幸せでした。とにかく幸せな1時間でした。
感想を書こうと思っても、胸がいっぱいになってなかなか言葉が出てきませんでした。
なにかを残したい、今感じていることを残したいのに、全然言葉が出てこない。どう表現したらいいのかわからない。
こんなこと初めてです。
そんな中、なんとか言葉を無理やり紡ぎ出して、今思ってることを書いてみました。
ざくっと全体の流れ、最後に感想。
・登場したお二人に大きな拍手。みんな待ってましたよ!
200人くらい入り、満席に近い状態を見て、
田所「こんなにライスファンの方いたんですね」(笑)
・久しぶりのトークライブだよねぇ、というお話。
関町「シチサン以来ですからねぇ」
田所「そうですねぇ」
……とか言いながら会話が止まる(笑)
関町「開始1分で無言になるなんて!!」(笑)
せっかくの久々のトークなのに(笑)
・やっぱりこの話題でしょう!
関町さんが「キングオブコントね…」と言っただけで、もう拍手が鳴りやまない会場。
関町「いやー、やっとですね!!みなさん、すみませんね。今まで、肩身の狭い思いをさせてきちゃって」
・関町「準決勝行ったら、あれでしょ?テレビ出れるんでしょ?」
田所「もう素人みたいな言い方じゃん」(笑)
・3回戦の前日、神保町花月支配人のお宅でバーベキューに参加していた田所さん。
夜遅い時間になって、明日もあるので…という感じで帰ろうとしたところ、LLR福田さんに
福田『へぇ~、そういう理由で帰っちゃうんだぁ~』
とか言われたそう。めんどくさいなぁ(笑)
田所さんは、『あんたみたいになりたくないんで』とか言って(笑)、その日はそのまま帰った。
そして、3回戦通過したという発表があった後に、福田さんから電話が。
『何受かってんだよ』とか、『お前らもそういう風になっちゃったんだな』みたいに、色々意地悪なことを言った末に、
福田『まぁ、でも、よかったじゃん』
田所『ふ、福ちゃん……』(笑)
ツンデレ全開の福田さん!
関町「オレにも、全く同じ流れの電話来たよ」(笑)
・福田さんからはそんな感じの電話が来ていたのに、一方アームの栗さんは、田所さんへのメールで、
『明日スロットどうする?』
田所「『え~!?』って。あの人、3回戦の当日の朝からスロット行こうとしてる!!」(笑)
関町「多分、色んな栗さんがいるんだよ」
田所「スロット行く栗さんと、3回戦行く栗さんって?」(笑)
・そこから、3回戦での裏話へ。
舞台袖の一方は出番を待つ人の列、もう一方の袖は出番が終わった人がハケる方だったそうで、
ライスの出番前、関町さんは出番を待つ方の袖にいたけれど、田所さんは小道具のセッティングがあるため、ハケる方の袖にいた。
すると、そこに出番を終えてハケてくるゆったり感が。
出番の時、まぁちょっとやらかしちゃっていたらしいゆったり感。
田所さんが中村さんに「お前らやらかしたな」と冗談っぽく言うと、
中村「ばかやろ。お前らがやりやすいように、わざとスベッてやったんだよ」(笑)
・関町「ゆったり感、シュールだった。誰よりもシュールだったんじゃない?」
あんなに芸人さんがいる中で(笑)
ゆったり感は、普通にコントやっても仕方ない、どうせだったら、ということでだいぶ攻めたネタをぶちこんできたそう。
関町「それが、全く功を奏してなかった」
・裏話は続く。
バナナのネタをやったそうで、いつもこのネタをやるときにバナナを買いに行く係は関町さんなんだけども、
今回お盆で、どこの八百屋さんも閉まっていたそうで!
自転車を漕いで、汗だくになりながらバナナを探して走り回ったと(笑)
そしてようやく見つけたんだけど、いつものあのキレイなバナナではなく、なんだかちょっと時間が経ってしまったもののようで、
つい「これしかないですか?」と言ってしまった関町さん(笑)
田所さんも
田所「わかる!そうなの!いいバナナの見極めがつくようになってきた」
プロになりつつある二人(笑)
ネタの中で、札束に見立てたバナナをカバンの中から「ほ~ら!」と言って両手で抱えるようにしながら取り出すところがあるのですが、
そこで持ち上げた瞬間、バナナが一本ポロっと房からとれて、コロコロ転がってしまったそう。
関町「オレ、飛んでったバナナ思い出したもん。ばななんばななんば~な~な~♪」
懐かしすぎる歌!!(笑)
そこで田所さんは、「もったいないことすんなよ」というアドリブでうまく乗り切ったのに、その後の関町さんが
「活きのいい札束だぜ」とわけわからないことを言ってしまったそう(笑)
田所「意味がわからない!」
関町「フォローになってないもんね」
・3回戦で何か思うところがあったらしく、
関町「他事務所にも面白い芸人さんいっぱいいるんだねぇ~」
いまさらそんな当たり前のことを(笑) 脱力する田所さん(笑)
そして、例として関町さんが挙げた名前が!
関町「うしろシティとかね」
……この時私はもう、あと一歩で椅子から滑り落ちてしまうんじゃないかというくらい驚きました。
まさか、関町さんの口から「うしろシティ」って言葉が聞けるなんて!
関町「あいつら面白いなぁ」
そして、あいつらと言ってしまってから、先輩か後輩か気になりだす(笑)
袖のスタッフさんが「多分だいたい同期」と答えると、
関町「同期かぁ、じゃあ仲よくしておいた方がいいなぁ」
何その基準(笑)
いやでも、本当になんとかして、ここのつながりが出来てくれないものでしょうか。
自分の好きな芸人さん同士の絡みが見れるのって嬉しいもんなぁ。
事務所が違って、交流する機会がないなら尚更。
・舞台裏では、カメラを持ったスタッフさんが色々なところにいて、密着VTRみたいな感じで、出場者の裏の顔を撮っている。
しかし、ライスのところに全然来ないので、
関町「オレ、ずっとジャルジャルさんの隣にいてやったよ!!」
田所さん爆笑(笑)
田所「だから、ずっとあんな変なところにいたのか!!」
ジャルジャルさんがネタ合わせしてる後ろにいた関町さん、多分VTRを見た人は「あいつ誰だ?」という状況になるんじゃないかと。
関町「Q10で学んだ映り込む術を使って!」(笑)
・舞台裏で、押見さんと関町さんは、
「オレら、いい歳して青春やってんなぁ!」と言い合っていたそう。
それを聞いて、冷やかな目で関町さんをみつめる田所さん(笑)
関町「でもそうでしょう?言ったら、甲子園みたいなものなんだから。この歳で、こんなにドキドキできることってないでしょ?」
田所「確かにそうだけどさぁ、それを押見さんとお前が言ってたっていうのが…」(笑)
本筋とは全く関係ないのですが、お二人から「ドキドキ」という言葉がたくさん聞けて、宇宙でクロールを思い出して胸がきゅっとなったのは、きっと私だけではないはず。
・とにかく浮ついていて嬉しそうな二人。
関町「どうします?決勝行っちゃったら」
笑う客席に対し、でも今年いけそうなジンクスがあるんだと。
マキシマムパーパーサム長澤さんに教えてもらったそうですが、ライスのKOC戦績は、笑い飯のM-1戦績と一緒だそうで。(1回戦落ち→2回戦落ち→2回戦落ち→決勝進出)
だからその通り行けば、今年決勝進出あるんじゃないかと。米つながり(笑)
関町「よしもとが、もう何年も前から、この計画を立てるために動いていたんだよ!!」(笑)
田所「だから今まで、わざと落とされてたのか!!」
……だといいですねぇ(棒読み)
・そして、決勝の舞台でしずると戦ってみたいという話も。
田所「しずると戦うって、ライバル対決みたいで、テレビ的にも面白いよね!?」
関町「テレビ的には面白くねーよ!舞台のお客さんは面白いかもしれないけどさぁ」(笑)
でも田所さんは続けて、どうせ全くの無名を上げるんだったら、しずると同期でライバル関係の自分達を上げれば……と言い出し、
そして客席に向かって
田所「まぁね、いやらしい話ですよ?」←この言い方~!!
文字にしても全く伝わらないことはわかっていますが、茶番スイッチがカチっと入ったのがわかって面白くて(笑)
ストーリー性があってテレビ的にも面白いんじゃないかとか、なんだかんだ言ったところで、
田所「あ~れ?オレら調子乗ってるなぁ」
乗ってますね^^
でも本当に、決勝の舞台でこのライバル対決を見たいなぁ。
・準決勝は4分。何のネタをやるかまだ決まっていないそう。
田所「なにやりましょうかねぇ?」
4分ネタいっぱいある、と。今まで出来なかったから。
(そうですよねぇ、本当にそうですよね。去年2回戦で落ちた時は3分ネタだったので、4分だったらもっと色々あるのにと何度思ったことか…)
関町「じゃあ、そういうネタ全部混ぜてやる?」(笑)
田所「衣装どうすんの?」
関町「いろんな部分部分でつぎはぎして」
それはもうそういうネタがあります(笑)
・KOCの話は一段落して、夏っぽいことした?という話に。
田所さんは、栗さんたちと一度バーベキューした。
関町「けどそれも結局スロットでしょ?」
深夜にバーベキューの後、朝からスロット打ちに行ったそう(笑)
一方関町さんは海へ。
メンバーは関町さんと、カナリアボンさん・囲碁将棋太一くん・2700ツネ・トレンディエンジェルたかし。
田所「なんでそんなメンバーで行ったの?全然海が似合わない」(笑)
海で楽しく遊んでいたのに、帰り際、若い男の子たちのグループに絡まれてしまったそう。
ボンさんが顔を指されて、「カナリアじゃん。なんか面白いことやってよ!!」と、めんどくさい状況に。
絡んだらややこしいことになるので、「いいよ、行こう行こう」とみんな無視していたんだけれども、すると「何もできねぇのかよ。面白くねぇな」みたいなことを言い出した。
とうとう我慢できなくなった太一君が振り返って、
『お前らなぁ、ボンさんがつまんねぇとか言うなよ!!ボンさんだって一生懸命やってんだよ!!』
関町「なんか、ボンさんが本当に面白くない人みたいな風になっちゃって…」(笑)
・ここからは企画に。
まずはそのきっかけとなった、一通のファンレターを紹介。
愛知に住んでいる子で、ライスが好きなんだけれども、遠いからなかなかライブに行けないし、お金もなくて泊まるところを探すのが大変だと。
ということで、その子の参考になるように、東京で泊まれる一番安い宿を探してみた。
そして実際にライス二人で泊まってみて、どんなところか検証してみようというVTR。そのお値段、なんと1泊1700円!!
関町「なんなら、1700円でもちょっと高かったよ。オレ途中から腹立ってきた」(笑)
ここからはその内容を、箇条書きでざくっといきます。
・場所は南千住。駅から徒歩15分。
幹線道路に面していて女性でも安心。
・宿の入り口の植木は伸び放題
・宿に入り、おかみさんと話をしているときに、横に開くような受付の小窓のドアをバタンと閉じる関町さん
・廊下には冷暖房付きだが、部屋は扇風機(田所「普通逆じゃない…?」)
・泊まる部屋の名前は「竹」。
2畳しかない。
ライス二人で入ってみるが、天井に頭がついてしまう。普通に立てない。
・田所「宿と言えば、景色でしょう!」と言って窓を開けるも、そこには壁と給湯器
・部屋に入るドアを、右にスライドさせると、二人が今いる「竹」の部屋になるが、
左にスライドさせると階段が出てきて、その上はロフトになっており、他の人が泊まっている!
関町「これ、上に入ってみてもいいですか?」
おかみ「うん、人が泊まってるけど、今帰ってこないからいいわよ」
田所「いいの!?」
・一応廊下に給水機もあるが、コップがない
おかみさんに言うと、普通におかみさんと息子さんが普段使っているコップが出てくる
水もなんだかくさい(関町さん談)
飲んでいるフリをして全部こぼす田所さん
・トイレの貼り紙には、「侵入者がいるとみられます。気を付けてください」みたいなことが。
・部屋に入って寝てみるも、足を真っすぐ伸ばしたらおさまらないので、Lの字になって寝る田所さん
・あとから入ってきた関町さん、「これは……何の字になればいいの??」
結局、田所さんの足の上に空いているスペースに、身をかがめて入り込む関町さん
・最後に案内してくれたおかみさんと別れる時に、なぜかハグする関町さん
田所「すいませんね、こいつ、テンションあがるとこういうことやっちゃうんですよ」
おかみ「そうなの?でも、私はこういうの大嫌いだから」(笑)
おかみさんがかわいらしくて、つい色々いたずらしたくなっちゃった関町さん(笑)
田所「まぁこれでね、みなさん東京で泊まる時に参考になるかと思いますから」
関町「時々侵入者もいるみたいですけどね、にぎやかでいいんじゃないですか」(笑)
・そして最後にプレゼント。
前回の単独で、せっかく作ったのになぜか販売されなかった、単独Tシャツとリフレクターを、それぞれ35人に、
そして外れてしまった人には、ロケの写真をプレゼント。
全員に何かしら提供してくれる心意気が嬉しかったです。
・そして終演。次回は未定ですが、もしあったらぜひ来てくださいという感じで。
関町「26日、頑張りますんで。期待しててください」
しびれるような心強い言葉を残して、舞台は暗転したのでした。
こんなライスを見るのは、初めてかもしれない。
そう思うくらい、心底二人が楽しそうで、嬉しそうで。
今までだったら、自虐っぽさで笑いをとっていたけれど、そうではない。
「決勝行っちゃったらどうしようか?」なんて言ってきゃっきゃ笑っていたけれど、それは自虐のニュアンスではなくて、本当にそうなったら嬉しいという、もはや夢物語ではないところまで近づいてきているということが感じられました。
今改めて思うと、去年はやはり、無理していたところが多かったのではないかなと。
去年、2回戦で落ちてしまった後、彼らは色々な自虐ネタをおっしゃっておりました。
「僕らは漫才師ですから」とか、「本当は出ていない」とか、「ライスは落ちてカレーは受かった」とか……。
ボケであることはもちろんわかっていますが、はっきり言って全然面白くなかったし(すいません・笑)、本当はこんなところで終わるはずの人達じゃないのに。
そして今回、やっぱり当たり前のことだけど、去年より今年の方が心底楽しそうで、同じ笑顔でも全然違って。
芸人さんだから、結局何でも笑いにしなければいけないけれど、やっぱり去年は難しかったんだろうなあということを、今になって改めて感じました。
そして私自身も。
去年の京橋単独の後、こう書いてしまいました。
「こんなこと言ったら怒られてしまうかもしれませんが…。
KOCで評価されなくたって、別にいいじゃないですか。」
この気持ちが、まるっきり嘘だとまでは言いません。どこで評価されるされないにかかわらず、彼らの面白さは変わらないと思っているので。
でもやっぱり、評価してくれる人が多いに越したことはない。それほど嬉しいことはない。
本当は評価されてほしかった。本当は悔しかった。
本当は、なんでこんなにすごいコントをする人達が落とされてしまったんだって思ってた。
その気持ちに必死で蓋をして、悔しさを閉じ込めて、がんばってがんばって、見ないように、忘れるようにしてきた。
今回、やっとその複雑な気持ちから解放されたような気がしました。
私はどうしても、関町さんが最初におっしゃった言葉が頭から離れません。
「みなさん、すみませんね。今まで肩身の狭い思いをさせてきちゃって」
……今まで、ライスを好きになって、悔しいことや悲しいことはたくさんありました。
でも、肩身の狭い思いをしたことはありません。
昔も今も、この人達がずっと大好きです。
ライスのこと、好きでいてよかった。
感想を書こうと思っても、胸がいっぱいになってなかなか言葉が出てきませんでした。
なにかを残したい、今感じていることを残したいのに、全然言葉が出てこない。どう表現したらいいのかわからない。
こんなこと初めてです。
そんな中、なんとか言葉を無理やり紡ぎ出して、今思ってることを書いてみました。
ざくっと全体の流れ、最後に感想。
・登場したお二人に大きな拍手。みんな待ってましたよ!
200人くらい入り、満席に近い状態を見て、
田所「こんなにライスファンの方いたんですね」(笑)
・久しぶりのトークライブだよねぇ、というお話。
関町「シチサン以来ですからねぇ」
田所「そうですねぇ」
……とか言いながら会話が止まる(笑)
関町「開始1分で無言になるなんて!!」(笑)
せっかくの久々のトークなのに(笑)
・やっぱりこの話題でしょう!
関町さんが「キングオブコントね…」と言っただけで、もう拍手が鳴りやまない会場。
関町「いやー、やっとですね!!みなさん、すみませんね。今まで、肩身の狭い思いをさせてきちゃって」
・関町「準決勝行ったら、あれでしょ?テレビ出れるんでしょ?」
田所「もう素人みたいな言い方じゃん」(笑)
・3回戦の前日、神保町花月支配人のお宅でバーベキューに参加していた田所さん。
夜遅い時間になって、明日もあるので…という感じで帰ろうとしたところ、LLR福田さんに
福田『へぇ~、そういう理由で帰っちゃうんだぁ~』
とか言われたそう。めんどくさいなぁ(笑)
田所さんは、『あんたみたいになりたくないんで』とか言って(笑)、その日はそのまま帰った。
そして、3回戦通過したという発表があった後に、福田さんから電話が。
『何受かってんだよ』とか、『お前らもそういう風になっちゃったんだな』みたいに、色々意地悪なことを言った末に、
福田『まぁ、でも、よかったじゃん』
田所『ふ、福ちゃん……』(笑)
ツンデレ全開の福田さん!
関町「オレにも、全く同じ流れの電話来たよ」(笑)
・福田さんからはそんな感じの電話が来ていたのに、一方アームの栗さんは、田所さんへのメールで、
『明日スロットどうする?』
田所「『え~!?』って。あの人、3回戦の当日の朝からスロット行こうとしてる!!」(笑)
関町「多分、色んな栗さんがいるんだよ」
田所「スロット行く栗さんと、3回戦行く栗さんって?」(笑)
・そこから、3回戦での裏話へ。
舞台袖の一方は出番を待つ人の列、もう一方の袖は出番が終わった人がハケる方だったそうで、
ライスの出番前、関町さんは出番を待つ方の袖にいたけれど、田所さんは小道具のセッティングがあるため、ハケる方の袖にいた。
すると、そこに出番を終えてハケてくるゆったり感が。
出番の時、まぁちょっとやらかしちゃっていたらしいゆったり感。
田所さんが中村さんに「お前らやらかしたな」と冗談っぽく言うと、
中村「ばかやろ。お前らがやりやすいように、わざとスベッてやったんだよ」(笑)
・関町「ゆったり感、シュールだった。誰よりもシュールだったんじゃない?」
あんなに芸人さんがいる中で(笑)
ゆったり感は、普通にコントやっても仕方ない、どうせだったら、ということでだいぶ攻めたネタをぶちこんできたそう。
関町「それが、全く功を奏してなかった」
・裏話は続く。
バナナのネタをやったそうで、いつもこのネタをやるときにバナナを買いに行く係は関町さんなんだけども、
今回お盆で、どこの八百屋さんも閉まっていたそうで!
自転車を漕いで、汗だくになりながらバナナを探して走り回ったと(笑)
そしてようやく見つけたんだけど、いつものあのキレイなバナナではなく、なんだかちょっと時間が経ってしまったもののようで、
つい「これしかないですか?」と言ってしまった関町さん(笑)
田所さんも
田所「わかる!そうなの!いいバナナの見極めがつくようになってきた」
プロになりつつある二人(笑)
ネタの中で、札束に見立てたバナナをカバンの中から「ほ~ら!」と言って両手で抱えるようにしながら取り出すところがあるのですが、
そこで持ち上げた瞬間、バナナが一本ポロっと房からとれて、コロコロ転がってしまったそう。
関町「オレ、飛んでったバナナ思い出したもん。ばななんばななんば~な~な~♪」
懐かしすぎる歌!!(笑)
そこで田所さんは、「もったいないことすんなよ」というアドリブでうまく乗り切ったのに、その後の関町さんが
「活きのいい札束だぜ」とわけわからないことを言ってしまったそう(笑)
田所「意味がわからない!」
関町「フォローになってないもんね」
・3回戦で何か思うところがあったらしく、
関町「他事務所にも面白い芸人さんいっぱいいるんだねぇ~」
いまさらそんな当たり前のことを(笑) 脱力する田所さん(笑)
そして、例として関町さんが挙げた名前が!
関町「うしろシティとかね」
……この時私はもう、あと一歩で椅子から滑り落ちてしまうんじゃないかというくらい驚きました。
まさか、関町さんの口から「うしろシティ」って言葉が聞けるなんて!
関町「あいつら面白いなぁ」
そして、あいつらと言ってしまってから、先輩か後輩か気になりだす(笑)
袖のスタッフさんが「多分だいたい同期」と答えると、
関町「同期かぁ、じゃあ仲よくしておいた方がいいなぁ」
何その基準(笑)
いやでも、本当になんとかして、ここのつながりが出来てくれないものでしょうか。
自分の好きな芸人さん同士の絡みが見れるのって嬉しいもんなぁ。
事務所が違って、交流する機会がないなら尚更。
・舞台裏では、カメラを持ったスタッフさんが色々なところにいて、密着VTRみたいな感じで、出場者の裏の顔を撮っている。
しかし、ライスのところに全然来ないので、
関町「オレ、ずっとジャルジャルさんの隣にいてやったよ!!」
田所さん爆笑(笑)
田所「だから、ずっとあんな変なところにいたのか!!」
ジャルジャルさんがネタ合わせしてる後ろにいた関町さん、多分VTRを見た人は「あいつ誰だ?」という状況になるんじゃないかと。
関町「Q10で学んだ映り込む術を使って!」(笑)
・舞台裏で、押見さんと関町さんは、
「オレら、いい歳して青春やってんなぁ!」と言い合っていたそう。
それを聞いて、冷やかな目で関町さんをみつめる田所さん(笑)
関町「でもそうでしょう?言ったら、甲子園みたいなものなんだから。この歳で、こんなにドキドキできることってないでしょ?」
田所「確かにそうだけどさぁ、それを押見さんとお前が言ってたっていうのが…」(笑)
本筋とは全く関係ないのですが、お二人から「ドキドキ」という言葉がたくさん聞けて、宇宙でクロールを思い出して胸がきゅっとなったのは、きっと私だけではないはず。
・とにかく浮ついていて嬉しそうな二人。
関町「どうします?決勝行っちゃったら」
笑う客席に対し、でも今年いけそうなジンクスがあるんだと。
マキシマムパーパーサム長澤さんに教えてもらったそうですが、ライスのKOC戦績は、笑い飯のM-1戦績と一緒だそうで。(1回戦落ち→2回戦落ち→2回戦落ち→決勝進出)
だからその通り行けば、今年決勝進出あるんじゃないかと。米つながり(笑)
関町「よしもとが、もう何年も前から、この計画を立てるために動いていたんだよ!!」(笑)
田所「だから今まで、わざと落とされてたのか!!」
……だといいですねぇ(棒読み)
・そして、決勝の舞台でしずると戦ってみたいという話も。
田所「しずると戦うって、ライバル対決みたいで、テレビ的にも面白いよね!?」
関町「テレビ的には面白くねーよ!舞台のお客さんは面白いかもしれないけどさぁ」(笑)
でも田所さんは続けて、どうせ全くの無名を上げるんだったら、しずると同期でライバル関係の自分達を上げれば……と言い出し、
そして客席に向かって
田所「まぁね、いやらしい話ですよ?」←この言い方~!!
文字にしても全く伝わらないことはわかっていますが、茶番スイッチがカチっと入ったのがわかって面白くて(笑)
ストーリー性があってテレビ的にも面白いんじゃないかとか、なんだかんだ言ったところで、
田所「あ~れ?オレら調子乗ってるなぁ」
乗ってますね^^
でも本当に、決勝の舞台でこのライバル対決を見たいなぁ。
・準決勝は4分。何のネタをやるかまだ決まっていないそう。
田所「なにやりましょうかねぇ?」
4分ネタいっぱいある、と。今まで出来なかったから。
(そうですよねぇ、本当にそうですよね。去年2回戦で落ちた時は3分ネタだったので、4分だったらもっと色々あるのにと何度思ったことか…)
関町「じゃあ、そういうネタ全部混ぜてやる?」(笑)
田所「衣装どうすんの?」
関町「いろんな部分部分でつぎはぎして」
それはもうそういうネタがあります(笑)
・KOCの話は一段落して、夏っぽいことした?という話に。
田所さんは、栗さんたちと一度バーベキューした。
関町「けどそれも結局スロットでしょ?」
深夜にバーベキューの後、朝からスロット打ちに行ったそう(笑)
一方関町さんは海へ。
メンバーは関町さんと、カナリアボンさん・囲碁将棋太一くん・2700ツネ・トレンディエンジェルたかし。
田所「なんでそんなメンバーで行ったの?全然海が似合わない」(笑)
海で楽しく遊んでいたのに、帰り際、若い男の子たちのグループに絡まれてしまったそう。
ボンさんが顔を指されて、「カナリアじゃん。なんか面白いことやってよ!!」と、めんどくさい状況に。
絡んだらややこしいことになるので、「いいよ、行こう行こう」とみんな無視していたんだけれども、すると「何もできねぇのかよ。面白くねぇな」みたいなことを言い出した。
とうとう我慢できなくなった太一君が振り返って、
『お前らなぁ、ボンさんがつまんねぇとか言うなよ!!ボンさんだって一生懸命やってんだよ!!』
関町「なんか、ボンさんが本当に面白くない人みたいな風になっちゃって…」(笑)
・ここからは企画に。
まずはそのきっかけとなった、一通のファンレターを紹介。
愛知に住んでいる子で、ライスが好きなんだけれども、遠いからなかなかライブに行けないし、お金もなくて泊まるところを探すのが大変だと。
ということで、その子の参考になるように、東京で泊まれる一番安い宿を探してみた。
そして実際にライス二人で泊まってみて、どんなところか検証してみようというVTR。そのお値段、なんと1泊1700円!!
関町「なんなら、1700円でもちょっと高かったよ。オレ途中から腹立ってきた」(笑)
ここからはその内容を、箇条書きでざくっといきます。
・場所は南千住。駅から徒歩15分。
幹線道路に面していて女性でも安心。
・宿の入り口の植木は伸び放題
・宿に入り、おかみさんと話をしているときに、横に開くような受付の小窓のドアをバタンと閉じる関町さん
・廊下には冷暖房付きだが、部屋は扇風機(田所「普通逆じゃない…?」)
・泊まる部屋の名前は「竹」。
2畳しかない。
ライス二人で入ってみるが、天井に頭がついてしまう。普通に立てない。
・田所「宿と言えば、景色でしょう!」と言って窓を開けるも、そこには壁と給湯器
・部屋に入るドアを、右にスライドさせると、二人が今いる「竹」の部屋になるが、
左にスライドさせると階段が出てきて、その上はロフトになっており、他の人が泊まっている!
関町「これ、上に入ってみてもいいですか?」
おかみ「うん、人が泊まってるけど、今帰ってこないからいいわよ」
田所「いいの!?」
・一応廊下に給水機もあるが、コップがない
おかみさんに言うと、普通におかみさんと息子さんが普段使っているコップが出てくる
水もなんだかくさい(関町さん談)
飲んでいるフリをして全部こぼす田所さん
・トイレの貼り紙には、「侵入者がいるとみられます。気を付けてください」みたいなことが。
・部屋に入って寝てみるも、足を真っすぐ伸ばしたらおさまらないので、Lの字になって寝る田所さん
・あとから入ってきた関町さん、「これは……何の字になればいいの??」
結局、田所さんの足の上に空いているスペースに、身をかがめて入り込む関町さん
・最後に案内してくれたおかみさんと別れる時に、なぜかハグする関町さん
田所「すいませんね、こいつ、テンションあがるとこういうことやっちゃうんですよ」
おかみ「そうなの?でも、私はこういうの大嫌いだから」(笑)
おかみさんがかわいらしくて、つい色々いたずらしたくなっちゃった関町さん(笑)
田所「まぁこれでね、みなさん東京で泊まる時に参考になるかと思いますから」
関町「時々侵入者もいるみたいですけどね、にぎやかでいいんじゃないですか」(笑)
・そして最後にプレゼント。
前回の単独で、せっかく作ったのになぜか販売されなかった、単独Tシャツとリフレクターを、それぞれ35人に、
そして外れてしまった人には、ロケの写真をプレゼント。
全員に何かしら提供してくれる心意気が嬉しかったです。
・そして終演。次回は未定ですが、もしあったらぜひ来てくださいという感じで。
関町「26日、頑張りますんで。期待しててください」
しびれるような心強い言葉を残して、舞台は暗転したのでした。
こんなライスを見るのは、初めてかもしれない。
そう思うくらい、心底二人が楽しそうで、嬉しそうで。
今までだったら、自虐っぽさで笑いをとっていたけれど、そうではない。
「決勝行っちゃったらどうしようか?」なんて言ってきゃっきゃ笑っていたけれど、それは自虐のニュアンスではなくて、本当にそうなったら嬉しいという、もはや夢物語ではないところまで近づいてきているということが感じられました。
今改めて思うと、去年はやはり、無理していたところが多かったのではないかなと。
去年、2回戦で落ちてしまった後、彼らは色々な自虐ネタをおっしゃっておりました。
「僕らは漫才師ですから」とか、「本当は出ていない」とか、「ライスは落ちてカレーは受かった」とか……。
ボケであることはもちろんわかっていますが、はっきり言って全然面白くなかったし(すいません・笑)、本当はこんなところで終わるはずの人達じゃないのに。
そして今回、やっぱり当たり前のことだけど、去年より今年の方が心底楽しそうで、同じ笑顔でも全然違って。
芸人さんだから、結局何でも笑いにしなければいけないけれど、やっぱり去年は難しかったんだろうなあということを、今になって改めて感じました。
そして私自身も。
去年の京橋単独の後、こう書いてしまいました。
「こんなこと言ったら怒られてしまうかもしれませんが…。
KOCで評価されなくたって、別にいいじゃないですか。」
この気持ちが、まるっきり嘘だとまでは言いません。どこで評価されるされないにかかわらず、彼らの面白さは変わらないと思っているので。
でもやっぱり、評価してくれる人が多いに越したことはない。それほど嬉しいことはない。
本当は評価されてほしかった。本当は悔しかった。
本当は、なんでこんなにすごいコントをする人達が落とされてしまったんだって思ってた。
その気持ちに必死で蓋をして、悔しさを閉じ込めて、がんばってがんばって、見ないように、忘れるようにしてきた。
今回、やっとその複雑な気持ちから解放されたような気がしました。
私はどうしても、関町さんが最初におっしゃった言葉が頭から離れません。
「みなさん、すみませんね。今まで肩身の狭い思いをさせてきちゃって」
……今まで、ライスを好きになって、悔しいことや悲しいことはたくさんありました。
でも、肩身の狭い思いをしたことはありません。
昔も今も、この人達がずっと大好きです。
ライスのこと、好きでいてよかった。