ソプラノ歌手 中川美和のブログ

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ミュンヘン旅行。

2012-04-24 01:13:12 | ドイツのこと
物件の契約解除で色々あったとか、管理人と部屋の掃除の事であーだこーだあったとか、ペンキ塗りのことであーだこーだあった(退居する前に、部屋の壁やらを塗り直さないといけない。)とか。
もートラブルやら、すんごい忙しくて、毎日二時間くらいしか寝れない日が続きましたが。
ま、そのへんは、おいといて。

やっと、帰国前に旅行~。
母が来まして、私が日本に帰る前にドイツ旅行を一緒にしちゃおうじゃないかという訳です。

で、今は。

ミュンヘン観光。
…旅行っていうのか…?

よく考えると、ミュンヘン、ほとんど観光してなかったのよね…まあ何、そこに住んでると、大事なのってどこのスーパーが安いとか、どこのドラッグストアが良いとかそういうのじゃん?(言い訳)

でも観光場所が。

笑えるくらい近所。

普段しょっちゅう歩いてたとこをガイドブック見ると新鮮…

とりあえずこんな感じ。


地図ガン見。

全然わかってないじゃん。
あ、私は真ん中の左の縞々の服着てるのがそうです。地図見て悩んでるの。ほら方向音痴だから…




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Beste Freundin!

2012-04-20 20:16:16 | ドイツのこと
前々回の日記で書きましたが。
読みたい人は、ここをクリック。

旦那さんが突然亡くなって、母国のタイに帰りたがっていた友人。

しばらく見かけなかったから、タイに帰ったんだな、とずっと思ってたんですが。
彼女がまだミュンヘンにいた!
近所のお店の店員さんなんですが。たまたまお店にいったら、いたの。

私たち2人とも、しばらく会わなかったうちに雰囲気や髪型がかなり変わってて、互いにしばらく気付かなくて。
あれ?と思って顔をあげたら、向こうも同時に気付いて、2人同時に声をあげてしまった。

「ミヴァ!!」(←ドイツ語読みすると私の名前はこう呼ばれる)
と叫ばれて、私も泣いて、抱き合ってしまった。

私は帰国するから、もう会えないかもだけど、それでもやっぱり、嬉しかった。

どうやら他のお客さんとの雑談の感じだと、学校(何の学校かは不明)にいったりしてて、忙しく、休む暇もなくて、なかなか大変らしい。前は学校なんか、行ってなかったのに。
だからお店にもあんまりいなかったのかな。

2人ともはしゃいじゃって、何度写真撮ってもどうしてもブレるのー。これはまだまだマシな写真です(笑)
泣いた後なので変顔は勘弁…




ずっと友達。

いつか必ず、タイに行くんだ。彼女の育った国に、行ってみるんだ。




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お酢

2012-04-18 18:23:08 | ドイツのこと
只今、部屋の掃除しまくっております。部屋を出るから当たり前だけどね。

中でも手ごわいのが、シャワーの蛇口の所が緩んでるのか、少しずつだけ、水が漏れてて。ちりも積もれば何とやら…で、そこの下のタイルの所が、巌のようなカルキの塊に。

ドイツは硬水なので、カルキがすぐたまるんですね。お皿も洗った後、きちんと拭かないと真っ白になっちゃう。

で、シャワー下のタイル、カルキが固まった挙句、何か黒ずんでるし。いやん
けっこー見た目のインパクトがなかなかすごい。

しかし、こんな事でKautionを引かれてたまるかい…!と、必死で掃除。
あ、Kautionというのは入居する時に払う、まとまったお金で。退居する時に返してもらえるんですが、退居の時に部屋のどこかが壊れたり、汚くなってたらそれを直すために、お金をひかれちゃうんですよね。
だからできるだけ綺麗な状態で家を出ようとする訳なんだけれども。

でもやはりドイツのカルキ恐るべし。
今までうちで使ってた、カルキ取りの洗剤使ったんですが、少ししか取れなくてね。

それで、dmというドラッグストアに行って、カルキが取れないので、洗剤、どれがおすすめ?と店員さんに訊いたら、
『お酢! と。

…お酢?
家帰ってからネットで調べたら、お酢ってカルキ取りに良いんですってね。
しかしドイツのお酢はやっぱり違ってたわ。
料理用という名目のお酢なのに、洗剤売り場にどん!と置いてあった。しかも、食事用に使う時は4倍に薄めて下さいって…
…食事用にしない方が良いんじゃないの…?

さっそく使ってみたところ、手についたら、手が一瞬で荒れてしまった…あわててゴム手袋装着。

で。
巌のようなカルキの塊につけ置きしておいて、何時間かしたらブラシでこする、というのを繰り返していたら、ちょっとずつだけど薄くなってきた…
ふと気づいくと、一日がかりでそれをやっていたら、カルキ、かなり取れてる!お酢恐るべし!
因みに、まだつけ置き中。ふふふ、一晩つけ置きしたら相当弱くなってるはず。あと一息

ところで昨日、つけ置きしてる時に、管理人さんが連れてきた入居希望者が部屋を見に来たんだけど。

「ここが洗面所ね。」
と言いながら管理人さんがドアを開けた途端、

つ~~~~~~~~ん………

アラ ゴメンナサイ


鼻を抑えながら軽く顔をそむけ、

「Essig(お酢)…」
「Essig…」
とつぶやく2人。

まあブラシも放置してあったし、誰がどう見ても、退去前のお掃除中。
あたし良い子

カルキにお酢が効くのはドイツでは常識ぽいし。
だから別に怒られなかったけど。

ごめんねー。


それにしても、壁についたコーヒーのしみも、新しい洗剤ですっかり取れたし。
ドイツの掃除用具は優秀じゃのう~
しかも安い!!お酢や洗剤、掃除ブラシとか色々買っても5ユーロ。

ドイツ人、掃除とか修理、好きだよね。
漫画の『エロイカより愛をこめて』で、エーベルバッハ少佐が家中を磨きあげたり、修理したり、てのはわかるなあ…

ちなみに退居前に、部屋が汚れてるとペンキ塗りを自分で済ましちゃう人もいるんだそうな。

そして今、家の契約の事がなかなか二転三転しております。まあ私は退居するだけだから、大丈夫なんだけど。さすがドイツ!としか言えませんな…
全部済んだら報告しますよ…何でこんな事になるんだろー…すごいよなー…


そして今、突然掃除機がこわれ、部屋のメインランプの電球が切れた。

…何でこのタイミングで…!(´д`;)

余計な出費~。掃除機安いのあるんだろーなー…




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創作オペラ『天使のおくりもの』

2012-04-15 21:30:17 | コンサートのご案内&ご報告
さて、一回分、日記がとんじゃいましたが。4月7日の、氷川荘でのコンサートの話、続きです。
第二部。いよいよオペラの始まり~。

オペラは『天使のおくりもの』。

こちらの方も、私が台本を書きまして、劇中から使う音楽はクラシックから引っ張ってきました。
アレンジはピアニストの田中さんがやってくれました。

クラシックをハードル高くなく聴いてもらえるように。クラシックと気付かなくても、楽しんでもらえるように。
クラシックに馴染みのない方やお子さんたちに飽きずに聴いてもらえるように、何とか考えた方法です。こういった創作オペラは、歌をやっていく上で、私が続けていきたい活動です。

さてさて、『天使のおくりもの』の、登場人物は、女の子の天使と、男の子の悪魔。
内容はコミカルにして、アドリブの連続にしてギャグを入れつつ、でも最後はバラの騎士の音楽を使うので、一応ペースは真面目な感じ。
あ、天使と悪魔は、私の早変わりです。一人二役ね。

あらすじはといいますと。

イタズラ好きの悪魔が、いつものようにイタズラをたくらんでいます。
ところが、悪魔のしかけたびっくり箱のイタズラにひっかかってしまった、女の子の天使に悪魔は一目ぼれ。
悪魔はあの手この手で、天使にプレゼントしたり、何とか気に入られようとしますが、うまくいかない。

けれど、折れてしまった天使の大切な杖を、何という事なく悪魔が直してあげたことで、天使は大喜び。天使からハートの形のペンダントをもらって、話は終わります。


そんな創作オペラの当日の話、写真をまじえてレポートしますね。

まずはイタズラ好きの悪魔の登場。

『忘れもの』と書いた袋にびっくり箱をしかけ、誰かがひっかかるのを待っていますが…

(使用曲)『ヘンゼルとグレーテル』より「ラ・ラ・ラ・ラ…」



そこにやってきたのは女の子の天使。天使の杖で歌いながらやってきます。
(使用曲)『ヘンゼルとグレーテル』より「私は小さな露の精」



しかし、それと知らずに悪魔のイタズラにひっかかり、びっくり箱を開けてしまって…

「ぅきゃあああぁぁぁぁぁぁっっっっ!!」

…というところまで。
ここまで進めるのが、もーう、大変でしたねえ…(遠い目)
何が大変かと言いますとね。

普段、自分たちだけで練習しているときは、たとえばこの、天使がびっくり箱をあける場面は、普通にびっくり箱を開ければよかったんですけど。

本番当日は。お子様たちが。
私演じる天使がびっくり箱を開けようとすると、

お子様たち→「開けちゃダメダメダメ!!」
「悪魔だよ!悪魔だよ!!悪魔がやったんだよおぉぉぅぅぅ!」
「あけちゃダメ――――っっっ!」


…先に進めない…orz
気を取り直しつつ、

「悪魔?何それ!そんなの知らないわぁ!」
などと、天使の役のまま、かわいく言って、話を進めようとすれば

お子様たち→「あのねあのね!悪魔がびっくり箱を入れたんだよ―――!!」

…オウフ…(´∀`;)

そうか、子供はこういう風にオチをすべて言ってしまうのね。
…かつて研修所でも、デビューの時も本当に指導して頂いて、お世話になった演出のN村K一先生。こういう時はどうしたら良いんでしょうか…(´∀`;)アハン

ま、適当にアドリブでつなげましたけれどもね。
コミカルな内容で、自分で作った台本でよかった…きっちりした台本で、シリアスな内容だったらアドリブも入れにくいし、どうなったことやら…

ま、そんな風に私自身もペースもつかみ、話は進んでいきます。



悪魔は自分の大事な宝物をいくつも入れて、一目ぼれしてしまった、女の子の天使へのプレゼントにします。

(使用曲)『後宮からの誘拐』より「何という喜びが」


というところが。もう、めちゃくちゃ大変でした…

天使に喜んでもらうため、悪魔が自分の宝物をプレゼントしようと、いそいそと用意しているんですが。悪魔の宝物はヘビにカエル、そしてガイコツ。
それを見ていたお子様たち、そんなものをプレゼントしたら、天使が驚くと思ったんでしょうかねえ。

お子様→「そんなんじゃだめだよぅ!(´д`)」とか、
何とかそのプレゼントを阻止しようとしはじめ、必死になり。そして、私に小道具のカゴまでかぶせてくるし(笑)

…悪魔、困っちゃうぜぇ(´∀`;)

挙句に、お子さんの1人が、プレゼントの中身がカエル、ヘビ、ガイコツでは、あまりに天使がかわいそうだと思ったのか。何とか、良いプレゼントをあげようとしたらしく。
自分の服を、プレゼントの袋に一緒に入れてくれました(笑)

…かわいすぎるやろ~…(笑)



まあ、文章で書いてると大した事ないように見えますが。この時舞台は大変な大騒ぎ。私、超必死。
ですが、お客様の大人たちは、子供たちの様子を見て、お腹を抱えて涙流して笑っていたそうな…(笑)

そんなこんなで悪魔退場。
しかし、私が舞台裏で早変わりして、天使がやって来て、プレゼントの袋を見つけると、子供たちは大絶叫。

「だめえぇぇぇぇぇぇえええええ!」
「ガイコツ入ってるよぉぉおぉぉおお!!」
「その袋、開けちゃだめえぇぇぇぇええええ!!」


…かわいい(笑)

結局、開けちゃうわけですけどね、プレゼント。

天使がはしゃいで開けたプレゼントの中身は、ガイコツ。




「いやあぁぁぁぁぁぁっっっっ ガイコツ―――――っっっ」

結局、天使はこれも、プレゼントとの名を騙ったイタズラだと思い、ぷんぷん怒って帰ってしまう訳ですが。
「あ~あ…と言わんばかりの雰囲気の子供たち…
すると、悪魔登場。
天使が自分のプレゼントを気に入ってくれなかった事に対してふてくされていたら、絶妙のタイミングでお子様からツッコミが。

お子様→「相手の気持ち考えないからだよっっ(`д´)」
思わず、本当に悪魔の気持ちになってしまい。

「だって…だって、俺の一番の宝物、あげたんだぜえぇぇぇ!!」
と、アドリブで、本気でセリフを返してしまいました。
…口をついて台詞が思わずでてくる、というのは初めての経験だったかもしれない。


この後、大切な杖をなくした天使が、泣きながら杖を探せば

(使用曲)『フィガロの結婚』より「なくしてしまった、どうしよう」

前奏の段階で、
お子様たち→「あっち!杖、あっちにあるよー!!杖、あっちあっち!」 の、大合唱…
…天使、困っちゃうん(´∀`;)
演出のN村K一先生、こういう時のアドリブはどうしたら以下略。



結局、杖が折れているのを見つけた天使は、ショックのあまり、泣きだしていなくなってしまいます。その様子を見た悪魔が、折れた杖を直してあげようと、ガムテープを使おうとすると、

お子様→「それ、色が違って変になっちゃうから、やめた方が良いよ!Σ (゜д゜)ノシ」
と、的確なアドバイスも。…確かに杖がピンクで、ガムテープが普通の茶色だしね…(´∀`;)
…的確だけど、次のストーリーの都合があるから、華麗にスルー



それで、悪魔が何とか直した杖を天使が見つけて大喜び。そのお礼に、自分のお気に入りのハートのペンダントを置いていきます。
「どうか、杖を直してくれた優しい人が受け取ってくれますように…」
と、天使は祈りを込めながら。


そして天使がいなくなった後、悪魔がそっとやってきて、ペンダントをもらっていなくなる…
(使用曲)『バラの騎士』より「まるで夢のよう」

それで終わり。です。

今回のこのミニオペラ、いらしてた大人の関係者のお客様は、もうお子さんたちの反応を観てるのが面白かったそうです(笑)
私も見たかったもんですが、私はもはや子供たちが相手役、といった状態だったので、様子を見るどころではなかったですね~。

子猿軍団にとりかこまれて、もう必死(笑)
いやー、まっすぐに立って、きちんとアリアを歌う事は教えてもらいましたが、飛びかかってくる子どもたちをあしらい、サングラスを外そうとするのを防ぎつつ、且つ崩れないようにアリアを歌うレッスンは習ったことなかったわ~(笑)

でも、あんなに楽しかった事ってなかったなー。
もう夢中になってくれて、子供たちがまるで共演者、いわば相手役でした。
彼らの反応に返しつつ、ストーリーが崩壊しない程度にアドリブを入れて修正しながら、先に進めていく…いやはや、勉強になりました。


さて、
『天使のおくりもの』
使用曲はこちら。

フンパーディンク 『ヘンゼルとグレーテル』より
「ラ・ラ・ラ・ラ…」
「私は露の精」


モーツァルト 『後宮からの誘拐』より
「何という喜びが」

モーツァルト『フィガロの結婚』より
「なくしてしまった、どうしよう」

R・シュトラウス『ばらの騎士』より
「まるで夢のよう」

グリーグ『ペール・ギュント』より
「山の魔王の宮殿にて」(※ピアノ独奏)

でした!



さて、いきなりですが、裏話。
はっきり言って、悪魔、私がやってるので怖くはないですが、あまり可愛くはないです(笑)

「俺様は悪魔だぜぇ!エッヘン!」
…という、少年ぽい、かわいい感じではなく。
子供っぽくはあるのですが、どこかけっこうドスの利いた感じ…何故なら、私は地声が宝塚並みに低いので、男役の悪魔は何の違和感なく、台詞ができてしまうという…

ちなみに天使の時は、コロラトゥーラのポジションで、きゃぴきゃぴした高音の声でしゃべってますので、まるで別人のように甲高い女の子の声に聞こえます。なので kein problem。←…でも実はこっちのが大変なんだな~(´∀`;)

まあだから、早変わりさえこなしてしまえば、結構二役はなんとかなってしまえるので。何かトラブルが起きても、ギャグのアドリブで切り抜けられるし。
このオペラの問題は、早変わりだけでした。どんなにがんばっても30秒はかかるのでね…

衣装以外にも、カツラ、靴に、サングラスや角…と、1秒を争う、早変わりの時にはなかなか小道具が多いんですよね。

結局、私が裏で早変わりしている間、お客に待っている違和感を感じさせないように、私は台詞をしゃべる事にし。
そしてピアニストの田中さんに、それぞれのテーマ(天使は「露の精のアリア」、悪魔は「山の魔王の宮殿にて」)を、アレンジしながら弾いてもらう事で何とか解決。

いやー、田中さんは、こういうちょっとしたアレンジもさっさとやってくれるんですが、普通の演技の時も、物を出す時やちょっとした時に、ピアノで実にさまざまな効果音をつけてくれて。
そのおかげで私の動きや感情が、本当に効果的になるんですよ!アドリブ大会だったのにありがとうでした(´∀`)
特に最後、このオペラのメイン曲である「バラの騎士」は、かなり長い曲なので、相当短くしなくてはならず。
しかもわかりやすく伝えつつ、でも、「ここの和声は、絶対欲しいよね…」という自分たちの我儘もあり。
それを相談しながら、アレンジはほとんど彼が作り上げてくれました。

しかも、すんごい上手いの!!!

私が慣れていない曲なので、レッスンつけてもらっていたら、ピアノ伴奏なのにまるでオーケストラのように、涙が出てくるほど綺麗に弾いてくれて。もう超感動…
話を聞いたら、バラ騎士は大変にお好きだそうで…納得。

おかげで、完全に稽古中に脱線してしまい(笑)全然関係ない、銀バラの献呈の場面とかやっちゃって遊んでましたがな~(´∀`)
歌いたいな!バラ騎士!!演じるよりも、まず歌いたい!!

それにしても、やはり私たち歌い手はピアニストの協力なしには、歌う事が出来ません。
特にこういったアドリブ大会(笑)や、またクラシックの大切なことを抑えつつ、アレンジも考えつつ弾いてくれる田中さんにはいつも感謝!影でレッスンもつけてくれるし。

…なのにピアニストって、演奏終了後の挨拶は、いつも隅っこで、歌手の後なんですよね~…
ですので、歌手のコンサートに行かれる方は、ちょっと機会があったら、ピアニストさんにも目を向けて下さると本当に嬉しい。
私たちはいかにピアニストに支えられ、共に演奏しているか。感じて下さると本当に嬉しいです!


さて。以下、ちょっと真面目な話。

今回、コンサートとしては、先方にも満足していただけたようですし、一時間半という時間の間、お子様たちも飽きずに見てくれて、喜んでくれたようです。トータルの出来としても、上手くいったと思っています。

それでも。
私は本当にまだ三文役者というか、三文歌い手(そんな言葉あるのか?)で。
こんな私に喜んでくれる子供たちが、かわいいやら、少し哀しくもあります。

世の中には、もっともっと、素晴らしいエンターテイメントや音楽があふれている。どうか、もっとそれを観てほしい。
私なんかで喜ばないで。本当に素晴らしいものって、こんなものじゃないんです。
見ただけで身体が震えるような。
時間が止まって、永遠に感じるようなものが、素晴らしいエンターテイメントなんです。

まだ小さい、5歳や7歳くらいのあなたたちは、もっともっと、知る権利も、楽しむ権利も持っている。
私はもう32、どれだけ歌い手として成長できるのかは分からないけれど、少しでも必ず、必ず、上達して、今回より次回、次回より、その次、必ず、もっと良いものを届けられるように、本当に頑張っていくから。

どうかいっぱい、素敵なものに触れていってね。子供たちに伝えたいことです。
そして、それは自分が、大人のお客様にも持たなくてはいけない気持ちで。
もっともっと良い物を。
必ず、
「あの人のコンサートは、行って良かったね」
と、思ってもらえるようなエンターテイナーになりたい。
それは、楽しい時間をお届けするという意味でも。上質なクラシックをお届けするという意味でも。

どちらも、あまりに遠いですけれど、目標はいつだって高くもちたいです。でなければ、その前で止まってしまうから。

いつだって楽しい時間を。
私たちはそれをクラシックで届けられる。
少しだけ、少しだけ見せ方を変えれば、クラシックはいつだって素晴らしいものです。
子供たちだってわかってくれました。飽きずにきいてくれました。
クラシックは決してつまらないものなんかじゃありません。

いつか、また他の歌い手さんと一緒に別の創作オペラを出来たらいいのに。
野望ですね(笑)



おまけ。


悪魔、身体も柔らかいのさー。
(終わった後、速攻で子供がマネしていた…いや、お行儀よくないから、マネしない方が…)





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ミュンヘンに戻りまして。

2012-04-13 16:24:03 | ドイツのこと
氷川荘のコンサートの続き!

…といきたいとこですが。ちょっとだけライブな話。いいですか。ホットなこの気持ちをお伝えしたくて…(氷川荘の話はまた次でね

と、いうわけで、いまミュンヘンでございます。
寒いです。
息が白いとかマジですか~…

五月でビザが切れるのでね。家やら銀行やら、もろもろの後始末をするために今回は来たんですけれども。
退去にあたり、次に部屋に入る人を連れて、契約にも行かなきゃだし。(ドイツルールなの。)

それで管理人さんに連絡しなきゃいけないんですけどね。

つかまらないいぃぃぃぃぃ

管理人なんだから家にいろおおぉぉおお

置き手紙したら、置き手紙はなくなってるのに、やっぱりつかまらないいぃぃぃぃいい

すぐに連絡くれと書いてあるのにいぃぃぃぃいい

朝の8時から夜の11時の間に、たびたび行っているのにどうして出てこないのよおぉぉおぉ

もー勝手に退去、入居の契約進めちゃうからな!進めちゃうからな!キイィィィィイイイ



…あらごめんなさい。
ドイツの感覚に戻れなくて。うふ。(・∀・)何かこっち来てから怒ってばかりだわ。


ちょっとだけ。何となく切ない話。
こっちで、語学学校とか関係なく、初めて友人と言って良いような関係になった人がいるんですが。去年、夏に病気で突然亡くなってしまったんですね。ものすごいショックでした。
その時は、奥さんからその話を聞いたんですけど。
本当に突然のことだったので、私もなかなか現実を受け入れられなくて。

でもやっと昨日。こちらに着いた時に、すぐにその友人が働いてたお店をのぞいてみた。

その友人はいなかった。

当たり前ですけど。

もちろん同じお店で働いていた、奥さんもいなかった。彼女も私にとっては大事な友人だった。
アジア人同士、彼女との方が仲良かった気がする。タイ人の彼女は、すごく人懐こくて、年上だったけど笑顔の可愛い、チャーミングな人だった。
ただ、彼女はドイツがあまり好きじゃなかったみたい。
タイに帰りたい、タイに帰りたい、と私と2人きりになるとよく言っていた。旦那さんの前では言ってなかったから、彼には気を使っていたんだろう。
だから、旦那さんが亡くなった時点で、もう会えないかな、という気はしていたけれど。

彼女はきっとタイに帰ったんだろうか。
さよならも言えなかったなあ。

タイでの彼女の連絡先もきけなかったし、もう会えないだろうけれど。
彼女のおかげで、一度タイという国に行ってみたいな、という気持ちが私には生まれた。

色々あるけれど、いま、身近にいる人との時間を大事にできたら良いですね。



そして話はいきなり普通になります。

何故か、親友(日本人)がイタリアに遊びに来てます。
何となく連絡したら、「みわちゃん今ドイツ!?あたし今、隣の国だよー

…連絡もしていなかったのに何故…しかし旅行にもかかわらず、
「ドイツ人の生真面目さがなつかしい」
と言ってます。
まあ、イタリア人にくらべれば…ね。
親友、この寒さにもかかわらず、ジェラートを食べたそうですが、「ドイツのスパゲティアイスのがおいしい…」と言っております。



スパゲティアイスね。確かに美味しかった。@ベルリン。

…でも、スパゲティアイスって、確かドイツのアイス屋さんが、アイスの本場、イタリアぽさを出そうとして作ったものなんだよね(笑)


さて、今日は銀行に行ってこようと思います。
イースターも終わったから、街の雰囲気もとりあえず落ち着いた感じ…かな?

さあ、戦いはこれからだ!(←何の…)





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