山に癒されて…♪

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鈴鹿の奥座敷 イブネは 遠かった…3 クラシ北尾根編

2016年05月21日 | 山登り 近畿 鈴鹿 御在所
2016年5月14日(土) 鈴鹿の奥座敷 お金岩・クラシ北尾根経由・イブネ 周遊の旅





お金岩からの続きです



前回までのお話はこちらをクリックして下さい⇒ 大瀞編 お金岩編








お金岩からの道も 急登の道です



 お金峠の標識

お金峠 855m
 



峠に出ると 十字になっており 地図には載っていませんが
コリカキバへと下る道が正面にあります 
左右尾根道が延びており 北尾根にはへと進むのですが

に延びる尾根道の先にある 塔ノ峰に立ち寄ってみる事にします








峠からは基本尾根歩きなので 迷う事はないはず…
そう思う私を せせら笑う様に 
山は色々と試してきます


踏み跡は 分からないわけではありませんが
薄い所もあり、尾根から外れない様に 標布を確認して登って行きます

この時点では 左側に延びる枝尾根には 気にも掛けず
道なりに登って行きます

しかし…この枝尾根 曲者でございました

それは 峠に戻るときに正体を現します…



まぁ~それはさておき
まずは塔ノ峰へと向かいましょう








山道にが現れだし
その大きな岩を越えて 巻く感じで歩きます

そして 大岩の陰に立つ
塔ノ峰の標識を見つけます



 塔ノ峰の岩の上
 
塔ノ峰 874m
 



岩の上に立っても…展望は望めません

だけど、どこか神秘的で 人とは無縁の空間が広がり
気持ちの良い静けさに包まれます

その静けさを求めて 大岩の上で休憩をとります



 来た道を戻ります
 
もうひとつの塔ノ峰



少し戻ったところで 
もうひとつの塔ノ峰の標識を発見します

どちらも 塔ノ峰の様ですが
高さは 先にいた岩の辺りが一番高い所の様です


お金峠から5~6分ほどで着く 塔ノ峰

峠までは早く戻れそう…
そう思いながら サッサと下って行きました…が


それが甘かった…様です 
油断大敵…四文字の熟語が過ります





登りの時気にならなかった枝尾根
下りでは 何のためらいもなく
誘い込むように見えてくるのです

丁度 地図で確認すると
ここが三角形になった尾根で
その真ん中に標布が付いています

帰りの方向では 地形を頭に入れていないと
気にならなかった枝尾根が目の前に飛び込み
迷う可能性のある所です

この地点で おかしいと思ったチチが周りを偵察しながら
安易に進まない様に注意をしてきます


そして、標布に折れて直の所に
登ってきた峠が見えてきます


本当にすぐそこでした…
そのすぐそこの辺りで
時々お山は試練を与える事があるのですね


チチがいなければ
私は直進していたかもしれません





お金峠


峠に下れば そのまま直進する形で尾根を進みます


 樹林帯の尾根道  新緑の広い道  相変わらずの急な登り






何かを見つけたチチ



地図には載っていない小作ノ峰




標識は見当たりませんでしたが
標識があった跡の 針金だけが残っており
地図と確認しても ここか小作ノ峰の様です

この針がねこそ チチの見つけた物でした…


小作ノ峰という事で 証拠写真を撮っておきます



     こんもりした樹林のピーク

作ノ峰 948m 



作ノ峰もまた 樹林の頂でした
さて…高岩へと向かいます


       御在所岳




樹林のやや幅広い尾根
チョッと急な登りですが頑張って登ります


 樹林のピーク
 
高岩 965m



尾根のピークに立ち
その尾根を右の方向へと進もうとしますが
ここでも チチが何やら探し物?


ここは高岩で間違いなんのだが…

ブツブツ言いながら
探し物をしております


こんもりと広いピークをうろうろする事数分
木に取り付けられた標識を見つけます

丁度 登ってきた側と反対面に取り付けられていましたので
方向によっては分かりにくい 高岩の標識です






高岩からも基本尾根歩きですが 一旦 鞍部まで下ります



 
ワサビ峠 855m



漸くワサビ峠に着きました
お金岩の次にメインイベントの一つとなる起点ここです

クラシ北尾根
楽しみにしていたルートです

チチが 穂高に来たよ…とボソッといいます


穂高…?


最初は何の事か分からない私は
何度も聞き直します


そして このクラシ北尾根
核心部となります


何せ あのジャンダルムが待っているのですから…



それが穂高と呼ばれる所以の一つです


通称 クラジャン クラシ・ジャンダルムの略です

どんな尾根道なのでしょう♪








名の通り 取付き初っ端から 急な登りとなります

(今まででも かなりの急斜面でしたが…



 シャクナゲ     
クラシジャンダルム 通称クラジャン



チチがよじ登ります



クラジャン(クラシジャンダルム)



私は 必死で登ります


急なヤセ尾根は容赦なく続きます


 イワカガミ




そんな急な斜面に
イワカガミの花が密集して咲いております


顔を突き合わせて こんにちわ

だけどゆっくり見ている余裕がありません…


慰められながらも 喘ぎは変わらず ただ必死で登ります



 再びシャクナゲ



シャクナゲのお花も励ましてくれます
だけど、木の根を掴んで登るのには 変わりありません








岩は脆く 落石を起こさない様に注意が必要です
脆い岩よりも頼りになるのは 灌木の そしてでした

ただ…脆くなっている木もあり
掴んだ時に確認する必要はあります






山肌が木に覆われていなかったら
切れ落ちているその断崖に 足がきっと竦んだでしょう



 岩を回り込むのですが 足元は切れ落ちております
 見上げると いつも チチのお尻を見る形に…
 あらら…せっかく登ったのに なぜ下るのでしょう





 やっと下ったら また登るのですか…


 モンキークライミングはいつまで続くの?
 いつになったら この急坂を抜けられるの?



私の百面相も…いつまで続くのでしょう…







目の前が開けて
目の前に ピークが ど~ん!


あれがクラジャン最後の登りだよ!


あれが…最後ですね… 本当に 最後ですね!

念押しをしてしまう私です







これが最後ならば 頑張らなねばなりません!

こんな急登! 何のその!



 チチのオチリ追いかけて…
 シャクナゲの花に癒されて…
 シャクナゲの花がチチ隠し…
 シャクナゲだらけの尾根あるき
 シャクナゲ地獄と呼ばれる尾根道をかき分けて…




必死で登ると見えてきたよ!




釈迦ヶ岳


頑張れと初々しい枝の向こうから
山々が応援してくれます


漸くクラジャンを登り切りました 
そして私の百面相も 終了です♪






今までの尾根道とはがらりと変わり
新緑に包まれた 穏やかな尾根になります


 クラシ分岐




分岐に着くと
そこは尾根というより 大地と言った方がよいでしょう
天空の草原が広がります


イブネへの想いを少し抑えて
左側…東方向に少し寄り道をして クラシに行ってみる事にしました



クラシ 1154m


クラシ
樹林の尾根のピークで 展望はありません

ただ 木漏れ日に包まれ 決して暗いイメージはありません

ここで 直射日光を避けるように
木漏れ日の優しさに甘えるように休みます


クラシ北尾根のクラジャン 面白かったのですが
やはりちょっとれを感じます

しかし、頑張った甲斐があるというもの
ここからは そんな疲れた身体を癒すのに
十分な魅力を持って迎えてくれます


御在所の奥座敷と言わしめる魅力は
ここからが本番となるようです


それを楽しむためには もう少し頑張って歩かねばなりません…
よっこらしょと 腰を持ち上げ 分岐に戻ります



 クラシ分岐





分岐から見える鎌ヶ岳が 
遠からず近からずでこちらを覗いているようです

明るいお空も待っています

さて 今度はイブネへと参りましょう





つづく





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2 コメント

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錫杖様 (nanekobi5963)
2016-05-22 00:44:15
錫杖様も登られたコースなのですね

御在所の奥座敷 穂高と聞いて
登ってみたいと思っておりました
漸く実現出来ましたが
本当に良いコースでした
特にイブネ クラシ…圧巻ですね

沢山の思い出を少しでも 呼び起こして
頂けたら 嬉しく思います

錫杖ヶ岳はまだ未踏です
一度登ってみたいと思いながらも
中々辿りつけていません

いい時期に登ってみたいと思っております

コメントをありがとうございます♪
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Unknown (錫杖)
2016-05-21 11:34:55
いいコースですね。

懐かしい急登。
木をつかみながら標高を上げた事。
思い出がたくさんのイブネ・クラシです。

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