麗しの久保先輩!!
1994年の映画「シュート」
数年前になるけれどこの映画の監督をされた大森監督のトークショーがあったということで
参加された方のレポを読ませていただいた。
それ以前にも、大森監督のトークショーの様子を教えていただいたこともある。
大森監督やスタッフは、当時、SMAPの誰が誰かわからない状態で
一番人気があると聞いていた拓哉君を主人公に者スティングして、Jに提案したら
反対されて、映画の配役になった。他も全部事務所が決めたという話。
そして、「木村君は、当時からやっぱり違った。」ということ。
拓哉君の初日に、1人だけのシーンを撮った。
スタジオで、ラッシュを見た時に、スタッフ一同が、息を呑んだ。
(多分、このシーンだった野だと思う。映画の最初、駅のホームでの久保先輩。)

『スターの誕生に立ち会った瞬間』確か、そんな風に表現されてた。
現場で見てるときは、それほどとは思わなかったけれど、フィルムで見ると
輝きが違って、圧倒されたとおっしゃっていたと思う。
ビストロに、初めて尾上松也さんがゲストとして登場した時に、
シュートも何回(何十回)も見てる!!
「あの、トシ、サッカー好きか?」にドキドキすると言って、
何とか、拓哉君に「松、歌舞伎好きか?」と言って貰って、めろめろになっていましたよね。
それまで、松也さん?って感じだったけど、あの言葉には「判る判る!!」っておもった、。
あの”久保先輩が振り返って微笑む”
あのシーンを手元に置いておきたくて、シュートのビデオを買ったと言っても過言では無いの、

『トシ、サッカー好きか?』と尋ねる、何回かのシーン。

1人海辺での白いシャツ姿。

久保先輩リピです。
キャスティングの話。
最初聞いたときは、何故に拓哉君が主役じゃダメなのって、Jのやり方に納得いかないなぁって思ったけど
一つには、拓哉君のスケジュール的な物もあったんだろうな。
だって、このシュートの撮影が行われた時期って、「あすなろ白書」と重なる。
当時の雑誌を見ても、あすなろで深夜まで撮影して、次の日に朝早くからシュートの撮影とか書いてある。
あの、久保先輩の10人抜きシーンも、「あすなろ」終わりのすぐにロケ地に移動して「シュート」という状態での撮影だった。
そしてなにより、役柄。
あとから、もし、拓哉君がトシだったら、久保先輩は誰?って考えたら・・・
サー-カー選手としての力も、人柄も、すべて含めて、みんなのあこがれの先輩。

トシになった拓哉君も憧れる存在だものね。
途中退場という役でも、圧倒的な存在感。煌めきで、駆け抜けた拓哉君の久保先輩。
この『シュート』の演技で、『石原裕次郎賞』を受賞したんだよね。