またしても、米国の壁に跳ね返された。第5回世界大学野球選手権の準決勝が5日、横浜スタジアムで行われ、日本は米国に2対4で敗れた。日本は初回、1点を先制したが、その裏に先発の斎藤佑樹(早稲田大4年)がヒットと2つの四死球で1死満塁のピンチを作ると、5番のスプリンガーに初球の緩い変化球をたたかれ、決勝のグランドスラムを浴びた。
打線も初回に相手の暴投で1点、2回に内野ゴロの間に1点と計2点を挙げるのが精一杯。相手先発のグレー、後を継いだノア・ラミレスをつかまえることができず、わずか3安打と抑え込まれた。過去4大会で6戦全敗の米国にまたも敗れ、悲願の金メダルにはまたも届かず。日本は7日、韓国と3位決定戦を戦うことになった。
「斎藤を立てて、必勝態勢で臨んだんですが、1球の怖さ、甘さ。打線も彼を救えなかった。チーム全体が責任を感じています」
記者会見に臨んだ榎本保監督が声を震わせた。初回にエースが満塁弾を浴び、それが決勝点。2回以降は立ち直った斎藤が6回まで、その後も乾真大(東洋大4年)、大石達也(早稲田大4年)とつなぎ無失点。キンナバーグ監督が「今日出てきた日本の3投手はみんな、磨きをかければメジャーでも通用すると思う。素晴らしい投手戦だった」とたたえるなど、ピッチャー陣は、力を発揮した。だが、打線は不発だった。
「1点取れば流れが変わる。ボールがゆれているので、ストレート系でも変化球のつもりで対応するように、狙い球を絞るようにと指示をしたけど、さすがアメリカです」と榎本監督。主将の伊志嶺翔太(東海大4年)も「4点取られても粘って抑えてくれていたので、何とか取り返したかったんですけど……。斎藤に申し訳ない気持ちでいっぱいです」とエースの粘投に応えられなかったことに無念の表情を浮かべた。
打線も初回に相手の暴投で1点、2回に内野ゴロの間に1点と計2点を挙げるのが精一杯。相手先発のグレー、後を継いだノア・ラミレスをつかまえることができず、わずか3安打と抑え込まれた。過去4大会で6戦全敗の米国にまたも敗れ、悲願の金メダルにはまたも届かず。日本は7日、韓国と3位決定戦を戦うことになった。
「斎藤を立てて、必勝態勢で臨んだんですが、1球の怖さ、甘さ。打線も彼を救えなかった。チーム全体が責任を感じています」
記者会見に臨んだ榎本保監督が声を震わせた。初回にエースが満塁弾を浴び、それが決勝点。2回以降は立ち直った斎藤が6回まで、その後も乾真大(東洋大4年)、大石達也(早稲田大4年)とつなぎ無失点。キンナバーグ監督が「今日出てきた日本の3投手はみんな、磨きをかければメジャーでも通用すると思う。素晴らしい投手戦だった」とたたえるなど、ピッチャー陣は、力を発揮した。だが、打線は不発だった。
「1点取れば流れが変わる。ボールがゆれているので、ストレート系でも変化球のつもりで対応するように、狙い球を絞るようにと指示をしたけど、さすがアメリカです」と榎本監督。主将の伊志嶺翔太(東海大4年)も「4点取られても粘って抑えてくれていたので、何とか取り返したかったんですけど……。斎藤に申し訳ない気持ちでいっぱいです」とエースの粘投に応えられなかったことに無念の表情を浮かべた。