壁からのエフロレッセンス(白華現象)=エフロレッセンスとは、目地などから雨水などがコンクリート内に浸入し、モルタル中の可溶性物質(水酸化カルシウム)と混じって外にでて、白い鍾乳洞のようなものが出る現象です。
この写真では分かりにくいかもしれませんので・・・
こちらは2階建ての建物の打ち継ぎ部分からエフロレッセンス(白華現象)が出ています。
打ち継ぎとは・・・
建物のコンクリートを連続して打たない部分、例えば1階と2階の境目などが打継ぎに当たる。 写真は手摺りと躯体の打ち継ぎ部分です。
こちら、エフロレッセンス(白華現象)の原因として、水分が何らかの理由によりコンクリート内に入り、カルシウム成分を染み出させているのでそのまま塗装すると壁の中からの水分で膨れ、または、剥がれを発生させます。
今回、調べてみると室内からの漏水となっており、賃貸住宅なので内部工事は難しい状況でしたのでまずは、内部で簡易的な補修を行い、塗膜の剥がれなどを抑止するため、銅官を設置して塗装しています。
ただし、根本的な解決ではなく、入居者様を考慮しての対策になります。
家主様と相談させて頂き、膨れ・剥がれの可能性も判断した上でできるだけの対策という事で行いました。
こちらが銅官の設置になります。
先日、完了の確認で家主様と周囲を確認した所、水が出ていました。
雨は降っていないのですが水が・・・・
鉄部の錆止め・・・
中塗り・・・・いい天気ですね~