムの方式にはいくつかの種類があります。
代表的なのはバスレフ型、密閉型です。
おそらく、この2つでスピーカーシステム全体の90%以上を占めると思います。
中には珍しいものもあります。
平面バッフル、後面開放型、バックロード型等々。
中でもバックロード型は長岡先生のご尽力で自作派にはかなりメジャーな方式になっており
自作派に限るとバックロード率はかなり高いと思われます。
私は箱舟に2度ほど伺い、聴かせていただきました。
たしかに『すごい音』がしてました。(良い音か悪い音かはお好みですが・・・)
バックロードホーンとはスピーカーユニットの背面から出る低域だけを
ホーンを使用してスピーカーユニット前面から再生される音に補完し、低域を増強する方式ですが、
調整がかなり難しく、一度作ったら修正もままならない構造ですので
正直なところ、これまで聴かせていただいたマニアの方が自作したバックロードの90%は・・・でした。
バックロードを失敗する原因の第一は開口部の大きさです。
ホーンスピーカーは開口部の面積によって低域の最低域の周波数が決定されます。
クアドラルの新製品ARGENTUM 520は45Hzまで再生しますが、
これをホーンスピーカーで実現するためには縦横2m角くらいの巨大な開口部のホーンが必要になります。
ところが多くのバックロードホーンはそれほど大きくありません。
実は、バックロードホーンは本来のスロートを途中で切ってしまったような形状になっています。
これは部屋の床や壁をホーンの延長として使用することで本来の開口部面積を確保し
低域を出す設計なのです。
そのため、バックロードホーンは床に直置き、左右の壁にぴったりくっつけて設置することが原則で
左右が非対称なお部屋や床面積が狭いお部屋ではナカナカ難しいシステムなのです。
小型バックロードをスタンドに乗せて使用する方がありますが、
このような状態ではホーンロードはかからず
途中でカットされたスロートが音響迷路のような効果を出しているにすぎません。
そのため低域はかなり少なめで全体のバランスが中域に寄ったスピーカーになってしまうのです。
しかし、バックロードの設置場所を適正に調整すれば、ダンピングの効いた心地よい低域も夢ではありません。
今回のプリジェクトはブックシェルフスピーカーを使用し
疑似バックロードホーンといなるような設置で
低域がどのように変化するかを検証したいと思います。
次回に続きます。
≪お知らせ1≫
ドイツ・クアドラル新製品 ARGENTUM 520 11月に納入可能なのはあと1台です。
詳細はこちら
≪お知らせ2≫
生産完了になったCDプレーヤーを限定販売します!残り1台です。
現在でもお探しのお客様が多いCDプレーヤーです。
小型のDVDプレーヤーを20種近く試聴して見つけ出したDVDプレーヤーのDACと電源をカスタマイズし、
トッププレートに雷鳥シリーズと同じ北欧の天然石『エメラルドパール』をあしらいました。
先日販売店の倉庫から6台発見されました。既に5台は販売済みです。残り1台です。
価格は¥20000(税込) です。
詳細はアウトレットページからどうぞ。
≪お知らせ3≫
12月のイベント『オーディオ居酒屋』
今回のテーマは『懐かしのミュージシャン』。
子供の頃や学生の頃好きだったミュージシャンのお話を肴においしいお酒を!
お車でお越しの方はログハウスに無料で宿泊できます。(寝袋をご持参ください)
日時 12月14日(土)18:30~
場所 岐阜県大垣市上石津町一之瀬 ムジカ試聴室(ログハウス)
会費 500円(お酒とお食事がでます)
定員 15名
事前申し込みが必要です。申込期限は12月10日。お名前、電話番号、参加人数、宿泊の有無をメールでご連絡ください。
詳細はムジカWEBサイトのイベントのページをご覧ください。
≪お知らせ4≫
11月のイベント
『ドイツ・クアドラル新製品で聴く YouTube ミュージックビデオ・コンサート』
日時 11月10日(日) 第1部 10:00~11:30 第2部 14:30~16:00
(第1部と第2部は同じ内容です)
場所 岐阜県大垣市上石津町一之瀬 ムジカ試聴室(ログハウス)
入場無料、事前申し込みもありません。
お気軽にどうぞ!
≪お知らせ5≫
当社試聴室(ログハウス)のオーディオ試聴とログハウス見学の混雑状況です。
11月
5日
10:00~12:00 ×
13:00~15:00 ◎
15:00~17:00 ◎
6日
10:00~12:00 ◎
13:00~15:00 ◎
15:00~17:00 ×
6日
10:00~12:00 ×
13:00~15:00 ×
15:00~17:00 ×
◎すいています。ご連絡なしで試聴・見学OKです。
〇ご連絡なしで試聴・見学OKですが、念のためお出かけになる前にお電話でご連絡下さい。
×お電話(0584-51-6232)・お問い合わせフォームでお問い合わせください。