甘酸っぱい日々

面白くても何ともならない世界で 何とかしようとする人達のために

漫才5・コント5 (2016/2/29)

2016-02-29 23:30:00 | ライブ感想♪
本日はK-PROさんのライブ、漫才5・コント5へ行ってきました。
出演する芸人さんみんな豪華で、ネタもたっぷり長めにやってくれて、
さらにここでしか見れない即興ネタ企画もやってくれて、本当に満足のライブでした。
贅沢な時間だったなぁ。

ライスのネタは「骨折」。
初見のネタを見る時にはやっぱり、最初の「これはどういう仕掛けだろう…」っていう探る時間から、
じわじわとシステムがわかってきて、「そこかー!」と唸らされる瞬間がたまらない。
今回もその瞬間を楽しませて頂きました。
以前見た、結婚の挨拶のネタと似た構造だなぁと。
田所さんが振り回される系のネタは、田所さんが戸惑ったりびっくりしたりして,
表情がコロコロと変わるのがとてもいいですね。
時には、ネタ中に笑っちゃうところもあって。
大して関町さんは一切表情を崩さず、口元が緩むことすら全くない。感情が見えない。この対比が素晴らしい。
関町さんって、演技をする際の感情を表出するメーターってどうなってるんでしょうか。
怒りを全開にして、感情の表出を100%にする時もあれば、まるでロボットのように0%にする時もある。
このネタはその振り幅を楽しむことが出来てとてもいいですね。特に後半の、感情が見えてこない不気味な感じ。

今日は本当にどのコンビも面白かったのですが、漫才組ではヤーレンズが特にとても好みでした。
飄々と喋っていて、「面白いこと言いますよー」みたいな力が入っている感じが一切ないのに、
ドカンと大きな笑いの波がやってくる感じ素晴らしい。
気楽に見れるのに気付いたら爆笑している、新感覚の漫才です。

コント組ではジグザグジギーとラブレターズが最高に面白かったです。
ジギーはハエ取りの名人。
息つく間も与えないくらいの畳みかけで、笑いすぎて苦しくなりました(笑)。
ラブレはスタバ。彼らの作り出す世界にぐいぐいと引きこまれました。
塚本さん演じるお父さんが変な人なんだけど、どこか愛着を感じるキャラクター。

コーナーは、今日の出演者の名前が書かれたくじを引いて、即興でネタをする。
2組目で、LLR伊藤さんの次に関町さんのくじが出る。
「何も代わり映えしないじゃんー」ということで、もう一人引いてトリオにすることに。
そこで出た塚本さん、メンバーの並びを見て、
塚本「これ、出張幕張ですか?」(笑)
そんな3人のトリオ名は、『笹塚幕張ファクトリー』。お題はオークションのコント。
MCのLLR福田さんの、「オークションなんだったらジグザグジギーに出てほしかったよー!」という叫びもありつつ(笑)。
伊藤さんが先導して行くネタで、かわされた不憫な表情の塚本さんが光っていました。

3組目のコンビは、三拍子高倉さんと田所さん。
コンビ名は2人とも名字が「た」から始まるということで『ダブルた』(笑)。
お題はおとぎ話で漫才。お互いツッコミせず、ボケをなすりつけあうという新感覚の漫才(笑)
  田所「おとぎ話といえば、ねぇ、何がありますか?」(自分で言わないで振る)
  高倉「例えば、桃太郎・浦島太郎・山本太郎」
  田所「……確かにねー」(つっこまない)笑
  高倉「現代版の桃太郎を作りたいと思ってるんですよ。名前は何がいいと思いますか?」(振る)
  田所「……桃次郎」(笑)
  高倉「……確かにねー!」やっぱりつっこまない(笑)


エンディングでは、MCの福田さんが、ジグザグジギーの2億のコントを生で見たことがないということで、
池田さんを客席に座らせて本当のオークションのように2億のネタをやることに。お客さん参加型(笑)。
嫌々の池田さんに対して、なぜかノリノリで楽しそうな宮澤さん(笑)。
始めてみたはいいけれども、お客さんがなかなか「2億!」と言わないため、しびれを切らして立ち上がる池田さん。
池田「ちょっと早く言ってくれない!?『100万!』『150万!』じゃなくてさぁ」
芸人さんみんな大笑いしながら、「まだ!」「もうちょっとだから!」などと言って再開(笑)
ついに2億!と言ってくれたお客さんがいて、池田さんがあの顔で振り返る。
しかしオジオズ篠宮さんがその後「5億!!」と言い始めたのでした(笑)。
福田さん、初めて見れて良かったですね(笑)。
こうやって、この場でしか見れないレアな平場が見れるのもとても嬉しかったです。