栄久山妙善寺おしょうのつぶやきブログ

山梨県富士川町の栄久山妙善寺は身延山久遠寺を総本山とし永代供養・水子供養・祈祷・相談占い等を行う寺院の住職です。

柊(ひいらぎ)

2015年02月09日 | おしょうのつぶやき
昔から お寺には ヒイラギの木がよく植えられています。

ヒイラギの葉には ギザギザのとげがある為 魔除けの意味があるとされています。

節分の日には ヒイラギの枝葉に 焼いた目ざしを刺して 魔除けのお守りとして 玄関に飾ります。

ヒイラギは 古木となると ギザギザの葉は 不思議と丸い葉になります。

成長していくにつれて 尖った葉が丸くなるのです。

若い葉は 魔除けとなり 古木となった丸い葉は 人生の教えのようである事から お寺には ヒイラギの木が多いようです。

私達も ヒイラギのように 歳を重ねるごとに 心を丸くしていかなければなりませんよね。

       合掌   栄久山 妙善寺

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針供養

2015年02月06日 | おしょうのつぶやき
2月8日は 針供養の日です。

針供養は江戸時代からの行事で 昔、針仕事は女性にとって とても大事な仕事でした。

家庭の針仕事や 針を扱う仕事の人も この日は針を休め 針箱の掃除をしたり

折れたり 曲がったりして 使えなくなった針を やわらかいコンニャクや豆腐に刺し お寺や神社へ納め 針への感謝と 裁縫上達の祈りを込めて 供養します。

この行事は地方によって様々で 12月8日に 行われる地域もあります。

2月8日は事始め 12月8日は事納め この両日を〝事八日〟と言い つつしみをもって過ごす日とされています。

最近は 針供養を行う家庭が少なくなりましたが

日本は古くから 移り行く四季を感じ 季節ごとの歳時・行事を大切にして来ました

その年中行事の1つ 〝針供養〟 大切に次の世代に受け継いでいきたいものですよね。

      合掌    栄久山 妙善寺

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人生とは

2015年02月05日 | おしょうのつぶやき
人生とは・・・

人がこの世で生きて行く事ですが どの様に生きていくかで 人生は変わってしまいます。

お釈迦様のお話に こんなたとえ話があります。

“ 昔ある山に 大変かしこいウサギが住んでいました。

目先がきいて かしこいウサギは 冬が来る前に 木の実や食べ物を土の中に隠しておきました。

隠しておいた場所がわかるように 空を見上げて 大きな雲を目印にしました。

ところが・・・雲が動いてしまって せっかく苦労して集めた食べ物が どこに埋めたかわからなくなってしいました。”

と言うお話です。

ウサギとは・・・私達 人間の事で 

木の実や食べ物は・・・お金 財産 名誉の事

そして雲は・・・常に移り変わる日常の事です。

自分はかしこく財産を貯めているつもりでも 日常とは諸行無常 常に移り変わっていくものです。

何を大切に 毎日を過ごすか

何を生きがいに 生きるか

本当に大切なものは何か よく考えなければならないですよね。

毎日を楽しく 明るく正直に生き 守るべき本当に大切なものに気付いた時

素敵な人生になるのではないでしょうか。

お釈迦様は 見ています あなたの事を・・・

本当に尊き人生を 大切に・・・

     合掌    栄久山 妙善寺

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心に余裕を

2015年02月04日 | おしょうのつぶやき
自分が忙しくしていると どうして手伝ってくれないんでろう

これくらいやっといてくれても良いのにと 思ってしまいませんか。

それは相手に期待しているから イライラするのです。

最初から 相手に期待などせず 全部自分でやらなければいけない事と 思っていれば 腹も立ちません。

少し手伝ってくれたら “ありがとう〇〇してくれて” と相手に伝えると 不思議とイライラもせず 相手も手を貸してくれるものです。

考え方を少し変えるだけで 意外と 色々な事が スムーズに行きます。

それだけ 心に余裕をもつが大切です。

少し考え方を変えて 心に余裕を持って下さい。

毎日が楽しく 幸せも 舞い込みますよ。

      合掌     栄久山 妙善寺




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発菩提心 (ほつぼだいしん)

2015年02月02日 | おしょうのつぶやき
目標や夢 人から受けた恩。

決して忘れてはいけない大事な事ですが ついつい忘れてしまうのも 悲しいものです・・・

仏教に 発菩提心(ほつぼだいしん) という言葉があります。

それは 仏様のように清らかで やさしい心を持ち 悟りを目指して 仏道に精進して頑張るぞ!! と心に強く決心をするという意味です。

私達は 新たな目標を立てたり ご恩を受けた時

“この思いをを決して忘れない” 

“よ~し 頑張るぞ“

と強く誓うものですが それらを貫くという事は なかなか難しい事。

しかし 仏教では このような教えもあります。

初めて 目標や夢への道を求める心を起した時 本当は既に そこに道が完成されている。

本当に 心の奥底から 目標や夢に向かって 発菩提心を起した時 

目に見えぬ夢への道を すでに掴んでいるのです。

決してぶれることのない 強い心 を大切に。


       合掌   栄久山   妙善寺 


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