主のいなくなった家
今日も朝から強烈な陽射しが照りつける
隣のおじいさん9時過ぎ迎えに来た娘夫婦と新しい生活に出発
車に乗る前別れの挨拶に寄ってくださったがチョッと涙声
こちらも元気でやってねと云うのがやっとだった
でも笑顔で手を振って出て行かれたのがせめてもの救い
暑くなるこの季節 ホームでの暮らしの方が快適だろうと思うも
どんな暮らしぶりなのか分からないが上手く馴染めればと思う
山の暮らし 特に野菜作りの良いアドバイザーで
心強く頼りがいのあるおじいさんがいなくなり
ポッカリと穴が開いたようで無性に寂い一日
夕暮れ 農作業を終えて訪ねてくれた近所のご主人
また灯りが一つ消えた・・・と
灯りがつかない家が一つまた一つと増えて段々とさびしくなると
うたた寝Cafeの周辺に点々と四戸の家が有るが
今日一軒空き家になりついに常住の家は訪ねてくれた農家一戸に
仮住まいの私ですら寂しい気持になるのだから
この二年ほどの間で僅か一三戸の集落が八戸という現実
集落の人たちにとっては寂しさもひとしおだろう
主を失った椅子が・・・!!