沖縄塗装工業

工事blogばかりですが見てあげて下さい。

アルミ手摺注入・・・再度アップしていますがわかりやすい写真があったので!

2020年05月02日 16時55分09秒 | 日記
 アルミ手摺の水?と言われてもピンと来ないかもしれませんが、最近は施工が違いますが10年以上前の施工の手摺りにはよくある事例になります。 手摺りの中に水があるとコンクリートに浸透していずれは、爆裂(コンクリート内の鉄筋を錆させてコンクリートを押しだします)を誘発させます。 ご自宅やアパートなどでもアルミ手摺の支柱が割れている所がありましたらその事例に当てはまるかも知れません。(構造的なひび割れもありますので一概には言えません。)
下記の写真が実際の現場で表面のタイルを浮かしており、剥落の恐れがあり、タイルを撤去して、手摺りの中は穴が開いていました。

ここからは、別現場・・・
よくある手摺り・・・
水が滲んでいます・・・穴あけすると・・・・・
お、とっと・・・・・
 これらの現場は、モルタル補修後、同じ症状が出ないようにグラウト工法にて再発しない様処理いたしました。(下記は文面はコニシ(株)より引用)
 エポキシ樹脂モルタルの特性を保持!注入施工性に優れる手すり支柱補強工法
『ボンド TS-RMグラウト工法』は、従来のエポキシ樹脂モルタルの流動性を改善し高流動化したエポキシ樹脂モルタル注入施工工法です。
安定した充てん接着性能を発揮することから、手すり足元部の補修に使用することが出来ます。
手すり支柱足元の中空支柱内部へ滞留している水を除去しながらエポキシ樹脂を充てんすることにより、手すり足元の経年劣化の進行を抑制し補強します。
 【特徴】
○エポキシ樹脂モルタルの特性を保持し注入施工性に優れ手すり支柱が補強される
→反応熱の抑制効果、低収縮、充てん接着性、高強度
○湿潤面や水中下においても施工が可能なエポキシ樹脂を使用
→水が滞留している箇所でも施工が可能
○施工前に滞留水を除去せずに施工ができる
○注入口を排水口として使用することにより将来における水の滞留を防止

注入後、再度、充填、最初は水が押し出されて水が出ますがなくなるとクラウドが出てきます。

塗装工事の豆知識! 塗装工程と塗料について!

2020年05月01日 08時27分15秒 | 日記


塗る技能 を駆使して、塗料を塗膜に代えることで、初めて価値を生みます。そして、建物に塗装する作業全般を、塗装工事と言います。

 塗料を、塗装という施工技術により、塗膜を形成すると言います。お客様にとって価値のある製品とすることが塗装工事の目的という訳です。 

施工会社の職人が、その技能の習得努力を怠らず、誠実に施工を行うという大切な使命を持っています。

高級塗料>安価な塗料と言っても、それに伴う施工技術が必要です

どんな高価な塗料を選んでも、それに見合うだけの高い施工技術が伴わなければ、本来の性能を発揮できないと言うことです。 塗料の選択において、耐候年数や、価格グレードだけを見て判断することは、とてもリスキーな選択ともいえます。 たとえ高級塗料であっても適当に塗装してしまうと、本来の性能は発揮出来ないことになります。むしろ、通常の塗料を仕様書通りに正当に塗装する方が、持ちの良い塗装塗膜を形成ことが出来ます。塗料の宣伝文句や価格だけで判断することは避けるべきだと思います。

 例えば、光触媒塗料などは、いかに均等で塗り漏れがない様にするかがとても重要です。光触媒は透明な塗料で、塗装過程で、どこまで仕上げたか分からなくなることもあります。また、多く塗布したり少なく塗布したり、塗料が垂れたりなどのことが起きない様にするには熟練が必要となります。 施工技術や、技能工本人の丁寧さの意識がどこまで発揮されるかがいかに大切かご理解いただけることと思います。


塗装工事は、異なる役割を持った塗料を組み合わせて塗料の膜を作る作業です。 塗装とは、お化粧と同じく、仕上げまでにはいくつかの工程があります。役割を持ったそれぞれの材料を塗り重ねることで塗膜を形成します。

下記が、一般的な塗装工程になります。(違う意味を持つ、特殊な塗料もありますがここでは省きます)

・下塗り・・・下地との接着材の効果、吸い込みを防止する効果

・中塗り・・・下地を滑らかにする効果、上塗りの仕上げを高める効果

・上塗り・・・美観効果、耐候性の仕上げ塗料

 

そして、それぞれの工程で重要なことは、各層がそれぞれ決められた膜厚を満たす塗装をすることで期待した性能が発揮されるように設計されていると言うことです。

 例えば、下塗りは、通常シーラーまたはプライマーと呼ばれる塗料が使用されます。この塗料の目的は、上の表に書いた通り、密着性と、主に吸い込み防止にあります。


 塗料は、顔料樹脂で成り立っており、膜の形成耐候性をつかさどるのが樹脂です。しかし、顔料よりも流動性があるために、下地に吸い込まれ易い特性があります。そうすると、樹脂成分の少ない塗膜が下塗の上に形成されることになります。樹脂の比率が低い塗膜を形成すると、充分な性能が発揮されないことになります。下塗りシーラーの目的は、上塗りの樹脂を吸い込ませないために塗装されるものです。


 この様な原理を理解して頂けると、塗装工程の意味合いがわかりやすいと思います。

今回は、塗装についてご説明させていただきましたが、これらの前に高圧洗浄や下地処理など色々ありますのでこれらについてもまた、ブログにアップしていきますので宜しくお願い致します。