暗い朝が来て
気の重い 1日の始まりです
それを一層濃くするような雨…
石をザックに詰めながら
なぜ…参加したのだろうと 後悔する自分がいます
こんな日に…担荷…
湿った空気
冷たい雨
作り笑いの仮面をかぶって
18Kgのザックを背負います
好きな山に行けるようになるため
この1年は我慢するんだ…
そう言い聞かせるように
ザックの腰ベルトを留め 1歩踏み出します
378m地点
コースタイム
6:42 岩屋橋バス停 → 7:00 378m地点 → 7:09 岩屋不動分岐(舗装道路終了) →
7:37 薬師峠 → 8:04 378m地点からの出合 → 9:10 桟敷ヶ岳 895.8m 9:24 →
10:20 祖父谷峠 → 11:50 岩屋橋
雲ヶ畑岩屋川に沿って舗装された道を進みます
岩屋不動(志明院)の山門手前より 右手側に山道に入る登山口があります
それを登って、いよいよ本格的な山道へと変わっていきます
薬師峠ルートを進んでいきます
山道から谷筋の道へと変わっていきます
すでに、全身びしょ濡れになり
雨もやむ気配を見せず 湿気の多い空気が漂います
薬師峠
小休憩の後には先頭を変わって
ルートを確認しながら進みます
しかし…
標識があるため、道迷いは起こらないはずですが…
落ち葉と、雨の所為か ルートを外れてしまう事も…
修正をして…登り返します
植林と自然林の境界線のような尾根道を歩くこともあり
足元に白い花びらが散っているのが目に留まります
コブシの花か タムシバの花か…
散った花びらだけではわかりにくのですが
どうもタムシバの花のようです
季節は次へと変わっているのだと感じながら
食い込むザックを背に感じながら
ふと見上げると
雨が容赦なく顔に降り注がれます
次第に木々の空間が広がりますが
開けるはずの視界が白いベールに包まれたままです
今日は比較的体調は良さそうな感じです
18Kgのザックも、急な坂道を超えると
少し軽く感じます
体調はいいかも♪
汗と雨でびしょ濡れになりながらも
自分なりのペースで歩きます
パーティーの間はバラバラですが
自分でペースを作って登る事にします
378m地点からの出合
最初の分岐の道との合流のようです
このまま右にくだれば
もと来た道に戻るのですが
まだまだ…先は長く続きます
…帰るわけにはいきません
地点の確認をして、先へと進みます
長い行列ができます
尾根道を見落として
脇へと進んでしまい、途中から急な斜面を登り返して
尾根道に戻る事態が起こります
ルートが間違っていると気付いたところから
リーダー陣が道を確認して
4人とも先に登っていきます
そのあとを 登れる人が個々に登っていきます
山肌に点々と登る姿の中
急な斜面の 濡れた落ち葉がズルズルとなって
滑っている人もいます
登れなくて 困っている人が最後に残され
そこに居るものだけで助け合って登ります
尾根に登ると
すでに登っていたリーダー達から
休憩をしよう!との声掛けがあり
ほっとします
地図の確認作業をしながら
自分の身は 自分で守らなければならないのだと
痛感します
そして、何事もなかったかのようにまた、出発します
雨に打たれながらも 健気に咲く馬酔木の花が
静かに苦笑いをしています
尾根道を進むと
途中馬酔木の群生の間を歩きます
お天気だったらどんなに生えて見事なのでしょう…
馬酔木の花に癒されながら歩きます
この季節 クマザサの面影はなく、落ち葉だけが目立ちます
最初の送電線鉄塔を見て通り、先を急ぐと
開けた尾根に出ます
桟敷ヶ岳895.8m
桟敷ヶ岳山頂にたどり着きました
景色はベールに包まれ、まったくありません
濡れた体と、重いザックで疲労感が残るばかりです
じっとしていると、体温はどんどん奪われていく感じです
今度は祖父谷峠を目指していきます
ちょうどラウンドする形のコースです
ここからは アップダウンのあるコースになります
やはり 馬酔木の木がところどころ 群生を成して迎えてくれます
花のある所と 葉だけの所と…
何が違うのかわかりませんが…それはそれで意味があるのでしょう…
わたしが、歩荷をして登る様に…
鉄塔ピーク
本来ならここからの展望も楽しめるはずが
白い闇の中で閉ざされた世界のままです
鉄塔のピークを北東の方向へ進むと
道は 急な下りとなります
ここから城丹国境尾根を歩いていきます
雨の急な坂道の尾根道は
すぐに耕されて、泥沼状態で、泥濘に足を取られ滑ります
足場も悪いうえに、重いザックが邪魔をします
ここでは滑って転ぶ人も続出
用心
用心 ・・・です
伐採?自然倒木?
少し開けたところに出ます
ちょうどT字の分岐に出ますが さて…どちらに向かうのでしょう
進む方向としては 右手側の南方向へと進むべき所ですが
先頭のチームが 左の北西方向に進んでいきます
そして 祖父谷峠を確認したと 声がかかります
ですが、地図で確認すると
そのまま東に進めば石仏峠、
北に向えば 井戸集落の谷道に進むことになります
なので引き返して来るのを待つ事にします
合流したところで
漸く下っていく事に
ドロドロの道ですが
帰るとなると頑張れます
しかし、林道に出ると ホッとすると同時に
長い 長い 舗装された林道歩きに
悩まされることになります
ここから余計に、背に担ぐザックの重さが重荷になってきます
1時間半近く歩くと
腰似も負担を感じて 鈍痛がしてきます
何処よりも
この舗装された道が一番つらい道となります
そろそろ
石を捨てたい気持ちで自分との闘いに
疲れを感じ始め
腰に伝わる痛みがひどくなるばかり
もうすぐ終点…
途中で投げ出したくなくて
最後の力を振り絞ります
ようやく、岩屋橋に辿りつき
腰痛は最高潮…
苦痛に満ちた顔に気付いた同期の仲間が
一番に飛んで来てくれます
そしてザックを体から離してくれます
そのおかげで
腰の負担が一変に軽くなり
最悪の状態を免れることになります
頼れるは仲間です
ありがたいことです
こうして無事に歩荷を終えて
帰路に着きます
雨は一向にやむ気配はありません
それでも
なぜか、達成感が湧いてきて
満ち足りた心がどこかに残る山歩きでした
ただ…
何か、心の奥に引っかかるものを感じ
燻ぶっているものに
満ち足りた心に陰りを作ってしまいます
それは…
おわり
気の重い 1日の始まりです
それを一層濃くするような雨…
石をザックに詰めながら
なぜ…参加したのだろうと 後悔する自分がいます
こんな日に…担荷…
湿った空気
冷たい雨
作り笑いの仮面をかぶって
18Kgのザックを背負います
好きな山に行けるようになるため
この1年は我慢するんだ…
そう言い聞かせるように
ザックの腰ベルトを留め 1歩踏み出します
378m地点
コースタイム
6:42 岩屋橋バス停 → 7:00 378m地点 → 7:09 岩屋不動分岐(舗装道路終了) →
7:37 薬師峠 → 8:04 378m地点からの出合 → 9:10 桟敷ヶ岳 895.8m 9:24 →
10:20 祖父谷峠 → 11:50 岩屋橋
雲ヶ畑岩屋川に沿って舗装された道を進みます
岩屋不動(志明院)の山門手前より 右手側に山道に入る登山口があります
それを登って、いよいよ本格的な山道へと変わっていきます
薬師峠ルートを進んでいきます
山道から谷筋の道へと変わっていきます
すでに、全身びしょ濡れになり
雨もやむ気配を見せず 湿気の多い空気が漂います
薬師峠
小休憩の後には先頭を変わって
ルートを確認しながら進みます
しかし…
標識があるため、道迷いは起こらないはずですが…
落ち葉と、雨の所為か ルートを外れてしまう事も…
修正をして…登り返します
植林と自然林の境界線のような尾根道を歩くこともあり
足元に白い花びらが散っているのが目に留まります
コブシの花か タムシバの花か…
散った花びらだけではわかりにくのですが
どうもタムシバの花のようです
季節は次へと変わっているのだと感じながら
食い込むザックを背に感じながら
ふと見上げると
雨が容赦なく顔に降り注がれます
次第に木々の空間が広がりますが
開けるはずの視界が白いベールに包まれたままです
今日は比較的体調は良さそうな感じです
18Kgのザックも、急な坂道を超えると
少し軽く感じます
体調はいいかも♪
汗と雨でびしょ濡れになりながらも
自分なりのペースで歩きます
パーティーの間はバラバラですが
自分でペースを作って登る事にします
378m地点からの出合
最初の分岐の道との合流のようです
このまま右にくだれば
もと来た道に戻るのですが
まだまだ…先は長く続きます
…帰るわけにはいきません
地点の確認をして、先へと進みます
長い行列ができます
尾根道を見落として
脇へと進んでしまい、途中から急な斜面を登り返して
尾根道に戻る事態が起こります
ルートが間違っていると気付いたところから
リーダー陣が道を確認して
4人とも先に登っていきます
そのあとを 登れる人が個々に登っていきます
山肌に点々と登る姿の中
急な斜面の 濡れた落ち葉がズルズルとなって
滑っている人もいます
登れなくて 困っている人が最後に残され
そこに居るものだけで助け合って登ります
尾根に登ると
すでに登っていたリーダー達から
休憩をしよう!との声掛けがあり
ほっとします
地図の確認作業をしながら
自分の身は 自分で守らなければならないのだと
痛感します
そして、何事もなかったかのようにまた、出発します
雨に打たれながらも 健気に咲く馬酔木の花が
静かに苦笑いをしています
尾根道を進むと
途中馬酔木の群生の間を歩きます
お天気だったらどんなに生えて見事なのでしょう…
馬酔木の花に癒されながら歩きます
この季節 クマザサの面影はなく、落ち葉だけが目立ちます
最初の送電線鉄塔を見て通り、先を急ぐと
開けた尾根に出ます
桟敷ヶ岳895.8m
桟敷ヶ岳山頂にたどり着きました
景色はベールに包まれ、まったくありません
濡れた体と、重いザックで疲労感が残るばかりです
じっとしていると、体温はどんどん奪われていく感じです
今度は祖父谷峠を目指していきます
ちょうどラウンドする形のコースです
ここからは アップダウンのあるコースになります
やはり 馬酔木の木がところどころ 群生を成して迎えてくれます
花のある所と 葉だけの所と…
何が違うのかわかりませんが…それはそれで意味があるのでしょう…
わたしが、歩荷をして登る様に…
鉄塔ピーク
本来ならここからの展望も楽しめるはずが
白い闇の中で閉ざされた世界のままです
鉄塔のピークを北東の方向へ進むと
道は 急な下りとなります
ここから城丹国境尾根を歩いていきます
雨の急な坂道の尾根道は
すぐに耕されて、泥沼状態で、泥濘に足を取られ滑ります
足場も悪いうえに、重いザックが邪魔をします
ここでは滑って転ぶ人も続出
用心
用心 ・・・です
伐採?自然倒木?
少し開けたところに出ます
ちょうどT字の分岐に出ますが さて…どちらに向かうのでしょう
進む方向としては 右手側の南方向へと進むべき所ですが
先頭のチームが 左の北西方向に進んでいきます
そして 祖父谷峠を確認したと 声がかかります
ですが、地図で確認すると
そのまま東に進めば石仏峠、
北に向えば 井戸集落の谷道に進むことになります
なので引き返して来るのを待つ事にします
合流したところで
漸く下っていく事に
ドロドロの道ですが
帰るとなると頑張れます
しかし、林道に出ると ホッとすると同時に
長い 長い 舗装された林道歩きに
悩まされることになります
ここから余計に、背に担ぐザックの重さが重荷になってきます
1時間半近く歩くと
腰似も負担を感じて 鈍痛がしてきます
何処よりも
この舗装された道が一番つらい道となります
そろそろ
石を捨てたい気持ちで自分との闘いに
疲れを感じ始め
腰に伝わる痛みがひどくなるばかり
もうすぐ終点…
途中で投げ出したくなくて
最後の力を振り絞ります
ようやく、岩屋橋に辿りつき
腰痛は最高潮…
苦痛に満ちた顔に気付いた同期の仲間が
一番に飛んで来てくれます
そしてザックを体から離してくれます
そのおかげで
腰の負担が一変に軽くなり
最悪の状態を免れることになります
頼れるは仲間です
ありがたいことです
こうして無事に歩荷を終えて
帰路に着きます
雨は一向にやむ気配はありません
それでも
なぜか、達成感が湧いてきて
満ち足りた心がどこかに残る山歩きでした
ただ…
何か、心の奥に引っかかるものを感じ
燻ぶっているものに
満ち足りた心に陰りを作ってしまいます
それは…
おわり
うれしいです
ありがとうございます
hanasakuokaさんにそう言ってもらえると
本当にうれしいです
頑張った甲斐があります♪
ザックの重さよりも
歩く重さのほうが私には大きかったですが
雨の中 それはそれで
楽しめたお山でした
コメントありがとうございます♪
それを無事こなしたnanekobi5963さんに
たくさんの拍手を送らせてください。
小柄な私は、とてもそんなには持てません。
よく、頑張りましたね。