
温泉道をひた走るI氏が、超初心者の我らのために選んだお風呂は、別府の玄関口的存在、竹瓦温泉です。明治12年創設で、現在の建物は昭和13年のものだそうです。別府は第二次世界大戦のとき、戦禍を免れたおかげで、昔ながらの町並みや歴史的な建造物がそこかしこに残っているのが大きな魅力となっています。

ちなみに、昼間の竹瓦温泉はこんな感じです。一風呂浴びて涼んでいるおじいさんがいますが、別府ではよく見かける風景だそうです。

入り口を入ると広い待合室があります。入り口横の番台のおねえさんに入場料100円(安い!)を払います。
道すがら、別府の共同浴場について、I氏からいろいろレクチャーを受けていたとおり、まず脱衣所と浴室は一続きになっていて、服を脱ぎ着している姿は湯船につかっている人から、また浴室にいる人たちの様子は脱衣所にいる人から丸見えです。これは正直、初心者には非常に高いハードルだと思うのですが、竹瓦温泉の脱衣所と浴室はそれぞれ2階と1階にあるような感じで高さが違うこと、また幸いこの日竹瓦温泉の女湯には誰もおらず貸切状態だったことで心理的負担が軽くなり、順調な滑り出しとなりました。

非常に天井の高い浴室で、脱衣所から浴室に降りるのに階段を下りなければなりません。これはお年寄りには大変です。I氏からはお風呂に入る際のマナーについてもレクチャーを受けていたので、言われたとおりにしっかりかけ湯をするのですが、お湯がなんだかとても熱いのです。湯船に入ると、すぐに足が赤くなりました。それでも、入れないということはなく、まあまあやせ我慢して湯船になんとかつかることができました。

このときはまだ知らなかったのですが、湯船の1か所に熱いお湯が流れ込んでくる場所があり、初めはそこから一番遠い場所から入るものらしいのです。もちろん、普段から熱いお湯に慣れている地元の方たちは、一番熱いところから入る人もいるようなのですが。それにしてもこの広い湯船にたった一人、熱いお湯につかっていると、大変ぜいたくな気分になってくるのでした。とはいえ、おそらく43度ぐらいの熱いお湯にそうそう長くつかってはいられず、後ろ髪引かれながらも早々にあがることにしました。
男性陣は私よりも長く入っていられたようで、待合室で少々待つことになりましたが、ほとんどお客さんのいない待合室のストーブには火が入っていなくとも、体がポカポカしてちっとも湯冷めなどしないのです。女湯の泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉なのだそうですが、これは古い角質を柔らかくして、肌の表面をなめらかですべすべにしてくれるのだそうです。でも、ここはあまり美肌効果というのを売りにしていないようです。
下の写真の右手奥には砂風呂への入り口があるのですが、今回は試す機会がなかったので、また次回別府に遊びに来たときに試したいと思います。

男性陣が体から湯気を立ち上ぼらせながら出てきました。たいちゃんは竹瓦温泉の熱いお湯がたいそう気に入ったようでした。
I氏主催の温泉ツアーはこれで終わりではないのです。次に向かう場所は「こんなところに温泉なんてあるのか?」というような路地裏にある温泉で、ほとんど地元の常連客ばかりの温泉だそうです。初心者向けから一気に上級者向けに!ハードルを一気にあげることで、負けず嫌いの生徒(?)のやる気を引き出す。これぞ達人です。
別府のアーケード街に再び戻り、次の温泉に移動する途中、いけない虫が騒ぎ始めました。締めのラーメンです。ここ数カ月、ラーメン絶ちをしていたのですが、みんなでわたれば怖くない式に、解禁となりました。

「昭和ラーメン風」です。ここも何とも昭和の香り漂うラーメン屋さんです。

一番シンプルなラーメンをいただきました。飲んで一風呂浴びた後にラーメンとは最高です。