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東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

菊と刀 (ルース・ベネディクト)

2008年02月29日 | 本のこと
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ここのところ、台湾ネタばかりだったので
今日は久しぶりに本の話。

「菊と刀」は、日本研究の名著。
大学のクラスで読んだはずですが、ほとんど内容を覚えておらず。

先日、本屋でうろうろしていたときに本書が目に入ったので
もう一度挑戦することにしました。

改めて読み返してみると、この本、日本研究の名著でもありますが
アメリカ文化、アメリカ人の内在的ロジックを学ぶのにも
実はとっても役に立つテキストだった!

本書の解説は、例えば、わたしたちアメリカ人はこういうとき
このような反応を示すが、日本人はこう出てくる。わたしたちアメリカ人は
このように考えて行動するので、日本人がこう出てくると理解に苦しむ
でも日本人の思考パターンはこうこうこうなので、一見理不尽とも
見受けられるその行動にはなんの矛盾も見当たらない・・・なんて感じ。
(ちょっと抽象的すぎですが)

この、わたしたちアメリカ人はこう考えて、こう行動するっていう解説が
非常に興味深いんですね~。

第二次世界大戦当時の日本人論なので、引き合いに出されるアメリカ人論も
ちょこっと古いと言えば古いのですが、だからこそ、昔も今も変わらない
アメリカ人の本質的な部分が浮き彫りになると思います。

これからアメリカに留学するという人、普段お仕事でアメリカ人と接する
機会がある人、参考までにご一読あれ。