外壁塗装を行う場合、状況により前後しますがまずは高圧洗浄というのが一般的な流れになります。
高圧洗浄は、ひと昔前と違い家庭でも使用される事も多くご存じな方も多いと思います。
この高圧洗浄、塗装業者の使用するものはガソリンを使用する機械で、家庭用の何倍もする圧力がかかるものになります。
この高圧洗浄、非常に大切な工程なのですが、意外にもその重要性があまり意識されていません。
何故かというと、外壁をこの洗浄機で洗うと主な汚れはある程度落ちますのでそれで終わりという業者さんがいらっしゃいます。
実は、壁の表面にあるチョーキング(白亜化=壁に手を付けると汚れる)もある程度落とさないと、塗膜の剥離などの原因になります。
特に、築年数が古く、外壁の状態が悪い建物ほどその洗浄の意識の差で外壁塗装の耐候年数に違いがでてきます。
また、塗料メーカーや材料を扱う問屋さんなども剥離の原因でのクレームの多くが洗浄不足だそうです。
このお話だと圧力が強ければいいのかと言うとそうではなく、下地(コンクリート・木造サイデイング・ガルバリウム鋼板)により、高圧洗浄のやり方が違い、圧力を下げないと逆に下地を傷つける事になります。 もしくは、漏水させてしまいます。
高圧洗浄だけでもこのように色々と意味がありますので、各工程も意味があり、流れ作業ではなく、一つ一つの工程を意識して深堀りする事で見えてきます。
お客様から、大切な家を預かり、確かな品質でお返しするのが大事なお仕事です。 ではでは・・・
はい、本当に人に喜んで頂ける仕事だと思います。
若い人達にも、ペンキの楽しさ・厳しさも伝え広めていきたいと思います。
ありがとうございました。