三越劇場にいってきました!知り合いの女優さんの、駒塚由衣さんからお知らせ頂き(うきゃ
幸せ~。)アガサ・クリスティの短編、二本立ての舞台を観に行きました!
これ→アガサ・クリスティー サスペンスオムニバス
元々はラジオドラマ用の脚本だったそうで。それを今回、舞台用にしたそうです。面白かった~(´∀`)
駒塚さんももちろん素敵でしたが
今回印象に残ったのは脚本と演出。
今日のブログはそれについて書いてるのですが、これ以降はちょっとネタバレになりますので、作品の内容やオチは知りたくない~という方は、以下を読まないでくださいましね。
以下、軽くネタバレ
↓
やはり一番すごかったのは、脚本・・・というか原作。クリスティーが脚本にしたらしいのですが。やはりどんでん返しのすごさが圧巻。
ミステリはあまり詳しくない私が言うのもエラそうですが
やはり『アクロイド殺し』、『オリエント急行』を書いた人なんだな・・・と思わずにはいられない。
個人的には、一話目の『最後のディナー』の方が好きだったな
物語のどんでん返し自体は、ものすごく突飛な物ではないと思うのですが、何故か考えも及ばない。「そうきたかー!ていうか、それはないだろうー!?」と思わせる。←これ、クリスティーを読んだ時特有の感情ですよね。
どんでん返しの瞬間、観客全員が、「えっ!?」となり、息をのんだのがよくわかりました。
ちなみにこの一話目、英語での原題は、『最後のディナー』ではなく、『君主にふさわしい皿に盛られたバター』だそうです。
聖書の中の一節である、この言葉を台詞にも盛り込み、タイトルにする事によって伏線にして、殺人を暗喩しているのですが、それは聖書に詳しくない私にはわからなくて・・・
だから邦題は『最後のディナー』なのでしょう。日本人には聖書のことはわかりにくいですからねぇ。
でもここからが演出が面白かったんです!邦題になぞらえて、絵画の『最後の晩餐』を演出で効果的に使っていて。それがすごくわかりやすい。絵画と全く同じ構図に人を配置しているんです。
『君主にふさわしい皿に盛られたバター』は知らない私でも、『最後の晩餐』はわかるから、これからの殺人が見え隠れするし。
しかもすごいのは、これは絵画を元ネタにしている為、ラジオでは決して出来ない演出だし!
すんごいなぁ~。演出家は、ジェイスン・アーカリという方でした。演劇詳しくないから、どんな人なのかはわからない・・・
オペラもそうですが、海外の作品は聖書やギリシャ神話などが出てくることが多いけれど、日本人にはなじみがありませんから、観客にわからせるのは難しいですよね。でもそれが伏線や面白みになっていることも多いですから、どうやって日本の観客に理解させるか、演出家の腕の見せ所なんでしょうねえ。
休憩あけての、二話目の『フェイからの電話』には、最後、ホームから落ちるという場面がありまして。
一番最初に作られていたラジオドラマなら、悲鳴と電車の音だけで表現していたであろうと思うのですが。
今回の舞台では、電車の音はもちろん、照明の暗転、何より駅員をとても効果的に使って、主役を構図的にものすごく目立たせて、且つ本当にホームから落ちたように感じました。
私は演出のことはあまりわからないので、よく使う手法なのかもしれないのですが、でもすごくわかりやすくて、ドキドキしました。
舞台って何でもできるんだなーと改めて思った次第です。たった二日間しか上演していないのが残念!
舞台って本当に面白い。
コメント欄開きました♪一言下さるとうれしいです
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これ→アガサ・クリスティー サスペンスオムニバス
元々はラジオドラマ用の脚本だったそうで。それを今回、舞台用にしたそうです。面白かった~(´∀`)
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駒塚さんももちろん素敵でしたが
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今日のブログはそれについて書いてるのですが、これ以降はちょっとネタバレになりますので、作品の内容やオチは知りたくない~という方は、以下を読まないでくださいましね。
以下、軽くネタバレ
↓
やはり一番すごかったのは、脚本・・・というか原作。クリスティーが脚本にしたらしいのですが。やはりどんでん返しのすごさが圧巻。
ミステリはあまり詳しくない私が言うのもエラそうですが

やはり『アクロイド殺し』、『オリエント急行』を書いた人なんだな・・・と思わずにはいられない。
個人的には、一話目の『最後のディナー』の方が好きだったな
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物語のどんでん返し自体は、ものすごく突飛な物ではないと思うのですが、何故か考えも及ばない。「そうきたかー!ていうか、それはないだろうー!?」と思わせる。←これ、クリスティーを読んだ時特有の感情ですよね。
どんでん返しの瞬間、観客全員が、「えっ!?」となり、息をのんだのがよくわかりました。
ちなみにこの一話目、英語での原題は、『最後のディナー』ではなく、『君主にふさわしい皿に盛られたバター』だそうです。
聖書の中の一節である、この言葉を台詞にも盛り込み、タイトルにする事によって伏線にして、殺人を暗喩しているのですが、それは聖書に詳しくない私にはわからなくて・・・

だから邦題は『最後のディナー』なのでしょう。日本人には聖書のことはわかりにくいですからねぇ。
でもここからが演出が面白かったんです!邦題になぞらえて、絵画の『最後の晩餐』を演出で効果的に使っていて。それがすごくわかりやすい。絵画と全く同じ構図に人を配置しているんです。
『君主にふさわしい皿に盛られたバター』は知らない私でも、『最後の晩餐』はわかるから、これからの殺人が見え隠れするし。
しかもすごいのは、これは絵画を元ネタにしている為、ラジオでは決して出来ない演出だし!
すんごいなぁ~。演出家は、ジェイスン・アーカリという方でした。演劇詳しくないから、どんな人なのかはわからない・・・
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オペラもそうですが、海外の作品は聖書やギリシャ神話などが出てくることが多いけれど、日本人にはなじみがありませんから、観客にわからせるのは難しいですよね。でもそれが伏線や面白みになっていることも多いですから、どうやって日本の観客に理解させるか、演出家の腕の見せ所なんでしょうねえ。
休憩あけての、二話目の『フェイからの電話』には、最後、ホームから落ちるという場面がありまして。
一番最初に作られていたラジオドラマなら、悲鳴と電車の音だけで表現していたであろうと思うのですが。
今回の舞台では、電車の音はもちろん、照明の暗転、何より駅員をとても効果的に使って、主役を構図的にものすごく目立たせて、且つ本当にホームから落ちたように感じました。
私は演出のことはあまりわからないので、よく使う手法なのかもしれないのですが、でもすごくわかりやすくて、ドキドキしました。
舞台って何でもできるんだなーと改めて思った次第です。たった二日間しか上演していないのが残念!
舞台って本当に面白い。
コメント欄開きました♪一言下さるとうれしいです
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