昔 ある所に お寺の賽銭を盗んだ男が 住職に見つかってしまいました。
住職は男に 「誰でも間違いを犯す事はある。 今回の事は見逃すが一つ約束をしなさい。」 と言いました。
それは 「毎朝 顔を洗った後 必ず鏡を見て自分の顔を見る事。」 と言いました。
住職との約束を守り 男は毎朝、顔を洗った後に 自分の顔を見続けました。
数年たったある日 男は鏡に映る自分の姿を見て ハッと気付いたそうです。
それからは 男は見違えるように真面目に働き 真面目に暮らしたそうです。
鏡に映る男の姿が どのように映っていたのかは わかりませんが あの日 きっと何かを感じたのでしょう。
もし 心に 何かの迷いがあったり 今の行動や言葉に自信が無い時は 深呼吸して 自分の姿 顔を鏡で見て下さい。
鏡に あなたの本当の心が が映るはずです。
合掌 栄久山 妙善寺