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東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

別府温泉保養ランドと地獄蒸しプリン

2013年12月26日 | 散歩・旅のこと
4日目は、まず明礬温泉にある別府温泉保養ランドに向かいました。I氏によると、こちらの泥湯は美肌に効くらしいです。I氏からは、露天風呂は混浴なのでハードルが少々高いかもしれないけれど、男女の脱衣所もお風呂の入り口も別になっているし、泥湯自体は白濁しているので見えることはない、一番いい泥は混浴の男側の奥の方にあると聞き、勇気を振り絞って混浴に入ってきました。



この日はとても良いお天気で、露天風呂日和となりました。別府温泉保養ランドはネーミングも建物もすこし古臭い感じがするのですが、建物内のお掃除は行き届いている感じがします。お風呂の入り口まではけっこう歩きます。お風呂は撮影禁止ということで写真は撮れませんでした。

脱衣所の正面にコロイド湯の大きな浴槽があります。コロイド湯というのは、コロイド硫黄を多量に含んだ湯で、老化した皮膚を整え、ハリのあるスベスベした色白の肌になる効果があるそうです。ここでかけ湯をして屋内泥湯へ進みます。竹竿のようなもので区切ったスペースに、若者4名とおばさん2名が入っていたので、ここは思い切っていきなり混浴の屋外泥湯に挑戦することにしました。屋外への入り口扉を開けると、板塀で囲まれた空間に白く濁ったお湯があり、板塀の下のほうをくぐって混浴エリアに出ていくような仕組みになっていました。白濁したお湯はかなりぬるく感じましたが、とりあえず体を沈めて見えないようにして屋外にでてみると、若い男の人が一人いるだけで、女側はひとり占め状態です。I氏の言っていた一番いい泥がある場所はよくわからないので、女側にて足元にある泥をすくっては体に塗りたくってみました。細かい粒子の泥なのでサラサラ流れて行ってしまう感じですが、とてもやわらかくて気持ちの良い泥です。お湯は相変わらずぬるめですが、日の当たる場所にいる限りはあたたかく感じます。日焼けが少し気になるため、結局あまり長居せずに屋内泥湯に移りました。屋内泥湯は地獄から直接お湯を引いているということでしたが、あいにくここもとてもぬるいお湯で、泥を洗い流すシャワーに至っては水しか出ず、コロイド湯のお湯が出てくる奥の辺りにはりついて、やっと体を温めることができました。日や時間帯によってお湯の温度が変わるそうなのですが、冬に行くときは少し要注意なのかなと思います。



お風呂から上がった後は、I氏お勧め岡本屋の地獄蒸しプリンを食べに行きました。あまりプリンが好きではないI氏でも、おいしいと思えるプリンなのだそうです。岡本屋は明治8年創業の老舗旅館で、青磁にも喩えられる青みを帯びた白濁色の湯が美しいお風呂があるそうです。一度は泊まってみたいお宿です。地獄蒸しプリンは旅館を通り過ぎて少し行った右手に位置しています。お店の入り口には地獄蒸し用の釜があり、もくもくと湯気が上がっていて温泉情緒満点です。



山小屋風の店内からは別府明礬橋が見えたり、とても眺めが良いです。



地獄蒸しプリンには普通のカスタードプリンの他にコーヒー味など全部で4種類がありましたが、まずはオーソドックスにカスタードプリンを選びました。なお、ここではプリンの他に軽食もいただけるようです。無添加の材料を温泉の噴気で蒸して作った地獄蒸しプリンは、手作り感たっぷりですが、実際卵を混ぜるところからすべて手作りなのだそうです。



見た目はかなりしっかりしているように見えますが、生クリームが入っていてとてもなめらかなプリンです。苦めのカラメルがマッチしてとてもおいしいです。小さすぎたり大きすぎたりせず、ちょうどよい大きさで、お土産に買って帰ることもできるそうです。大満足のプリンでした。