今回はエポキシ樹脂注入工事の写真を上げさせていただきました。
☝の写真を見るとこれは、はつり(コンクリート等の壁などを壊す作業)では?・・・そうですね、こちらの現場では室外機の周りの壁が全体的にモルタル浮きがあった為、はつりを進めていたそうなのですが、壁の裏にはホテルの宴会場があり騒音がする工事は避けてほしいという事で、注入工事のご依頼を頂き、見積もり提出後工事となりました。
まずは、途中ではつりが止まっている箇所は、機械等は使わずに撤去していきます。
そして、無振動ドリルにて穴あけを行います。(黄色のタンクは粉塵を吸い上げと、水を循環させる役割です) 振動ドリルでやってしまうと騒音が発生してしまう事と穿孔穴にごみが溜まり清掃が必要となります。
穿孔後、1日乾燥を待ち注入作業に移ります。(機械も重く水タンクも持たないといけないので、穴を開けるだけでも大変な作業になります。 😭 )
注入工事に移りますが、今回、エポキシ樹脂はコニシ(株)E208Sを使用し高圧注入しています。 ちょっとわかりずらいですが写真で見ると注入しているそばから、ボンドがでていますが充填できているという事です。言葉では説明が難しいので先ほどの写真でお見せします。
この写真は、はつりをしており実際には撤去しておりますが、青い点が穿孔してあるとして壁の中は浮きがあり、つながっています。 ですので、ボンドが充填されると・・・
しかし、必ずしも注入工事ではそばからでるというわけではなく、空気圧で入らなかったり、浮いている箇所が狭い(細い)と高圧注入では、粘度がある為(のり、またはグリスのような物で硬いです)入らないです。 その為、そういう箇所は低圧注入(粘度が低い水みたいな形状のボンドを注入します)という工法を取ったりします。
う~んなかなか、使用しました。 この材料は、主材と硬化剤で混ぜ合わせて使用しますが、混ぜ合わせると硬化が始まるので30分に1回は高圧ガンをシンナーで洗い落とさないと使えなくなりますので注入後、シンナー洗浄、注入工事、洗浄、注入工事、洗浄となかなか忙しいです。
以上ですが、いかがでしたでしょうかわかりやすく出来ていたらよかったのですがまた、工事様子を上げていきますので宜しくお願い致します。 (・・・・実は今回の現場は夏頃のです。 ((+_+))