昨日ICUに入院した母が早朝に息を引き取った。
大正6年生まれの97歳。大寿を全うした。
長い人生の間、楽しいことより辛いことのほうが多かった母。
誰よりも苦労をかけた小生が母の痛恨を知っている。苦労をおかけいたしました。
何もしてあげられないまま見送る自分の不甲斐なさ。
お別れの通夜式と告別式は、小生が導師となり金剛禅式で、親族のみの見送りとした。
病院から葬儀会場へ向かう途中、自宅の前で止まって車のドアを開けて自宅にお別れをしました。
葬儀場に着くと、送り人による旅じたくをしてもらい薄化粧を施して、ほほ笑むような優しい笑顔で今にも起きだしそう。
母の思い出をいっぱい胸に秘めた親族が、八事斎場から天に上る母を見送る。
そしてまた一緒に帰宅した。小さな骨箱に入って。
安らかに先に亡くなった父のもとに着けるといいね。
瞑目合掌