九州 宮崎県に青島海岸と言う有名な美しい海岸があります。
その海岸沿いに、青島名産のういろう屋さんがてんてんと、並んでおります。
母の実家が宮崎県なので、子供の頃から、ういろうはよく口にしており、好物の1つでもあります。
宮崎に遊びに行くと、帰りにいつも親戚のおじちゃんが、空港まで見送りに来てくれて、「出来たてのういろうだぞ。」と、必ず美味しいういろうを土産に持たせてくれました。
そのおじさんも、何年か前に亡くなり、しばらく宮崎に行く事もなく少し遠のいていました。
先月宮崎県のある会社から、会社のご祈祷を頼まれ、久しぶりに宮崎の景色を目にしました。
ご祈祷をおえ宮崎空港へ向かう日の朝、ご祈祷を手伝ってくれてた宮崎の友人が息を切らせ駆け寄って来て、「出来たてのういろうだぞ。」 と土産に持たせてくれました。
帰りの飛行機の中、遠ざかる宮崎の景色の中に、ういろうを手に、笑顔で手を振るおじさんの姿を、私は見ました。
合掌 栄久山妙善寺
山梨県峡東地域で、ハウス栽培されたぶどう2品種が首都圏や、関西方面などに初出荷されたと、今朝の地元新聞の記事に出ておりました。
山梨県はぶどうが名産で、夏になると全国から大勢の観光客で大変賑わいます。
妙善寺の周りにも、いくつかのぶどう畑が見られますが、昔の様なあぜ道に並んだ、ぶどう棚の風景は、時代と共になくなり、少し寂しくも思います。
しかし、さすがぶどうの産地と言うこともあって、法事やお盆さんのご先祖さんへのお供えなどに、ぶどうを見かかる事はとても多いです。
ぶどう一房に、一つ一つの実が重なり合って出来ている美味しそうな美しい姿を見ると、今私も、社会も、ぶどうから教わるその姿があるのでは・・・
合掌 栄久山妙善寺