ケルビーノ、改めてご報告です。
と、その前に。
キャスト、オケの皆様、合唱の皆様、マエストロに演出家、音楽スタッフの皆様、制作の方々、当日の舞台スタッフの皆様、そして何より、いらして下さったお客さまに心からお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました&お世話になりました
これは楽屋で撮った1枚~。
マルチェリーナと
上演中、常に誰かがバタバタと走り回っているオペラだったので、なかなか写真は撮れませんでした
無念~。
今回は、かなり役作りで色々考える事がありました。
明るく、走り回る事に関しては今までと何ら変わりないように思いましたが、やはり男の子。今までの明るいスープレット役とは、全然!!違いました・・・詳細は今までのブログにも書いているので省きますが・・・
あ、あとぽんぽんと放り投げられる事が多くて、受け身がかーなーり、うまくなりました(笑)
成せばなる!!(゜∀゜)ノ
さてさて、ケルビーノの歌で、一番思い入れがあったのは、やはり『Voi che sapete』でしょうか。今までオペラで歌った曲の中で一番有名な曲だったかもしれない(笑)
お稽古中から何故か、これはお客様がいないと成立しない曲だなー、という事を感じるようになってきました。
もちろん、伯爵夫人に対して歌ってはいるのですが、その上で、お客様全員に対して「僕に恋して下さい」と、やわらかく伝えているように思います。何故か。
「僕に恋して」と伝えても、それが嫌味にならず、そして伝えられた人は(主に女性)、彼を愛さずにはいられないキャラクターがケルビーノだと思っています。
なので、常にホールいっぱいのお客様の感覚をイメージしながらお稽古場で歌っていました。
本番では、お客様が一緒に呼吸して下さるのを感じて、何とも幸せなケルビーノでした。
最後の繰り返しのvoi che sapeteのときは、お客様が、繰り返されるフレーズをもう一度、あたたかく、ゆっくりと受け取る空気になってくださっていた。
私の『Voi che sapete』はあの時、生きていたと思うし、お客様も受け取ってくださったと感じることができました。
指揮者、オケ、歌手、お客様と会場中全員での呼吸を感じることのできる、あのときは本当に幸せでした。
200年前のものを今ここに同じ空気を感じながら、もう一度よみがえらせる事が出来るのは何ともいえず幸せな事です。
クラシックって楽しいなー、としみじみ思いました。
スザンナ役の伊藤邦恵ちゃんからもらった1枚♪(´∀`)
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バルトロ、スザンナ、バルバリーナ、ケルビーノ、マルチェリーナ
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キャストの中でも、スザンナ役の伊藤さんとは、おしゃべりする事が多かったのですが。本当に賢くってしっかり者で、柔らかい所も持っている、スザンナそのものでした!
稽古終盤では、邦恵ちゃん本人なんだか、スザンナなんだかわからなくなるような。良い意味で素のままがスザンナという、不思議な感覚に何度もなりました。
ケルビーノから見ると、他の子たちとは少し違う、ちょっと一歩進んだ、親しみやすい、おねーちゃんなんだなー。
ところで、以前自分がスザンナをやった時のブログを自分で見つけてしまいました。見てみると面白いかもです。
今から3年前ですね
♪ ここをクリック ♪
自分が三年後にケルビーノをやることになるなんて、この時は考えてもいませんでした。
オペラの役と言うのは、人との出会いにも似た巡り合わせだと思っています。どれだけ欲しても出会えない場合もあるし、不思議と縁のある人もある。
いろいろあって、出会えなくなった役もありますが、きっとまた出会えると信じてます。
信じても出会えないのならば、その役とは縁がないのでしょう。
ケルビーノは縁のあった役なのかな、とも思います。
本来ならソプラノの私、演じる事を考えてすらいませんでした。でも、C・シェーファーのケルビーノに一目ぼれをし、それから大好きになった『Voi che sapete』。
もしかしたら、これからも縁のある役になるかもしれないし、ならないかもしれない。
ケルビーノは不思議な役でした。
愛しているのに、お客様たちからも愛をもらえるという、本当によくわからない役。だからこそ、魅力的なのかもしれないです。
また、あまりにエロの事しか考えていなくて(笑)これで良いのか、とも思いましたが(特に一曲目のアリア・・・)ギリシャ神話では、エロスはすなわち、キューピッドとなるわけで・・・
ということは、エロ=愛となり、ケルビーノの形としては、何とも正しい形ではないのかと(笑)
もう私の中からは、ケルビーノはいつもの逃げ足の速さで駆け抜けていったような気もしますが、また会えたらいいなあ。
コメント欄開きました♪一言下さるとうれしいです
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と、その前に。
キャスト、オケの皆様、合唱の皆様、マエストロに演出家、音楽スタッフの皆様、制作の方々、当日の舞台スタッフの皆様、そして何より、いらして下さったお客さまに心からお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました&お世話になりました
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これは楽屋で撮った1枚~。
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上演中、常に誰かがバタバタと走り回っているオペラだったので、なかなか写真は撮れませんでした
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今回は、かなり役作りで色々考える事がありました。
明るく、走り回る事に関しては今までと何ら変わりないように思いましたが、やはり男の子。今までの明るいスープレット役とは、全然!!違いました・・・詳細は今までのブログにも書いているので省きますが・・・
あ、あとぽんぽんと放り投げられる事が多くて、受け身がかーなーり、うまくなりました(笑)
成せばなる!!(゜∀゜)ノ
さてさて、ケルビーノの歌で、一番思い入れがあったのは、やはり『Voi che sapete』でしょうか。今までオペラで歌った曲の中で一番有名な曲だったかもしれない(笑)
お稽古中から何故か、これはお客様がいないと成立しない曲だなー、という事を感じるようになってきました。
もちろん、伯爵夫人に対して歌ってはいるのですが、その上で、お客様全員に対して「僕に恋して下さい」と、やわらかく伝えているように思います。何故か。
「僕に恋して」と伝えても、それが嫌味にならず、そして伝えられた人は(主に女性)、彼を愛さずにはいられないキャラクターがケルビーノだと思っています。
なので、常にホールいっぱいのお客様の感覚をイメージしながらお稽古場で歌っていました。
本番では、お客様が一緒に呼吸して下さるのを感じて、何とも幸せなケルビーノでした。
最後の繰り返しのvoi che sapeteのときは、お客様が、繰り返されるフレーズをもう一度、あたたかく、ゆっくりと受け取る空気になってくださっていた。
私の『Voi che sapete』はあの時、生きていたと思うし、お客様も受け取ってくださったと感じることができました。
指揮者、オケ、歌手、お客様と会場中全員での呼吸を感じることのできる、あのときは本当に幸せでした。
200年前のものを今ここに同じ空気を感じながら、もう一度よみがえらせる事が出来るのは何ともいえず幸せな事です。
クラシックって楽しいなー、としみじみ思いました。
スザンナ役の伊藤邦恵ちゃんからもらった1枚♪(´∀`)
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キャストの中でも、スザンナ役の伊藤さんとは、おしゃべりする事が多かったのですが。本当に賢くってしっかり者で、柔らかい所も持っている、スザンナそのものでした!
稽古終盤では、邦恵ちゃん本人なんだか、スザンナなんだかわからなくなるような。良い意味で素のままがスザンナという、不思議な感覚に何度もなりました。
ケルビーノから見ると、他の子たちとは少し違う、ちょっと一歩進んだ、親しみやすい、おねーちゃんなんだなー。
ところで、以前自分がスザンナをやった時のブログを自分で見つけてしまいました。見てみると面白いかもです。
今から3年前ですね
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自分が三年後にケルビーノをやることになるなんて、この時は考えてもいませんでした。
オペラの役と言うのは、人との出会いにも似た巡り合わせだと思っています。どれだけ欲しても出会えない場合もあるし、不思議と縁のある人もある。
いろいろあって、出会えなくなった役もありますが、きっとまた出会えると信じてます。
信じても出会えないのならば、その役とは縁がないのでしょう。
ケルビーノは縁のあった役なのかな、とも思います。
本来ならソプラノの私、演じる事を考えてすらいませんでした。でも、C・シェーファーのケルビーノに一目ぼれをし、それから大好きになった『Voi che sapete』。
もしかしたら、これからも縁のある役になるかもしれないし、ならないかもしれない。
ケルビーノは不思議な役でした。
愛しているのに、お客様たちからも愛をもらえるという、本当によくわからない役。だからこそ、魅力的なのかもしれないです。
また、あまりにエロの事しか考えていなくて(笑)これで良いのか、とも思いましたが(特に一曲目のアリア・・・)ギリシャ神話では、エロスはすなわち、キューピッドとなるわけで・・・
ということは、エロ=愛となり、ケルビーノの形としては、何とも正しい形ではないのかと(笑)
もう私の中からは、ケルビーノはいつもの逃げ足の速さで駆け抜けていったような気もしますが、また会えたらいいなあ。
コメント欄開きました♪一言下さるとうれしいです
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これからも、頑張って下さい。応援しています!!!!!
お返事が遅くなってごめんなさい!
いらして下さって本当にありがとうございましたm(_ _)m
あ、あっちのアリアの方がお気に召して下さいましたか?それはそれで幸せです~笑 (´∀`){キラリ}
C・シェーファーを目指して(笑)今後もがんばります!