甘酸っぱい日々

面白くても何ともならない世界で 何とかしようとする人達のために

SIX GUNS (16/11/26)

2016-11-27 21:00:00 | ライブ感想♪
***
『SIX GUNS』
16/11/26(土) 21:30~ @神保町花月
出演:ライス、しずる、サルゴリラ

サルゴリラ:相談
しずる:殺し屋
ライス:潔癖症

ユニットコント:『無人島』(赤羽作)
        『アメリカ人達』(池田作)
***


本日はSIX GUNSへ行ってきました。
各コンビのネタ、ユニットコント2本、作家の中村さんが作るシュールブリッジVTR。
そして最後にエンディングで、この6人でシックスガンズとして、「内村てらす」に出演することを発表してくれました!
なんと、今日このライブの前に収録してきたとのこと!
最初から最後まで、本当にずっと幸せなライブでした。


ライスのネタは潔癖症。
このネタは本当に、見る度磨き上げられていくなぁ。
セリフや展開で大きく変えているところはないですが、何度もやることによって緩急をつけるタイミングが一層明確になっている感じ。
「お客さんを巻き込むパワー」がさらに増しているように思えます。
このネタの導入は、どこにでもよくありそうな光景で、雰囲気で、すごくナチュラルなテンションで話が進んでいく。
キャラが飛んでいるわけでもないし、世界観が奇抜なわけでもない。
基本は二人の会話劇なのに、こんなにパワーがあって、こんなに面白いのがすごい。
かつてのライスは、非現実的設定で、パラレルワールドのような世界観からスタートする感じのネタが多かった。
そこから自然と、どこにでもいそうな2人の若者のシンプルな会話劇というスタイルになって。
今のライスの、一種の完成形のようにも思えます。
今年できたネタの中では、私、これが一番好きかも。
そしてこのネタ、2人のマイムの巧みさも楽しみどころだと思います。
実際に存在しないものを動きだけで表現しなければいけないシーンも多いので、
2人の目線の合わせ方、仕草を始めるタイミング、
そういう細かいところまで息ぴったりな様子を見られるのも、こだわりを感じられてわくわくするところ。
余談ですがこのネタの導入、すごく、昔のネタ「後天性特定音域過敏症」に似ている気がする。
見ている側が段々とこのネタでやりたいことに気付いて、じわじわ笑いが広がっていって、
「ここだ!」というところで待っていた分が爆発して一気に笑いになるところ。
今回もその一発目が最高に決まってました。

ユニットコントもよかったなぁ。1本目の「無人島」は赤羽さん作。
だけどみんなが会議で「こうした方がいいんじゃない?」という意見を色々言って、
それを取り入れていたら赤羽さんの部分は40%くらいになってしまったとのこと(笑)
でもすごくいい設定だと思うし、池田さんの使い方が絶妙でした。

2本目の「アメリカ人達」は池田さん作。喫茶店の店員児玉、お客さん村上。
しかし先客のアメリカ人達(池田、田所、赤羽)が色々迷惑なことを…という流れ。
最後に大オチ的に登場する関町さん。4人のビジュアルが完璧すぎる。
このネタを作った池田さんは、「13年間芸人やってきてこれが一番やりたかった」と繰り返し、4人の衣装も自腹で購入して5万円くらいの出費だったそう。
「もう今日やめてもいい」とまで言っていました(笑)。
一体、なぜそんなに情熱があるのかよくわかんないんですが、満足したならよかった(笑)
さらに池田さんが、「本当はこのコントのアメリカ人役を、本当のアメリカ人でやりたいの」と言い出し、
村上さんが「それを俺らはどういう感情で見てればいいんだよ」と言って最高でした。
田所さんは「もう(綾部さんじゃなくて)お前がニューヨーク行けよ」と言い放っていました(笑)


オープニングで、来月のSIX GUNSはまだ確定できず、ライスのスケジュール次第だという話になった時に、
村上さんが「『ライスのスケジュール次第』なんて言う日がくるなんて!!青天の霹靂だよ!!」と言い、
それを受けた関町さんが「あー、今、銃持ってたらなー」と言って笑いを取っていました。
……が、私はそれより何より、あっさりと「銃持ってたらなー」と言ってしまうその関町さんの淡々とした冷酷な感じにワクワクしてしまってたまりませんでした。
関町さんに…愛する人のためなら殺人も厭わない狂った人の役やってほしいです……神保町本公演お願いします……(錯乱)
田所さんは新しいグレーのジャケットを着ており、本人の口から「上川さんに寄せてる」という発言がありました(笑)。
村上さんはいたって真面目に、「そういうの大事だよ」と言っていました。
うん、そういうの大事。そしてジャケットカッコよくて最高なので、寄せるの大賛成です。着続けてくれーい。


エンディングで、来月のSIX GUNSもやりたいんだけどまだ日程が決まらなくて、できないかもしれないという話から、
村上さんが「でも、来月ライブで見られない場合は…ね?」と言い、
客席のみんなが「えっ何?何?」となった状態での「内村てらす」出演発表、という流れが完璧で。最高に盛り上がりました。
このSIX GUNSがテレビ番組で取り上げてもらえること。そしてそれをお客さんに一番に発表してくれたこと。すごく幸せだった。
普通、番組の出演情報って、1人で嬉しさをかみしめて粛々とリツイート、みたいな感じなんですけど(笑)、
ご本人達に直接、拍手と歓声で喜びを伝えられて嬉しい。
特に田所さんは、優勝した時からずっと「同期で何かやりたい」って積極的におっしゃっていましたもんね。
ライスが新しいステージへ行くための階段を一歩一歩登って行って、一つひとつ夢を叶えていくその過程を、リアルタイムで追わせてもらって、とてもドキドキワクワクします。
夢が続きますように。一つ一つ現実になりますように。


SIX GUNS (16/9/24)

2016-10-01 23:54:51 | ライブ感想♪
***
『SIX GUNS』
16/9/24(土) 21:30~ @神保町花月
出演:ライス、しずる、サルゴリラ

サルゴリラ:心理学
しずる:突入
ライス:マシンガン

ユニットコント:『ペンション』(池田作)
        『結婚祝い』(児玉作)
***


本日はSIX GUNSへ行ってきました。
KOC決勝をほぼ1週間後に控えているというのに、
がっつり稽古しなきゃできないほどの膨大なセリフ量の新作ユニットコント2本。
ひとつひとつのライブを大切にしてくれていること、当たり前だけど当たり前ではない。
いつも嬉しいです、ありがとう。


各コンビネタ。M-1を控えているサルゴリラは漫才で。
ライスとしずるがKOC決勝に行ったため、
サルゴリラはM-1で決勝を目指せ、そうじゃなかったら囲碁将棋と交代するぞと言われるOP(笑)。
だいぶこの2人のやりとりもスムーズに安定してきてるように思われて、良くもあり、寂しくもあり。

しずるは突入。なんと!KOC本番一本目の調整ですね。
私は準決勝で見て以来なので、見るの2回目でした。
このネタ、準決勝ではもう本当に、会場に異常な一体感が生まれるほどのウケ具合だったので、
正直、あの特殊な空気の中だからこそ面白かったというのもあるのかもしれないな…と思っていたのですが、
でも今日改めて、少し冷静に見ても本当に面白かった。
それは例え、一発目のネタ明かしがされる時点でハマらなかったとしても、
その後に色々な仕掛けが用意されているということがわかったから。
2人の口調・表情・キザなセリフ回し。
こういうところで確実に拾って、お客さんを巻き込んで行けるんじゃないかなと思いました。そうなってほしい!

ライスのネタは見たことなかったもので、なんだ…なんだこれは!
タイトル即ネタバレになってしまうから何も書けない!(笑)
2人がひたすら遊んでハシャいでるように見えるのに(笑)、ネタとしてのフォーマットはちゃんと押さえているから
全くずるいったらありゃしません。
「鈴虫のお腹」や「己的好選」を思い出すような仕上がりでしたね。
関町さんのあの感じ、懐かしかったなぁ。(これだけでもネタバレすれすれ・笑)


ユニットコント本当に面白かったです。
一本は池田さん作で、ペンションの事件。
大学の卒業旅行で山奥のペンションを訪れたのに、関町が倒れているのを発見して…。
もう一本は児玉さん作で、結婚祝い。
結婚するともくん(関町)とかおりちゃん(村上)のために高校の仲間達が集まってくるけど…という内容でした。

今日、すごいなと思ったのが、池田さんも児玉さんも、
どちらもそれぞれの「らしさ」を存分に出しているなということ。
その上で、それぞれのやり方で、自然な会話劇を作り上げているところ。
池田コントの、全員が疑心暗鬼になってギリギリ追い詰められていく感。
児玉コントの、学生時代の仲間が集まってワイワイダラダラやっている感。
それぞれの設定はありつつも、会話の自然さによってリアリティと説得力が生まれてくる。
大好きな2人が、大切にしてるところが同じなんだって感じられたのが嬉しい。
何より、その自然な会話劇を作り上げるための演技力!
特に池田コントの緊迫感。
たっぷりシリアスな空気を作って、溜めて溜めて、
思わぬところで爆発するから面白い。
その「溜め」に、当たり前のように耐えられる全員の演技力、もうさすがとしか言えない。
この、ジェットコースターのような緩急に夢中でした。
一方児玉さんのコントは、笑いどころを全部自分に集中させるという、なんだろう、
児玉さんの持っているキャラとか人間性とか、そういうパワーで無理矢理最後まで押し切った感じ(笑)
コントが終わって、エンディングトークで、笑いどころを全部持っていったことに対してみんなから不満が出ると、
児玉さんは、「自信がないから。みんなをスベらせるわけにはいかないから」みたいなことを言っていたのですが、
それに対して村上さんが、
「いいんだよ。そうなったらみんなの責任なんだから。逆に信頼されてないのかなって思うよ」
という感じのことを言っていて、
もう、なんか……軽率な発言ですけど、恋に落ちそうでした(笑)
あぁ、もう、好き。
同期ってこれだから好き。


OP、3組のうち2組がKOC決勝に行き、
児玉さんが「すごいことだよね。すごすぎて笑っちゃうくらい」と言っていて。
ライスしずるも、確かにねと言いながら笑っていて。
なんていうのかな、本当にすごいことなのに、このライブの雰囲気はいつもとそんなに変わらず、気負いもしていないように見受けられて。
KOCの話が出たのは本当に一部で、それ以外はいつもと同じ。
いい意味で、今はこのライブのことしか考えていないっていう雰囲気が、とても好きだなぁと思った。
もしかしたら、緊張しないように敢えて考えなかったのかもしれないけれども(笑)、それはそれでもいいよ。
今は今しかないのだから。

私は個人的な趣味として、
よく、ライブの中で出囃子やOPVTRなどに使われている曲を、そのライブや芸人さんに当てはめて解釈してしまいます。SIX GUNSでは特に、各組のネタ前に使われているあじかん(←検索避けでひらがな)の「振動覚」という曲が大好きで。
この曲はこんなフレーズから始まります。

  世界の端まで届く声より 君にだけ 伝えたいだけ
  心だけ 奮わせたいだけ

まさにこの始まりのフレーズ、今回のライブを表しているなって思った。
これから日本全国へ向かってコントをするライスとしずるだけど、
今はこのライブに来ている君にだけ、この笑いを届けたいだけ。

さらにその後のフレーズは『揺れる鼓膜 馳せる言葉 憂い戸惑い 此処に捨てる』と続くのですよね。
このライブの最高の空気とテンションのまま、本番に挑んでほしいなぁ。
きっと憂いや戸惑いもあると思うけれど、全て捨てて。どうか2組が本来の力を発揮できますように。
いっぱい、いっぱい、ウケますように。



翌日のCONTE人 (16/9/10)

2016-09-18 01:47:30 | ライブ感想♪
***
『翌日のCONTE人』
2016/9/10(土) 16:00~ @新宿バティオス
出演:三福エンターテイメント/ライス/だーりんず/インポッシブル/ななめ45°/わらふぢなるお/ロビンソンズ/トンツカタン/ハナコ/ ゾフィー/やさしい雨
***


本日はK-PROさんのライブ、「翌日のCONTE人」に行ってまいりました。
出演者はオールコント師。
三福エンターテイメントさんMCで、昨日までのKOCの激闘の裏話トークを聞けるという、
ファンの願望を具現化してくれたライブでした。本当にありがたいです!!

今回のCONTE人のトーク部分は、
①「ファイナリスト(ライス・だーりんず)」
②「決勝初出場組(トンツカタン・ハナコ・やさしい雨)」
③「またダメだった組(わらふぢ・ゾフィー・ななめ・ロビンソンズ・インポシ)」
…という3グループに分かれてトークをすることに。

オープニングで呼び込まれるライス・だーりんず
しかし、最初に出てきた田所さんが何故か浮かない顔をしている。
すると、その後から出てきた関町さんとだーりんずのお二人は、バッチリファイナリストTシャツを着ていた!
田所「ちょっと待ってよー連絡してよー」(笑)
「言ってくれれば持ってきたのにー」という田所さんに、3人は「着て来るのが当たり前でしょ!?」というテンション。だーりんず松本さんは、
松本「昨日からこのTシャツ、脱いでないもん」(笑)
田所さんは、知らなかっただけなのに、スカしているみたいだと嫌がる。
さらに、☆がいっぱいの柄のTシャツを着ていたため、早くもスター気取りだと言われていました(笑)

ここから、ライスとだーりんずさんの、結果発表時や会見時の裏話!
まずは2組とも、自分達の名前が呼ばれた瞬間の自分達のリアクションを再現。
呼ばれた瞬間、口に手を当ててびっくりし、万感の思いを表現しているライスと、
熱い抱擁をかわしていただーりんず。

決勝進出者発表、ライスが呼ばれたのは9組目。
今回のKOCの決勝進出者は準決勝初日から7組選出され、2日目からは3組しか選ばれていない。
だからかなり初日の割合が多かった。
けれど、当然名前が呼ばれている時点ではそんなことになるとは思わなかったため、
ライスと同じ初日の組が呼ばれる度に、もうダメかもと2人で落ち込んでいたそう。
よく言われる、KOCの決勝進出者発表あるあるとして、
会場のカメラさんは、決勝進出が呼ばれた瞬間にそのコンビを抜かなきゃいけないから、決勝進出者を知っているはずだ、
だからみんな事前に、カメラが誰を向いているか確認していると。
だーりんずさんは、事前にカメラが自分達の方を向いているように思って期待していたけれど、
先に近くの席のななまがりが呼ばれた。
そのため「あぁ俺らはななまがりに間違えられたんだ」と思っていたと(笑)

決勝進出者が発表された後、あべさんとの絡みが全然出来なかったライス。
あべさんとも今まで何度も一緒に出てるはずなのに、全然上手くいかず、まるで初対面のような感じに。
関町さんは「こんな景色だったんですねー」と言ったけれど、
でもその直後自分で「いや、ここでネタやってるしな…」と思ってしまった(笑)
そして、その一言が記事のトピックスになってしまい、一層恥ずかしくなってしまった関町さん。
いじられている疑惑(笑)
5組が初進出「キングオブコント」決勝、ライス関町「こういう景色なんですね!」 

だーりんずさんは決勝が決まった直後、たくさんの人からお祝いのLINEをもらって嬉しかったけれど、
みんな「今まで泥水をすすってきて…」「泥のような芸人人生で……」のように、
LINEに「泥」の文字ばっかりだった(笑)
(……この話を聞いていて思ったけれど、ライスも泥ですよね。泥の4組ですよね。
 泥泥R、泥ンジ、泥の心、泥ス……あぁなつかしい。笑)

記者会見が大変だったよなと言い合うライスとだーりんず。
みんな自分の番が回ってくるたびに、ぶるぶる震えていたという(笑)。
田所「あれって大喜利大会ですよね?」
だーりんず松本さんは公約を聞かれた時の、
「X JAPANのYOSHIKIさんみたいな髪型にしたい」という発言がスベったと言っていたけれど、
ライスは2人とも「それすごく面白かったですよ!!」と言う。
松本「笑ってくれてたの君たちだけや!!」
確かにね、会見の時って、みんなライバルだし、緊張してるし、
壇上の芸人さんあんまり笑わなかったんですよ。
でもライスはずっと楽しそうで、
だーりんずさんだけじゃなくて他のコンビのコメントにもずっと笑ってて。
そういう人達がいてもいいですよね。
そういうところが好きなんですよ。

今年の決勝戦は4時間放送ということが発表されているけれど、今までもっと短くなかった?という話。
関町「何やるんだろう。最初の2時間、映画とかやるんですかね」
小田「そしたら俺ら、その映画に勝てない!スタンドバイミーとかやられたら!!」(笑)

こんな感じで、たっぷりと裏話や振り返りトークをしてくれたのが本当に嬉しかったです。
翌日にこんな話が聞けるなんて本当に贅沢だよなぁ。ありがとうございます。


<前半ネタ>
ハナコ:戦場
トンツカタン:悪役
ゾフィー:殺人事件
ロビンソンズ:霊能者
三福エンターテイメントさんのハーフタイムショー(笑)


続いて、決勝初出場組の、トンツカタン・ハナコ・やさしい雨のトーク。
発表会見の時、壇上にはイスが22脚あった。しかし決勝進出者は10組しかいないので20脚のはず…。
ということは、「トリオが2組だ!!」。
……と、こんな予想があちこちで行われていたそう。
しかし、トップリード新妻さんは冷静に、
「イスは増えるよー。だって、夜ふかしの会の時増えてたもんー」と言っていたという(笑)。
その通り、トリオはジャンポケ1組だけ。
イスは1つ余っていたので、その数だけで決勝進出者を予想することはできなかったそうです。

来年の抱負を語る場面で、やさしい雨が、
「準決勝って音を使ったコントをする組が多いんだなって気付いたから、来年はそういうコントを……」
と、ちょっと本気っぽく言っていたのが面白かった(笑)

あとは、トンツカタン菅原さんが、
「悔しかった。行くのは難しいってわかってても、実際あの場を経験すると本当に悔しかった」と言っていて、
みんなそれに同調して、
「最初はないだろうって思ってても、名前を呼ばれる度に『俺あるんじゃないか?』と思えてくるよね」
っていう話をしていたのも、面白かったし興味深かったなぁ。


<後半ネタ>
インポッシブル:失格
わらふぢなるお:オープンカフェ
やさしい雨:オタクの兄
ななめ45°:家宅捜索
ライス:探偵の推理
だーりんず:自殺の名所

ライスのネタは探偵の推理。先月のライスLIVEでもやっていましたね。
近年のKOCでは、1本目は準決勝でやったものと同じにしなければならないと決められているそうなので、
ライスは早速2本目のネタを選び始めるフェーズに入ったんだと思うとドキドキしました。
探偵の推理、私は本当に大好きなネタで。まずツカミがとっても早くて、突拍子もなくて思わず笑ってしまうし、
その後の展開も斬新で最高。後半になっても全く勢いが落ちないのが素晴らしい。
ただ、ちょっと一個捻ってるネタなので、それがスッと上手く伝わるかどうかが評価の分かれ目になるんだろうな。
雰囲気はポップなんですけどね、意外とトリッキー。
長い時間を使った方が魅せられるネタなのかもしれません。

だーりんずさんも2本目のチョイスと調整に入ってるんだと思うんだけど、すっごい面白かったなぁ。
準決勝でのネタもそうでしたが、一見ベタな設定から、見たことないストーリー展開をするのが本当に見事ですね。
そして、準決勝のネタはすっごくいいんですけど、下ネタワードだけでライト層のお客さんが引いてしまう可能性もなくないなと…。
そういう可能性を考えると、だーりんずさんの面白さが伝わるのはこの自殺のネタの方じゃないかなぁと思ってしまう。
下ネタワードが面白いんじゃなく、展開やストーリーが面白いからねぇ。
でも1本目は変えられないし、難しいところです。勝負するしかないんでしょうね。


最後は「今年もダメだった組」でトーク。
ななめ45°下池さんは、決勝進出者発表の時の「ななまがり」で、「ななめ…」かと思ってびっくりしてしまった。
もしかしたら発表する人が噛んで「ななま45°」って言うかもしれないじゃんと言うと、
みんなから「『ななま』ってなんだ」と総ツッコミ(笑)

ふぢわらさんはYouTuberになるから来年出ない(笑)

ロビンソンズ北澤さんは、毎年、準決勝敗退者で集まって飲み会をやる。
そして、悔しくてその場で単独の予約をする。
今年もその席で下北空間リバティの方に電話をかけると、
相手方が「あぁ、そろそろ来るかと思ってたよ!」と言ったそうです(笑)(素晴らしいエピソードだなー)


エンディング。
だーりんず小田さんがトンツカタン森本さんのうちに泊まりたいらしく、「決勝前日に!」と言い出し、
何故かそれにライスも便乗。
森本「なんでうちにファイナリスト集まってくるんすか!!」(笑)


今回、トークを聞いていて思いましたが、
今年のKOCにエントリーしたのは2510組。
そのうちのほとんどが昨日で戦いが終わって、もう来年のことを考えざるを得なくなってる。
今年の戦いが残ってるのは、2510組のうち、10組しかいないんだよね。すごいことだよ。
ライスは今まで、その「戦いが終わってる組」に入っていた。
だから今回、そうじゃないことが未だに信じられなくて。
関町さんが、「昨日からずっと実感がなくてふわふわしている」みたいなことを言っていたのですが、私も同じで。
木曜準決勝からの3日間、楽しすぎて嬉しすぎて、ずーっとふわふわしてる。夢の中にいるみたい。


残ってる組がみんな、どうかその実力をいかんなく発揮できますように。
悔しい思いをした組の分も全部背負って、やりきって、大盛り上がりの大会になりますように。


SIX GUNS (16/6/25)

2016-06-25 23:55:10 | ライブ感想♪
本日はSIX GUNSに行ってきました。
各組のコントとユニットコント。
それに、オープニングVと、
オープニングVいじりと、
衣装替えのため早く抜ける1組目の悪口と、
作家の中村さんが作ったシュール極まりないVTR。
定期ライブはこうやって、おきまりのくだりが増えていく場面がとても楽しいですね。

サルゴリラのネタ、商談。
だいぶ尺をたっぷり使って児玉さんの戸惑いを表現するという思い切った手法。
私は赤羽さんがバシバシツッコミ入れるネタの方が好みなのですが、
でもこういう不思議な空気感こそ本人達が本当にやりたいことなんだろうな、と思う。

ライスのネタは…タイトル難しいな、
とりあえず「ケンカの強い友達」って呼んでおこうかな。
まーこれが私の好みど真ん中!
激しいツッコミはなく、ちょっと変わった2人のやりとりが続いていく。これだよ、これ。
ライスに求めているのはこういう、
ちょっとズレた人たちの、当たり前に続く日常の表現。
もちろん、ツッコミがしっかりあるネタも好きなんですけども、
先月のSIX GUNSでやってた自転車事故のネタも、今月も、
ちょっと変な状況を柔らかく受け入れてしまう感じがとても好きなのですよね。
キツイこと言うけど、多分こういうネタはKOCには向いてない。勝てない。どうしてもそういう基準でネタを見てしまう自分がいる。
でも好きなんです。本当に、こういうネタ好き。こういう雰囲気こそライスの真骨頂だと思う。
ただ、同じようなパターンが続く中でも、しっかりとストーリーが展開していて、描けているところは、
また今までのこういう系統のネタより一歩進んだところなんだろうなと思います。
普通にストーリーとして好き。オチも可愛らしくて大好き。

そしてしずるは本当にすごいですね。
毎月「このネタKOCでやってほしい」って思うけど、
翌月に、さらにそれを超えるレベルを持ってきてくれる。
今日のネタそのまま2回戦に持っていっても、余裕で通過できるのではないでしょうか。
あまりの仕上がりっぷりに舌を巻いてしまいます。素晴らしい。
しずるのネタは、立てこもり犯の交渉。
発想自体はかなり新しいことやってるのに、
シンプルに大笑いできて、ネタを見た後の印象としてはバカバカしさが残る。
だから、コアなお笑いファンにも、たまたまテレビをつけただけの一般人にも、
どちらにも訴求力がある素晴らしいネタだと思います。

去年のキングオブコント決勝。
私は準決勝を見に行っていたのですが、そこでウケいたコンビが、決勝でことごとく力を発揮できずに終わってしまい、
私は絶望感みたいなものに包まれてしまいました。
お笑いファンにだけウケていても、世の中は認めてくれないんだと言われているかのようでした。
「観客」と一括りに言っても、その中身は一括りじゃない。
色々な人に色々なバックグラウンドがあって、知識があって、好みがある。
去年のKOCはそれを全く考慮してくれていなかった。
今年どうなるんでしょうか。どこへ向かうのでしょうか。
どんな「観客」に照準を合わせればいいのでしょうか。
そういう答えが何も示されないまま、戦いへ向かうことを余儀なくされる今年の芸人さん達は本当に大変だと思う。
でもそんな中で、今日のしずるは一つの答えを出したように思えました。
コアなファンにも一般層にも、どちらにもウケればいいんだという、
一番シンプルで、一番難しい方法で挑むのだと。

そろそろ予選を意識してくる時期になってきてしまいました。
ドキドキしますが、とても楽しみです。

四日間ブロード春祭り ライスドキャスト 一夜限りの復活! (16/4/23)

2016-04-23 23:55:00 | ライブ感想♪
***
『四日間ブロード春祭り!!ライスドキャスト一夜限りの復活!~ライスとブロードの新ネタと誰かと~』
16/4/23(土) @大宮ラクーンよしもと劇場
出演:ブロードキャスト!!、ライス
ゲスト:オジンオズボーン、ドドん
***


ライスドキャストへ行ってきました。
去年10月に終わってしまった定期ライブだけれど、ブロードキャスト!!の4日間連続イベントの1つとして限定復活。
「一夜」という名前だけど、昼の公演でした(笑)
ネタの面白さはもちろんのこと、
トークの雰囲気も、出囃子も、ライスド恒例のくだりも全部そのままやってくれて、最高に嬉しかったです。
個人的な話ですが、去年10月のライスドは、直前に足をケガしてしまって行けなくなってしまい、
最終回を見届けることなく終わってしまって、本当に残念で。
なので今回は、その宙に浮いてしまった私の気持ちをやっと昇華させてくれるような復活でした。本当にありがたい。

ライスド恒例のくだり
・登場時は南海キャンディーズ風に両手を挙げる、もしくは腰に手を当てて小走り
・冒頭トーク、房野さんが「そろそろネタいきましょうか」と言うと
 必ず3人が「えっ?本当に?」と言い出し、なかなかネタ始まらない
・ネタ終わりに「いやー素敵な時間でしたね」と出演者自ら言う
あまり意識してなかったけど、考えてみたら恒例のくだり色々ありましたよね。
離れてみてその愛しさに気づく。今日いっぱいやってくれて嬉しかった。
ネタ終わりの「いやー、素敵な時間でしたね」で、懐かしいー!!となりました(笑)

ライスのネタは、とりあえず「残業の帰り道」と呼んでおきますが、
そんなタイトルより何よりとにかくあのワードを言いたい!(笑)
ライスには珍しいくらい、ひたすらパワーで押していく感じのネタで、それなのに綺麗に起承転結がある感じがいい。
とてもとても好きでした。
最初の笑いから1分くらいずっと、2人ともノンストップで喋り続けてて、客席の笑いも止まらなくて。
あのガチャガチャしたカオスな空気感、最高だったなぁ。

余談ですが、ライスを見始めて今年で8年目になると思うんですが、私は未だに昔のイメージが消えなくて。
だから今日のネタみたいに、スーツ着た田所さんが、電話で奥さんに「残業なんだから仕方ないだろ!」って怒る……
っていうネタを見ると、あぁライスも私も大人になったんだなぁ…みたいに感じて(笑)
実際は、家庭を持っているサラリーマンっていう設定のコントなんて、以前からやっているんですけれどもね。
でもなんだか、久し振りにそういうネタを見て、時間の流れを感じました。
設定も大人になってくるんだなぁって、そしてそれに説得力がついてくるんだなぁなんて、そんなこと感じて。


本日も幕張→大宮→幕張という移動のライスさん。
本人達も言っていたけど、本当に東京でネタをする機会がない(苦笑)
正直言ってライブに行くのは結構大変だけど、
いくら時間をかけても、たった5分でも、
それが本当に面白いから、爆笑が起こる場にいられる喜びがあるから、行こうと思うのですよね。
今日も見に行ってよかった。

きみのいるところに、会いに行くよ。


フジファブリック 『会いに (フジフジ富士Q Live ver.)』


大宮コントサミット (2016/4/5)

2016-04-05 23:00:00 | ライブ感想♪
本日は『大宮コントサミット』へ行ってきました。
タイトルの通り、7組がコントを披露して、そのうちの2組がトークをするというライブ。
お目当てのコンビのトークがないのは少々寂しかったのですが、
みんなネタもトークも面白かったので、ライブ全体としてはとても満足しました。楽しかったです。

14時の回、ライスのネタは骨折。
見るの2回目だったのですが、改めて見てその着眼点の面白さと展開の巧みさに唸らされる。
後半の関町さんのくだりも見もの。田所さんがずーっと楽しそうに笑いながらやっているのも嬉しかったです。

そして18時の回は、なんと想像の世界!いやー久しぶり!!
関町さんが「トマトジュース」って言った瞬間に、心の中で「来た!」と叫んでしまいました(笑)
初見のお客さんが多そうな印象でしたが、そこでとてもいい反応が返ってきていてすごく嬉しかったです。
何度見ても本当にいいネタだなぁ。
久しぶりに見て、改めて、想像の世界のネタの「起承転結」の美しさに心を掴まれるのですよね。
初見の時には、とにかく設定の斬新さに衝撃を受けたネタで。
もちろんそれも最高なんだけれど、4分間できちんと1本のストーリーが始まって終わっている。そこが素晴らしいと思う。
ネタの発想の面白さ、それと同時に、ストーリー自体に対する「この先どうなるんだろう!?」っていう面白さ。
2年前に生まれたネタだけど、もっともっとたくさんの人に見て、
ライスすごいって思ってもらいたいなって、改めて感じます。
今日は想像の世界が見れただけでも大宮に行った甲斐がありました。
またこういうコントだけのイベントがあるといいな。

漫才5・コント5 (2016/2/29)

2016-02-29 23:30:00 | ライブ感想♪
本日はK-PROさんのライブ、漫才5・コント5へ行ってきました。
出演する芸人さんみんな豪華で、ネタもたっぷり長めにやってくれて、
さらにここでしか見れない即興ネタ企画もやってくれて、本当に満足のライブでした。
贅沢な時間だったなぁ。

ライスのネタは「骨折」。
初見のネタを見る時にはやっぱり、最初の「これはどういう仕掛けだろう…」っていう探る時間から、
じわじわとシステムがわかってきて、「そこかー!」と唸らされる瞬間がたまらない。
今回もその瞬間を楽しませて頂きました。
以前見た、結婚の挨拶のネタと似た構造だなぁと。
田所さんが振り回される系のネタは、田所さんが戸惑ったりびっくりしたりして,
表情がコロコロと変わるのがとてもいいですね。
時には、ネタ中に笑っちゃうところもあって。
大して関町さんは一切表情を崩さず、口元が緩むことすら全くない。感情が見えない。この対比が素晴らしい。
関町さんって、演技をする際の感情を表出するメーターってどうなってるんでしょうか。
怒りを全開にして、感情の表出を100%にする時もあれば、まるでロボットのように0%にする時もある。
このネタはその振り幅を楽しむことが出来てとてもいいですね。特に後半の、感情が見えてこない不気味な感じ。

今日は本当にどのコンビも面白かったのですが、漫才組ではヤーレンズが特にとても好みでした。
飄々と喋っていて、「面白いこと言いますよー」みたいな力が入っている感じが一切ないのに、
ドカンと大きな笑いの波がやってくる感じ素晴らしい。
気楽に見れるのに気付いたら爆笑している、新感覚の漫才です。

コント組ではジグザグジギーとラブレターズが最高に面白かったです。
ジギーはハエ取りの名人。
息つく間も与えないくらいの畳みかけで、笑いすぎて苦しくなりました(笑)。
ラブレはスタバ。彼らの作り出す世界にぐいぐいと引きこまれました。
塚本さん演じるお父さんが変な人なんだけど、どこか愛着を感じるキャラクター。

コーナーは、今日の出演者の名前が書かれたくじを引いて、即興でネタをする。
2組目で、LLR伊藤さんの次に関町さんのくじが出る。
「何も代わり映えしないじゃんー」ということで、もう一人引いてトリオにすることに。
そこで出た塚本さん、メンバーの並びを見て、
塚本「これ、出張幕張ですか?」(笑)
そんな3人のトリオ名は、『笹塚幕張ファクトリー』。お題はオークションのコント。
MCのLLR福田さんの、「オークションなんだったらジグザグジギーに出てほしかったよー!」という叫びもありつつ(笑)。
伊藤さんが先導して行くネタで、かわされた不憫な表情の塚本さんが光っていました。

3組目のコンビは、三拍子高倉さんと田所さん。
コンビ名は2人とも名字が「た」から始まるということで『ダブルた』(笑)。
お題はおとぎ話で漫才。お互いツッコミせず、ボケをなすりつけあうという新感覚の漫才(笑)
  田所「おとぎ話といえば、ねぇ、何がありますか?」(自分で言わないで振る)
  高倉「例えば、桃太郎・浦島太郎・山本太郎」
  田所「……確かにねー」(つっこまない)笑
  高倉「現代版の桃太郎を作りたいと思ってるんですよ。名前は何がいいと思いますか?」(振る)
  田所「……桃次郎」(笑)
  高倉「……確かにねー!」やっぱりつっこまない(笑)


エンディングでは、MCの福田さんが、ジグザグジギーの2億のコントを生で見たことがないということで、
池田さんを客席に座らせて本当のオークションのように2億のネタをやることに。お客さん参加型(笑)。
嫌々の池田さんに対して、なぜかノリノリで楽しそうな宮澤さん(笑)。
始めてみたはいいけれども、お客さんがなかなか「2億!」と言わないため、しびれを切らして立ち上がる池田さん。
池田「ちょっと早く言ってくれない!?『100万!』『150万!』じゃなくてさぁ」
芸人さんみんな大笑いしながら、「まだ!」「もうちょっとだから!」などと言って再開(笑)
ついに2億!と言ってくれたお客さんがいて、池田さんがあの顔で振り返る。
しかしオジオズ篠宮さんがその後「5億!!」と言い始めたのでした(笑)。
福田さん、初めて見れて良かったですね(笑)。
こうやって、この場でしか見れないレアな平場が見れるのもとても嬉しかったです。



AGEAGEミニコーナーゲームSP&復活ネタSP前編 (16/1/8)

2016-01-10 23:00:00 | ライブ感想♪
***
『新春AGEAGE同窓会SP2016「AGEAGEミニコーナーゲームSP」』
2016/1/8(金) 14:30~ @大宮ラクーンよしもと劇場
MC:竹内健人、徳井健太(平成ノブシコブシ)
  犬の心、サカイスト、ブロードキャスト!!、ラフ・コントロール、イシバシハザマ、
  囲碁将棋、ライス、インポッシブル

『新春AGEAGE同窓会SP2016「復活ネタSP前編」』
2016/1/8(金) 16:30~ @大宮ラクーンよしもと劇場
MC:竹内健人、徳井健太(平成ノブシコブシ)
えんにち、ライス、イシバシハザマ、ラフ・コントロール
  井下好井、タモンズ、トンファー
  チーモンチョーチュウ、犬の心
***

大宮で行われた、懐かしいメンバーのライブ2本に行ってきました。
お馴染みのメンバーが繰り広げるわちゃわちゃ。
特にゲームコーナーのライブなんて、脱線とハプニングばかりで、
用意したゲーム数を全くこなせやしない(笑)。
でも、その空気感が、本当に懐かしかったです。
まずはゲームコーナーのライブから。
色々なゲームが用意されていて、一応いくつ成功すれば商品がもらえるとかいうルールもあるのですが、
そんなの全然関係なくなっていきました(笑)

★8人が一発ギャグをやっていき、前の人よりウケなければいけない、
ウケが少なければアウトというゲーム(333のグラデーション9みたいな)。
最初の文田さん、「1人も笑わなくてもいいんですよね?」と言って出て行ったものの、
本当に誰も笑わず
文田「ちょっと体調悪いんで帰ってもいいですか」
みんな「ダメだよ帰っちゃ」

いけやさんのギャグの時には、客席のお子さんがグズりだし、肝心なところが聞こえなくなるハプニング。
でも、いけやさんにもう一回やらせるのは酷だから、
仕切り直しで押見さんやって!という流れになるも、
「いけやがリベンジするべきじゃん」と、つれない態度の押見さん。
それに対して、
関町「なんで今日そんなニヒルなんすか」
ニヒルかどうかはよくわかりませんが(笑)、
確かに押見さんはこういう大人数のライブでは一歩引いて全体を見ているクールなイメージがある。
でも、ひとたび前面に引っ張り出されると思わぬ爆発があったりして、またそのギャップもいいのですよね。

結局その後、少し他のメンバーを挟んでからまたいけやさんがやることに。
飄々と一発ギャグをやり、「次は何やろうかなー」と楽しそうないけやさんに
みんな「これ、『おのれ』の時のいけやさんだよ」
おのれ!懐かしいー!!
全く恐怖感や緊張感がないいけやさんに、サイボーグ的な怖さを感じる一同(笑)。
誰かが「メイプル超合金の人みたい」と言っていた。カズレーザーさん(笑)

★暴露カルタのコーナー。
メンバーが読み札を作った暴露カルタ、自分のものだと思ったら取らなければいけない。
読み札【結婚しているのに、亀戸の女と密会している関町】
一同「えー(ザワザワ)」
暴露したのは文田さん。
文田「昔よく一緒にコンパとか行ってたんですけど、その時にいた亀戸の女と密会してるらしくてー」
関町「いや、それ嫁だよ!!今の嫁だよ!!!」
文田「一緒に街を歩いてるみたいでー」
関町「だから嫁だって!!一緒に外歩いてるだろ嫁なんだから!!公表してるんだから!!」
……このくだり、なんなの(笑)

暴露カルタ読み札【新潟のフィリピンパブでぼったくられた関町】
暴露したのはインポッシブル。
新潟に行った時、仕事が終わった後、インポシの2人を連れて、
先輩ヅラして「どっか面白いところ行こうぜ」と誘った関町さん。
しかし、入ったお店でおつまみとビール1本で3万取られたそう。
フィリピンパブのことを、
関町「フィリパブで〜」
カッコつけるなと抗議する一同(笑)

こういう大人数でのコーナーライブは、内容もそうですけども、
舞台上の芸人さん達が楽しそうにしているのを見て、さらにこちら側の面白さが増しますね。
特に房野、吉村、デンペー、ハザマ、田所、根建あたりの面々は本当に楽しそうに表情豊かで、笑い崩れて、
それを見ているだけで幸せな気持ちになりますね。
グダグダしていたところもあったけれど、それも含めていいライブでした。


続いて、AGEAGE復活ネタSP。
今日の出演者を、当時所属していた期間が多かったランクに振り分け、
Bage→Cage→Aageの順番に披露するという、かつての雰囲気を再現したライブでした。
なんとネタ前の出囃子まで、同じものを使っているという徹底ぶり。
さすがにノスタルジーを掻き立てられました。
ちなみに今日の出演者の分け方は、
Bage→えんにち、ライス、イシハザ、ラフコン
Cage→井下好井、タモンズ、トンファー
Aage→チーモン、犬の心
でした。
めっちゃ納得。特にCageのメンバー!(笑)
実力どうこうじゃなく、この頃は10期11期が一番下だったんだもんねぇ。

冒頭MC、ノブコブ徳井さんと竹内健人さんが趣旨説明した後、
竹内「ザ・パンチとかロシモンはずっとBageだったんですよね。
   ロシモンが落ちそうになった時は、スパイダーおかんを出して残留するっていう!」
これにめちゃめちゃ沸く客席!(笑)
徳井「よく知ってるね!もう10年近く前だよ」
MCが終わって、Bageのネタに入る前、当時の出囃子が流れてくると、
お客さんから「わぁぁ……」と溜息のような歓声が上がる。
あぁ、みんな見てたんだなぁ。
当時劇場に通ってた人も、あるいは当時はまだ劇場に通えずネット配信で見てた人も。
ここが懐かしの場であり、憧れの場なんだなぁって。
もうこれで、ちょっと泣きそうでした。

そんなライブでのライスのネタは、まさかの、ドSの田所・ドMの関町!素晴らしいチョイス!
えらいもんでお客さんも、明転して、田所さんと関町さんが両袖から出てきて、
関町さんがお尻を出した時点で、何のネタかわかるんですよね(笑)
みんな「あーあのネタだ!」って(笑) 最高の空気でした。
このネタの冒頭は、「懐かしいなー」「久しぶりだなー」「変わってないねー」というセリフから始まるわけですが、
それを聞きながら私も全く同じことを思っていました。
懐かしい、久しぶり、だけど全然変わってない。ライスも、このネタも。
それが本当に嬉しかったです。えっすっだねー。

ライブの最後は恒例、重さんのウソ告知。
重岡「今日の夜9時から、大宮駅で脚立を振り回します。前売り12500円」
竹内「当日券は?」
重岡「250円」
一同「安っ!」
徳井「これも10年前からやってる。昔はもっと過激なこと言ってたから。
   笑えることを言えるようになってよかったね」

***

久しぶりにAGEAGE黄金期のメンバーが集まっているところを見れて、
本当に楽しくて、涙出るくらい笑って。
なんだけれど、ライブのタイトルにもあるように、これは本当に「同窓会」なんだなぁって思ってしまいました。
今思えば、無限大ホールって、本当の学校のようでしたよね。
毎日配信があって、毎日メンバーのネタを見ることが出来て、
月末のAGESAGEは期末テストのようだった。
そのテストの結果によって、シチサンLIVEをやらせてもらえるというご褒美がもらえて、
そこでは自分の考えた企画を仲間と好き勝手やることができて。
本当に学校みたいだった。同じクラスにいる仲間達を見ているような気持ちだった。
私の青春時代の全てだった。
そこから、強制的に卒業ということになってしまって、毎日のようには会えなくなってしまって。
今回またこうして、集まるところを見れたけれども、これは永遠に続く時間ではない。
またみんなは、それぞれの場所に散らばっていく。大宮だったり幕張だったり。
それはまるで、学校を卒業して就職したみんなが、同窓会の後にまたそれぞれの場所に戻っていくのと同じようだ。
寂しいけれど、この同窓会がきっと、これからも頑張るためのパワーをくれるはず。
またみんなが戻ってくるのを楽しみにしています。

新春シャッフルトーク大会2016 犬の心×ライス (16/1/5)

2016-01-09 00:30:33 | ライブ感想♪
***
『新春シャッフルトーク大会2016 犬の心×ライス』
16/1/5 (火)12:00~ @大宮ラクーンよしもと劇場
犬の心、ライス
***


あけましておめでとうございます。
2015年は、自分の環境の変化で忙しくなり、ライブに行ってもその感想を書けないことが多く、
結果としてほとんどブログを更新できなくなってしまいました。
今年はそれを解消すべく、ツイッターと連動しながら出来るだけまとめておこうと思っております。
ゆるゆる行きますが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
ちなみに、Twitterのアカウントはこちらになっております。@natsumi_smr
ライブに行った時にしか更新しないと思いますが、よろしければこちらもお付き合いください。


本年のライブ初めは、大宮での犬の心とライスのシャッフルトーク。
平日のお昼12時という、冗談みたいな開演時間でしたが(笑)
でも、この日は一日中シャッフルトークをやっていて、通し券のお客さまも多かったようで、
思った以上に賑わっていて嬉しかったです。
登場した4人は、12時からライブという状況を「俺らからしたら早朝」なんて言っていて、
昔のシャッフルトークでも同じようなことを言っていたなと思い返して、とても嬉しくなりました。
ちなみに昔の記事はこちら。

 「死ねばいいと思ってるんでしょ?」 3月22日 シャッフルトーク 犬の心×ライス

……この時からもう6年もたったなんて…信じられない……。


【押見×関町】
以前のシャッフルトークもそうだったけど、親しすぎて逆に盛り上がらない2人。
「最近どう?」という雑な話のフリのせいで盛り上がらないんだという関町さん(笑)
お正月感を出すため、やたらお餅にこだわる押見さんは、「お餅いくつ食べました?」などと聞いていく。

関町さんが、去年の12月末に予定されていた犬・グランジ・ライスのツアーが、
人数が集まらなくて中止になってしまった話を。
定員100人のところ、15人くらいの応募だったそう。
関町「バス2台で行く予定だったけど、ワゴン車くらいの。ワゴン車でもいいから行きたかった」
押見「でも、15人集まっただけでもさ。オレらが魚屋さんだったら15人も集まらなかったじゃん」
関町・客席「…???」
関町「すみません、魚屋さんがちょっとピンと来なさすぎて」

初詣の話。押見さんは2014年に初詣に行った神社に、去年は行かなかった。それでKOCがダメだったんじゃないか。
そのため、今年はちゃんと行ってきたとのこと。今後に期待ですね。


【押見×田所】
再び、「お正月は何してました?」と聞く、お正月感をやたらと出したい押見さん(笑)
田所さんは去年、実家を出て初めて一人暮らしを始めた。
うちを出て初めてのお正月だったので、母親からハッピーニューイヤーメールが来たのが新鮮だったとのこと。
押見「実家は蒲田なんだよね。どこで一人暮らししてんだっけ?」
田所「まぁ、そのー、ちょっと遠くなっちゃうんですけど……、蒲田です」
押見「いや、(実家に)帰れ帰れ!メール1通分がもったいねーわ!!」

田所さんは、関町さん・チーモン菊地さんの3人で、渋谷の神社に初詣に行った。
その時におみくじを引いたら、田所さんは大吉だったそう。
けれど、関町さんは小吉。
納得できない関町さんは、違う種類のおみくじをもう一回引いてみた。……でも、なんとそれも小吉(笑)
田所「関町は『確実に小吉』ってことですね」

押見「大吉を引いたことによって、なんか良いことはないの?『大吉感』はないの?」
田所「うーん……」
押見「あっ、でも、蒲田に住んでいて、無事に生きてるってだけで大吉か。」
田所「そんな言い方しないでください。紛争地帯じゃないんですよ」
紛争地帯(笑)

田所さん、そもそも最近、おみくじに入っている大吉の数自体が多いんじゃないかと思っているそう。
押見「きっとそうだよ、年末年始バージョンみたいに。凶が出た所に来年も行こうと思わないじゃん。
   だから多めに入れてるんじゃない?」
田所「おみくじイベントみたいな?」
押見「設定ゆるゆるで(笑)」
年末年始のおみくじは大吉が多めで、本当の運勢を表してないんじゃないか、いつ引くのがいいかと考え出す2人。
押見「6月くらいに引くのが一番いいんじゃない?」
田所「でも6月は結婚式とかあるし」
押見「2月は?」
田所「ほら、バレンタイン!女の子がチョコ渡す前に神社行ったりとか」
押見「2月、3月は…新生活か…」
こうして、いつ引くのが一番いいのかわからなくなっていく2人(笑)
押見「おみくじエアポケットとかないのかな?検索してみるわ」


【田所×いけや】
お正月は誰と一緒にいたのか聞くいけやさん。
田所「竹内健人とー」
池谷「あー、いつも一緒にいるね」
田所「LLRの福田とー」
池谷「あー!それもいっつも一緒にいるよね!離れると死んじゃうの?」
田所「お互いが命を握ってて、離れたら爆発するみたいなね」(笑)

池谷「そういえばこの前、マックで、竹内健人にすげー似てるおばさん見たんだよ!!」(笑)
田所「知らないですよ(笑)それは僕の管轄外です。
   でもそれ本当におばさんですか?おばさんみたいな竹内さんではなかったですか?」

田所「オレもこの前、関町に似てる人を見たんですよ。
   その…ニュースだったんですけど、家をなくして頭を抱えてる人が…本当に関町そっくりだったんです!
   最初、ピンでテレビの仕事決まったのかなって思ったくらい」
池谷「関町顔って、クラスに一人はいたよね」


【いけや×関町】
いけやさんが考案したゲーム。これも以前と同じ形式ですねー嬉しい!!
最初のゲームは、「家族を救え」。
黒ひげ危機一髪の黒ひげを自分の子供に見立て、飛び出したのをキャッチして救うことができるか。
関町さんがプレイしている間、いけやさんはピコピコハンマーで叩いて妨害。
そして最後は、懐かしの紙相撲でした(笑)



ああ、ずーっと楽しかった。
以前も書きましたが、私はエピソードトークよりも、どんなことを考えているかを伺い知れるようなトークが好きなので、
押見さんと田所さんの、おみくじ設定イベントの話は本当に面白かったです。
こうやって、新しい視点を与えてもらえることこそが、田所さんのトークの醍醐味だと思うのです。

いけやさんと関町さんのゲームの時は、まず最初に黒ひげがどれだけ飛ぶかを確かめるため、
ゲーム関係なく樽に剣を刺してみようということになって。
だけど、その時に躊躇なくどんどん刺していくいけやさんと、ビビりまくっている関町さんの対比がとっても面白かった(笑)
それと同時に、関町さんがいけやさんに「ちょっと!」「なんでそんな風にどんどんできるんだよー!!」って感じで、
ちょいちょいタメ語が入って来るのがなんだかいいなって。
もちろん先輩後輩の距離感はありつつも、自然体で接することができるんだろうなって感じられた瞬間でした。


親しすぎて話すことがない、なんて言っていたけれど、
長い年月をともにしてきたからこそ、深く突っ込めるトークもあったり、伝わる空気感があったり。
ちょっと懐かしい気持ちにもなった、素敵なライブ初めでした。


『ライスドキャスト』 (2015/8/24)

2015-08-24 23:30:00 | ライブ感想♪
本日はライスドキャストへ。
冒頭、第一声、田所さんが吉村さんに掴みかかって、
「なにキングオブコント受かってんだよー!!」とカッコ悪いキレ方をするところから始まったライブでした(笑)
ザンゼンジを迎えたトークも、賞レース落ちた後の芸人あるある。全体的にKOC一色でしたね。

ネタ後のトーク、ザンゼンジと一緒に、落ちた後どんなツイートをすればいいかの話に。
去年、武田さんは「僕の顔のせいで落ちました!」とツイートしたところ、
優しいお客さんから「そんなことないですよ」「元気出してください」みたいなリプが来て、双方悲しい思いをしてしまったと(笑)
田所さんは、KOC落ちた後普通に「悔しい、情けない」という感じのツイートをしてしまったら、
その後の五明さんのツイートハザマさんのツイートを見て反省したそう。
何も言わずにモノクロの写真だけ投稿した五明さん、まるで遺影(笑)
ハザマさんは、『なんや!小笑2回取って、後半失速させたやろ!』→ザンゼンジもブロキャスも、これは素晴らしいと絶賛(笑)
田所「もう落ちた瞬間から、別のグランプリが始まってるんだなって」

田所「(関町さんのツイートについて)こいつのはひどかったですよ」
吉村「なんて書いたの?」
関町「鼻血ブー」
田所「こんなのグランプリの最下位ですよ!まだ普通に書く方がいい!」
でも武田さんも、去年の三福さんはひどかったと語る。
武田「『旅に出ます』って。お客さん心配するじゃないですか!しかも旅、行ってないし」(笑)
武田さんは、去年ずっと半年くらい、「自分だけ結果をまだ見ておらず落ちたことを知らない」
というボケを続けていたそうです(笑)

落ちた後の振る舞いやコメントの話があまりに面白かったのでそればかり書いてしまいましたが、もちろん予選そのものの話も。
ザンゼンジが登場するなり、「ウケすぎなんだよー!!」とカッコ悪いキレ方をしながら掴みかかる田所さん(笑)
今年の2回戦、袖でウケを聞いていたそう。なるほどね……。
三福「てか何で落ちてんすか!ライスさんはこんなとこでくすぶってる人達じゃないんですよ!」
めっちゃ応援してくれている(笑)
ライスとザンゼンジは、去年も今年も同じブロック。
去年はザンゼンジ落ちライス合格、今年はザンゼンジ合格でライス落ち。なんか縁を感じますよね。
今年はザンゼンジの2組後にライスでしたが、去年はザンゼンジの直後にライス。
そうそう、実は去年ザンゼンジがすごくウケてて、
「これはこの後に出てくるライス厳しいかも…」と思った覚えすらあります。
それでも落とされてしまうのですから、何があるかわからないものですよね。

ザンゼンジの今日のネタは2回戦と同じ、笛のコント。
今日も予選に負けず劣らずよくウケてました。
動きや勢いでパワフルなイメージもありつつ、
ストーリーや言い回しを丁寧に積み重ねていく感じもあってとてもいいコントだなぁ。楽しいなぁ。

ライスの2本もとても好きでした。
特に2本目が、バカバカしいのに、ワードに凝ってて緻密で、そういう才能の無駄遣い感本当に好きです。
そしてどちらも起承転結とか、緩急とか、笑いどころの他にストーリーとして楽しめるところがあり、
まぁ後の祭りですが、こういうタイプの方が良かったのかななどと…。
あと単純に、普通の男性2人が登場するコントよりも、役や設定がしっかりあって、それにグッと入り込む方が2人とも映えるんじゃないかなぁなんて…。
まぁ、でも、もういいですよね。
どんなのが予選で受けるかなんて、また1年後に考えれば良くて。
しばらくは色んなタイプのコントを楽しもう。



2本目のオチが綺麗に決まって、
ネタは最低なのに美しくて、
暗転して笑い声を聞きながら目を閉じて、
あぁ私ライスのコント大好きだなぁって思って、
そういう瞬間が一番幸せです

ライスドに行く時は、いつもこのライブのオープニングにかかっているフジの「会いに」を聴いてテンションを上げているんですが、今日はなんだかこの歌詞が一層私の心に染みてきて。
「君のいる所に会いに行くよ 会いに行くよ」
まとまっていない気持ちだけれど届けてみたい。ライスが好きだって言ったからって、
世の中何も変わらないけれど届けてみたい。
君のいる所に会いに行くよ。
大宮でも幕張でも会いに行くよ。
君に言葉持って行くよ。


フジファブリック 『会いに (フジフジ富士Q Live ver.)』